見出し画像

眠りについて(環境, 入眠対策, 目覚めの原因)

環境

みなさんの寝室はどんな環境下でしょう?
私の家では子供が小さい事もあり、全員で雑魚寝をしている。
その寝室は1階なので防犯上から雨戸を常に閉めている。
なので電気を消すと昼夜問わず暗くなる。
この部屋にはエアコンがついているので、太陽光の入らないこの部屋では空調効果が上がって寝るには都合が良い。
暗くて日の光が入らないし、バッチリ効く空調で快適に寝られる。

しかし、いま私はこの寝室で寝ていない。
2階の別の部屋で寝ている。コロナによる隔離のためだ。
2階はエアコンがないので、夜寝る際は2箇所ある窓をどちらも網戸にして寝ている。
ちょっと不用心かもしれないが、たとえ夜でも6月から9月の彼岸頃までは暑くてとても寝ていられない。

この2階での睡眠(夏の間)は不快そのものだが、この部屋で寝ること自体は悪いことでないと知った。
夜になっても周囲には音が満ち溢れていることに気がついた。
夜は目よりも耳に頼ることになるからか(漢字でも「闇」、「暗」は「音」が含まれているね)、音の中にどっぷりと浸っているような感覚になる。
その充満している音の大部分を占めるものは、この9月の間は虫の音。
この虫の音が気持ちがいいのだ。
寝る前のくつろいでいる時に、部屋を暗くして虫の音を聞いていると心が和む。

睡眠を妨げるもの

しかし、音と言っても「これは勘弁だな」と言うものがある。
それは話し声。もちろん外から聞こえる部外者の声だ。
夜更けに通りを行く人の話し声が一体以上に大きかったり、話している時間が数分以上になると途端に起きてしまう。
しかもただ起きるだけでなく、注意警戒モードに体が移行してしまう。
昼間はあまり気にならないものが、夜はとても気になるものへ変化してしまう。


ちなみに前の道路を時折通過していくクルマ、バイクから発せられる音はあまり気にならない。
私の自宅そばには夜に貨物列車の通過する線路があり、貨物列車走行音も踏切の音も大きめに聞こえてくるが、これもすぐに慣れてしまう。
人工的であっても環境音は気にならなくなるのだ。
なのに人の声だけは慣れない。
hear と listen の違い、聴くことに集中してしまうためか。


このように自宅付近にて長く立ち話する人というのは稀なケースではあるが、日常的に夜でも携帯電話で大きめな声で話しながら夜更けの街を通り過ぎていく人は案外多く、その度に起きてしまうのは困ること。
2階で寝始めた初夜は何度もこれで起きてしまった。
開け放して網戸にして寝ていると一瞬だけでも起きてしまって、十分に眠れなくなってしまうことがわかった。
空調を効かせた締め切ったいつもの部屋では、いかにしっかりと眠れていたのか、それがよくわかった。

入眠対策

どうしたら起こされずに眠れるかなと考えていたが、一つ案を思いついた。
それはラジオをつけて寝ること。声でもって声を制するわけだ。
実際に試してみたらこれがなかなかうまくいった。
ラジオから流れる人の声が、外からの人の声に誤魔化しを施す。
それからは入眠移行時には必ずつけるようにしている。


付けるラジオの番組について。
どの番組でもいいということではない。
私がつけている番組はNHKAMのラジオ深夜便だ。
他民放局では番組スタッフの内輪話による急な笑い声や騒々しい話ぶりが目を覚まさせる要因になるが、NHK放送内容にはそのような鬱陶しさがないのでよく眠れる。
でもこれは好き好きがあるところだろうね。

目覚めの原因

このようにラジオをつけることで明るくなるまで寝られるようになった。
「明るくなるまで」である。
朝7時くらいの明るさまで寝られる、という意味ではない。
日の出少し前の、照明なしで周囲が判別できる明るさを指す。
この時に一瞬起きてしまっても、そこですぐに寝れば目覚ましの時間まで寝ていられる。しかし一旦起きるというのが困るところだ。
これは習慣になってしまう。


でもこれは悪い習慣ではないので、あえて修正しなくてもいいかも。
それに、明るくなってくれば起きてしまうというのであれば、日が短くなれば自然と起床が遅くなっていくということだ。この先の時期では解決だ。
逆に日が長くなっていくのなら・・・・思い切って朝方に生活を変えてしまえばいいことだ。
21時に寝て4時に起きるような生活をすればいいのだ。

月光

先ほど明るさの話をしたので終わりにもう一つ光の話を。
光とは月のこと。月が出ていると夜でもそれだけでかなり明るい。
月はこんなに明るいものなのだと気付かされる。
さらに、月は明るさをもたらすだけでなく、月明かりで照らされた「色」が独特な色合いを出して美しさも出すように思える。
部屋を暗くして月明かりに満ちた外を見ていると、見慣れたはずの景色が異世界のように感じる。ついつい見惚れてしまう。

マッカーサー道路 ,  東京都港区 


はるか過去の時代、他に明かりがない中で、月明かりに照らされた相方異性はさぞ美しい存在として瞳に映ったことだろう。
月明かりの下で異形の化け物や百鬼夜行を見かけたなら、それはより恐怖する存在に見えて恐れたことだろう。
昔から人類が月明かりに照らされた光景を見て美しいと思っていたのなら、それは今を生きる我々が同じような光景を見て感じ取っていることと同じかもしれない。
40億年前のジャイアント・インパクトによって地球から分離して生成されたという説が存在する月。
そんな月というものを見て、古の人たちと時間を超越して感覚が繋がるのかと思うと素敵だなと思う。
そして、美しいなと思う月明かりの世界を見て気分よく寝ることができれば、いい夢を見られるし次の日の目覚めにもいいこととなるのだろう。

月齢27.8  ありあけのつき(有明月),   2022/1/1   AM5:43

ここまでありがとうございました。
良い夢を見てくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?