②高く飛ぶほど風は強い?社会的立場と孤独のジレンマ
今日は高いビルの屋上にとまって、ぼーっとしてた。
スーツ姿の人間たちが忙しそうに歩いてる。
立派そうに見えるけど、よく見たらどこか窮屈そうやなって思った。
立場が高い人間ってほんまに自由なんやろうか?
吾輩が思った点は3つ。
1つ目は、発言の不自由さ。
偉い人ほど「自分の立場を守るためにもこれ言ったらどう思われるか」って悩むみたいやな。自由に発言しない分、他人に配慮してるみたいやけど、それは良い人を目指してるのか、はたまた都合の良い人になっているのか…
なんか窮屈やな。
2つ目は、相談相手が減ること。
悩みがあっても「相談したら弱みを握られる」って思う人、多いみたいやな。そんなことないのにな。って空からみてて言いたくなるわ。
また、上に登れば上るほど一緒にいてる仲間も減っていくんやな。
そりゃ、どんどん相談相手もいなくなるし、孤独感も増すよな。
吾輩も風が強いときは飛ぶのが大変やのに、1人で頑張る人間たち、
ほんまに不思議やで。
3つ目は責任の重圧。
立場が高くなると、どんな小さなことでも責任が伴う。社会的期待や周囲の目もあるし、肩書きや地位だけで判断されることもある。
肩書きや地位があれば、減点方式で判断されることもある。
それに見合ってなければならないというプレッシャーや重圧はとてつもないものではないか?
まぁ、吾輩は人間を『人間』としか見ていないがな。
最後に、吾輩はカラスである。
だから人間の1人1人の悩みを理解するのは難しいのかもしれない。
今回のテーマの社会的立場の高い人は失うものが怖くて自分を追い詰めてしまう人間もいる。
だが、
吾輩から伝えたいことがある。
高いビルのてっぺんまで登った人間が、「ここから飛び降りたい」って悩んでることがあるんやって。
でも空から見てたら、ビルを降りる階段はちゃんとあるのにその選択も忘れてしまうくらい余裕がないって悲しいやん。
カラスはもっと自由に生きてるぞ。
自分の選択を怖がらずに、辛いときは無理せず他の居場所を見つけたり、誰かに相談したり、近くのカラスに話しかけてみてほしい。
「高く飛ぶほど風が強い」ってよく言うけど、どうなんやろうな。
自由ってなんなのか考えるのも面白いからみんなも考えてみてな。