社内でゲスト講演を聞いた感想
社内で講演があった。感じたことをつらつらと。完全に自分のための記録。
要約
「パフォーマンスを発揮・ポテンシャルを引き出す」といった内容がテーマであったのだと思う。たぶん。
「たぶん」と言ったのは、講演の内容が感動的な事例(スポーツ選手や子供等)ビデオがふんだんに盛り込まれ紹介されていたのだが。この事例紹介があまりに多すぎて、メッセージ性が薄まってしまったように感じた。具体的な行動や思考のヒントが得られなかった。
講演を受講した率直な感想を一言で表すと、「違和感」。人が一生懸命な姿は感動を誘うが、感動の気持ちを煽ることで終わってしまった印象を受けた。また、可能性を引き出す対象として子供を挙げていたが、ビデオ事例を見ることで、子どもを感動の道具として消費しているように感じてしまった。
ただ、講演を通して自分の感情を改めた結果、感情に振り回される自分が嫌いだ、という自身の価値観に気付くことができた。また、子供は守るべき、可能性を引き出してあげなければならない、という論調に同意しかねる自分の価値観に気付くことができた。
明文化された自分の価値観(上下関係がなく、理性的で安全な関係性築くこと)を実生活に反映させ、関係性をより良くしていきたい。
1.講義に対する感想
感動的な動画を次々と見せられ、感動はもちろんしたけれど、その感動動画を見ることで何を訴えたかったのか。よくわからなかった。
感動的な事例紹介ビデオをたくさん見た。 どれも心を打たれたし、感動的だなと私も感じたが、 彼らは自分のために頑張っているのであって、 私を感動させるために頑張っているわけではない。
感動という心を大きく動かすパワーで、「何か学びを得よう」とする気持ちを吹っ飛ばされてしまいそうになり、心を冷静に保つことが難しかった。
また、こういったビデオが自分の前で繰り広げられるという事実に、作為的なだと感じてしまった。
感動すること自体は否定しないが、講演から具体的なアクションのヒントが得られず残念に感じた。
ちょっと情動的すぎて…う~ん…て感じだった。この苦しさ、言語化したい。というところから感想の掘り下げが始まる。
2.自分自身への気付き
これらの経験を通して私は、 その時の感情に振り回される自分があまり好きではないのだな、ということに気がついた。
また、講義の中では 子どもの可能性を見出そうというメッセージがあったが、それと同時に「子どもは守ってあげるもの」「子どもの可能性は大人が引き出してあげなくちゃ」「 大人の力がなければ子どもの力は引き出せない」。
そんなメッセージにも取ることができるように思ってしまった。
ビデオに登場する子ども達を、感動の道具に使って消費していないか?と疑問に感じた。
3.自分の価値観を深める
自分が感じたこの違和感を大事にし、次のステップに繋げたい。
そのためにまず、この違和感を言語化したい。
そして、自分の価値観を明らかにして、 自分の人生に反映させていきたいな。
今回あぶり出した価値観、言語化したらこんな感じ。
安全な関係性を築くための、理性的な態度を保つこと
上下関係がなく、フランクな、安全な関係性が築かれている状態
きっと関係性にはゴールというものはなくて、 きっとどこまでも改善し、 より良くしていくことができるんじゃないかなって思ってる。
今できている良いところも改めて見つめて継続しつつ、 まだ意識が及んでいないけど、もっと良くできるっていうところにも目を向けて、探していきたいなと思いました。