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【読書ログ】GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代@社内の読書会

GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代
アダム グラント (著), 楠木 建 (監訳)
https://amzn.asia/d/0bEIU1wO

3つの読書会に、平行して参加しています。社内で部活制度が発足した際、会社の金を使って本を手に入れたい!というモチベーションで立ち上げました部活で、その読書会の選書本です。その時つけていた感想の走り書き。そのうち統合してまとめたい。

今回は、「ペア読書」の方法を採用して会社の同僚と実施しました。
ペア読書のハウツーはこちらご覧ください。

ペア読書の感想

  • はじめての「30分全力で読んで感想を共有する」という試み。
    382ページもの本を30分で理解するのは無理なのでは?と戦々恐々。
    予め目次と監訳者の「はじめに」だけは読んだ上で挑んだ。

  • 朝、始業前に約束するのは新鮮でワクワクした。(朝7時開始して、1時間読書会して8:30~始業。)

本の感想

  • 私の社内での学習会部活動でのリーダーとしての振る舞いはギバーに近いなと思った。

  • 「入社時はテイカーだった」のペア読書パートナーの言葉にそうだよな、みんな最初はテイカーだよなと気付かされた。

  • 親子関係もギバーとテイカーはあてはまる。
    (基本的には親から子にGiveするものだけど、虐待関係とかあると反転する。)

  • 一人の人間が「Giver」「Taker」「Matcher」と3分類されるのではなく、みんなそれぞれの要素を持っていて、置かれた環境や相手によってGiver的な振る舞いをする人になったり、Taker的な振る舞いをし易くなったりする。
    ⇒私に対してTaker的な態度を取る人も、私以外の誰かにはGiverである可能性が高い。

心に残ったフレーズ

  • アドバイスを求めることで、相手に自分事化させる
    →「人はコストをかけた分愛着が湧く」。CRファクトリ―のコミュニティマネジメント塾でも聞いて、心に残っている。実体験からもそうだろうなと思う。

  • 周囲からサポートを得ることこそバーンアウト症候群の特効薬 やはり支え合う互助的な場、心の拠り所がもっとあった方が良い。

  • 寛大なしっぺ返し
    Takerと対峙する時は、自衛のためにMatcherになるのがいい。

  • パート7「気づかいが報われる人、人に利用されるだけの人」
    全体的に、心に留めておく必要があると感じた。自分の血肉骨としたい。

  • パート8 人を動かし、夢をかなえる「ギブの輪」
    困っている相手の中に自分自身を見出す。つまり、実際には自分を助けている。与える時はたいてい、相手に得をさせたいと言う欲求と、自分自身も得をしたいと言う欲求が複雑に混ざり合っているのだ

まとめ

  • Giverは生きるという営みの中で、自分の意義を突き詰め、他者志向性の「WHY=何のため?」を考え抜くこと。
    恋人関係、家族関係、社内での関係(小さな部門として、会社全体として)、地域コミュニティとして、社会として、地球全体として。
    「他者」スコープが広くなればなるほど、「何のため」もどんどん広くなる。

  • 他者思考性の「何か」を実現することは、人間としての幸福を得ることである。それは、他者スコープが広がることで、自分が得られる幸福感も大きくなるという事なのだろう。

  • 一人の人間が「Giver」「Taker」「Matcher」に完全に3分類されるわけではなく、各環境や相手との関係性、その時の自分の立場によって振る舞いが変わりそうだ。だとしたら、私はみんながGiver的に振る舞い易いような環境を整えられるような自分でありたいし、将来的にそういう力や立場を得たいと思った。

長々と書いてしまいましたが読み物としても面白かったです。ウィットが効いてて。暇つぶしに読むみたいなスナック感覚でも十分楽しめちゃう内容だったなって思いました。

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