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バイクとちっちゃい椅子。ちょっと前のベトナムらしい街の風景

シンチャオ! ベトナム好きのわん吉です。

今から10年ほど前にホーチミンに暮らしていたわん吉、今も懐かしく思い出すベトナムらしい街の風景があります。

最近は街も開発されて様子も変わってきているようですが、ちょっと前のノスタルジックな街の景色を、皆さんにもお裾分けさせてください。



バイクはみんなの移動手段

ベトナムといえばバイクでした。今は車も増えていると聞きますが、10年前はこんな感じ。一家に一台ではなく一人一台のバイク天国で、道路はいつもバイクであふれていました。

ラッシュアワーのホーチミン中心部。排気ガスを吸わないよう、みんな布マスク

家族でお出かけの時には、お父さんのバイクで。前後に家族を乗せ、時には子ども二人を股の間に乗せて、家長のお父さんは運転するのでした。

そういえばバイクはゆっくり走っていました。時速30kmくらいの印象

山ほどの荷物を乗せた、移動コーヒー販売のおばちゃんたち。通りのどこかで人が数人集まれば、すかさず登場して「コーヒーあるよ〜」と声をかけます。

バイクにまたがりながら、仲間のおばちゃんとのおしゃべり。巧みにバイクのバランスを取りながらのリラックス感に脱帽。

水たまりなんて全然気にしないよ〜


バイクの上でくつろぐおじちゃんたち

バイクがない人の移動手段はバイクタクシー。今はアプリで手配するGrabバイクが主流かと思いますが、当時はセ・オムという自営のバイクタクシーがありました。

フリーランスドライバーのおじちゃんが、自分のバイクにお客さんを乗せて目的地に行くというもの。タクシーよりも安く、渋滞もジグザグ走行してすり抜けてくれるので、みんなよく利用していました。

セ・オムのおじちゃんは客の呼び込みに積極的で、道路脇を歩いていると、「セ・オーム!セ・オームはいらんかね」とよく声をかけられました。

そんなおじちゃんたちの休息のひととき。バイクの上で絶妙なバランスを取りながら昼寝をし、新聞を読む。その自由な生き様に不思議と惹きつけられたものです。

ドンコイ通りによくいたおじちゃん
家のリビング並みにくつろいでいるおじちゃん


ちっちゃい椅子でくつろぐ

ベトナムの椅子はちっちゃいです。日本の銭湯のケロちゃん椅子よりはやや高いですが、それでも低い。そこにみんな座ってくつろぎます。

こちらはランチ後のカフェタイムを楽しむ会社員のメンズ。冷たいベトナムコーヒーのカフェスアダーなくして、彼らの休憩時間は終わりません。

ちっちゃい椅子はたいてい赤。ときどき青
地面に置かれたプチテーブルはさらに低い

人気のローカル食堂は、店の前にも椅子席を用意していました。

2階にも席があるけれど、みんなちっちゃい椅子が好みなのかな?

路上販売のおねえさんファミリー。なんだか楽しそうで、いいですね。ちっちゃい椅子には子どもたちが座っていました。

キッズにはちょうどいい⁉︎


ちょっと前のベトナムらしい街の風景をご紹介してみました。今はどんなになってるかな?そろそろホーチミンに見に行きたいな、と願うわん吉でした。


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