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Vol.14「地域資源」と「地域連携」に向き合うワークショップの開催

こんにちは!富良野市地域おこし協力隊の加藤です。

今回はここ数週間、地域の皆さんと実施した2つのワークショップについて振り返りたいと思います。それぞれ異なるテーマではありましたが、どちらも「地域をより良くするためにどう動いていくか」を深く考える機会となりました。

地域資源を「価値」に変える

一つ目のワークショップは、富良野圏域(上富良野町・中富良野町・富良野市・山部地区・南富良野町・占冠村)の商工会青年部を対象に、「地域資源の活用について」というテーマで実施しました。

実際に山部にある「温水ため池」や「ホタルの池」を見ていただきながら、これらの地域資源をどのように活用すればいいかを考えてもらいました。

ホタルの池を観察している様子

ポイントは、地域資源を「価値」に変えるという視点。ただ、地域資源があることを訴えても、人には響きません。
地域資源をいかに価値として提供することができるかによって、魅力的な資源に変わります。
例えば「冷たい水」を売る場合、真冬の公園では需要は少ないかもしれませんが、真夏の猛暑の中であれば大きな価値を持ちます。同じものでも、届ける「場所」や「タイミング」、「伝え方」によって、その価値は大きく変わるのです。地域資源も同じで、「誰にどう見せるか」「どう文脈を作るか」が重要です。

アイデアとしては、「温水ため池を活用したサウナ施設」や「ホタルの観察小屋」、「景色を楽しめるジップライン」など、さまざまな案が挙がりました。

参加者の皆さんにとっても、各地域で資源を「誰に届け、どのように活用するか」を考える良いきっかけになったのではないかと感じています

地域との連携を深める

二つ目のワークショップは、山部地区の活性化を目指して立ち上げた「山部活性化推進部会」の中で実施しました。この部会は地域活性化の旗振り役を担い、新しい拠点づくりにおいて地域の連携が不可欠という観点から、「どう協力し合えるか」をテーマに議論しました。

ワークショップの様子

新しい拠点をつくるだけではなく、住民が協力し、一緒に施設をつくる・盛り上げることで、訪れる人にとっても地域にとってもかけがえのない場所になると思います。そこで、「どうすれば地域の人々が主体的に関わり、継続的に支え合えるか」を具体的に考えてもらいました。

アイデアとしては「協力農家さんによる収穫体験の受け入れや地元食材の提供」や「地元ガイドさんによる自然や野生動物観察ツアー」、「冬季のアクティビティとして、スノーシューやスノーモービルの体験レクチャー」など多くの案が挙がりました。

また、話し合いを通じて、山部地区が持つ魅力や地域資源を活用する可能性について、多くの意見が共有されました。

このワークショップを通じて、地域で協力し合う方法はもちろん、連携の大切さや一緒に作り上げていくんだという意識の強化ができたと思います。

最後に

今回の2つのワークショップを通じて、「資源を価値に変える」視点と、「地域住民が協力して取り組む」重要性を再確認しました。これら取り組みが山部地区の活性化に繋がるようまだまだ周りを巻き込みながら頑張って行こうと思います。

今後とも富良野市山部にご注目ください!

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