細かすぎるけど伝えたいソンジェ背負って走れ1話目
はじめに
韓国ドラマ「ソンジェ背負って走れ」を各話シーン毎に細かく壁打ち副音声的なノリで綴る備忘録です。
特に考察などはせず、ダラダラと思ったことを書きます。
何周か視聴後の滾った勢いそのままに熱々の鉄を打ちたくてたまらん先走り鍛冶屋状態になっているため、まとまりのない脱線だらけの雑メモになる予感しかしません。
1話から順番に投稿予定ですが、ネタバレ全開で先の展開もガンガン言及するため全話視聴してから閲覧いただければと思います。
(約1時間×16話ですが途中ダレることなくずっと面白すぎるので実質一瞬です)
1話「私の星」
1-1
2009年7月22日、61年ぶりの皆既日蝕に世間が沸く中、病室で空虚な眼差しを浮かべながら母親に足の爪を切ってもらっている下半身不随の主人公イムソル。
大部屋で流れているラジオでは新人バンドグループECLIPSEがゲストとして招かれており、番組内のクイズ企画でメンバーの一人、リュソンジェが電話をかけると、ソルの携帯が鳴り響いた。
唐突な問いかけに困惑し、一方的なプレゼントに嘆き怒るソルにソンジェが「ありがとう、生きててくれて」と言葉をかける。
ソル、2008年の9月に入院してからおそらくずっと病院生活を送ってるんですよね…本来の太陽のような明るさを全く感じさせない絶望を湛えた静かな眼差しが印象的です。
ECLIPSEの面々はデビュー直後のフレッシュさに溢れており、演じてる方々はこの後出てくる売れに売れまくってるスターと同じ人物と思えないほど本当に初々しい新人感が出てます。
ロビーで打ち合わせしている少女時代のユリにテンション上がって背中にサインねだるインヒョク、これから本当にプロとしてやってく気あるのかいきなり疑わしいレベルのヤバいミーハーっぷりを発揮してますが、2009年頃って少女時代本当に人気ありましたからね～～。
うちも家族が来日公演行くくらいハマってたからわかります…ついこないだまで男子高生だったインヒョクもそらテンション爆上げですわな！
ECLIPSEは蝕という意味らしいので冒頭の日蝕とかかってるんですね。
十代のインヒョクがどんな経緯で命名したかわからないんですけど、こう蝕むという意味といいちょっと高位魔法感ある響きといい、めちゃくちゃかっこいいバンド名思いついちゃったぜ…と察することができてとても良いですね…
そしてソルの人生を一変させることになり、ソンジェのファンとなった後も貴重な情報源となるラジオ番組である「テンテンと友達」、森田一義アワーみたいな感じでDJのお姉さんがテンテンなんですかね。来来キョンシーぶりに聞く名前だな。(ヤングついてきて)
初見ではちょっとわからなかったんですけど、この番組内の企画はどうやらランダムに電話をかけて出た人にクイズを出す類のものみたいですね。
ソンジェの前にかけたインヒョクはどこかのおばあさんが出て、答えは外したものの高麗人参をゲットしたと。
事前に応募してない明石家サンタみたいな感じですかね。
番組知らない人からしたらイタ電としか思えないから放送事故も楽しむ気概じゃないと厳しそうだな…テンテンさんもソルが怒った時にわりと冷静に返してたから事故慣れしてるのかもしれない。
1-2
2022年12月31日、ソルは入院中にラジオのメッセージを通して生きる希望をもらって以来、長年ファンを続けているソンジェがボーカルを務めるバンドECLIPSEのコンサートに初めて出かける。
会場に着き、友人と合流して入場前の時間を楽しんでいたが、以前インターンを希望して応募した映画製作会社から連絡があり、開演には間に合うだろうと急遽面接に向かうことに。
採用担当の男性と面会したところ、オフィスはエレベーターなしの２階にあるため結局車椅子を理由に断られてしまい、就職はかなわなかった。
気を取り直し急いでコンサート会場に戻るものの既に開演しており、チケットも道中で紛失してしまったソルは入場できず、漏れ聞こえる歌と演奏に歓声を上げながら一人ライブを楽しんだ。
コンサート終了後、帰途でスマートフォンが落下して電源が付かなくなってしまい、漢江の橋を渡っている最中に電動車椅子も動かなくなってしまう。
大晦日の雪が舞い散る極寒の空の下、不運続きで立ち往生してしまったソルの目の前に人生最大の推しであるリュソンジェが現れ、彼女に傘を差しかける。
ソルの部屋をじっくり見ると多岐に渡るオタクグッズが所狭しと飾られており、推し活をエンジョイしている生活が窺えます。
ソルの宝物一号のソンジェ等身大パネルは流石に非売品だと思うんですけどメーカーのキャンペーンで当たったりしたんですかね？
ビールの広告に使われていたもののようですが、店頭にあったものを頼み込んでもらったんでしょうか。心無い店員がフリマサイトに出したものではないと信じたい。
いつか日本で展示してくれたら一緒に写真撮って、背の高さとお顔の小ささと足の長さに戦慄したいです📷
この常時祭壇設置部屋で私の一押しアイテムはデビューアルバム「夕立」ジャケットのクッションです。
ぺろぺろキャンディを持ち、口を大きく開けたソンジェの少年のようなやんちゃな表情が非常にかわいらしい一品となっております…売って…
そしてここ明らかになってなかったと思うんですけど、300万ウォンで競り落とした腕時計、一体誰が出品したんですかね！？
本人な訳ないし、赤の他人が出すのもなんか変な話だよなと思い、今のところテレビやラジオのチャリティー企画とかで依頼されて私物を放出した説を唱えたい。
ヒョンジュ、ソルの車椅子が載せられるように大型車に替えたんですよね。
ソルが望むところにどこへでも連れて行ってあげたい、そんな彼女の温かい優しさを感じます。
どんなに運命を変えても彼女が親友である未来は変わらず、いつでもソルを大切に想ってくれる最高の親友です。
彼女とソルの関係は最高なんですけど、借り物である高校の卒業アルバムを「切り抜いていい？」と尋ねるソルにヒョンジュが「借り物だから好きにして」と返すやりとりには2人がトンチキ過ぎてどゆこと？？？？？？？？となったので何らかの翻訳ミスだと信じたい。
借り物損壊、ダメ絶対。
会場で合流した友人はファンサイトとかで知り合った子ですかね。
ソルのことをオンニ！と呼んでおり、中高生に見えることから、ECLIPSEのファン層は幅広いことが推察されます。
年下友人、未来を変えた後の白フードの子にちょっと似てる気がしましたけど流石に別人ですよね？？
主要人物以外のキャストがわからないので全登場人物を詳細に記載したシナリオブックを切に願います🙏
推しの名前が書いてある頭に着けるタイプのライブグッズは初めて見たんですけど、実際あるんでしょうか？
でもあれライブ会場で前の人が着けてたら多分視界に入って邪魔ですよね。
ディズニーのように会場外で楽しむ感じならアリなのかな。普段こういうライブに行かない人間なのでわからない…
彼らの人気がわかる圧巻のライブシーンですが、何よりソンジェ演じるビョンウソク氏の美声！！！！
最初ライブシーンを見た時、歌は本職の方が吹き替えているマクロス方式だと信じて疑っていなかったんですよ。
ご本人が実際に歌っていると知った時、既に素晴らしい演技を惜しみなく見せてくれているのに歌まで！！！？？？と驚愕しましたね…このバンドは…売れる…
韓流ということもあって、ついアイドルと言いたくなっちゃうんですけどECLIPSEはバンドなんですよね。
メンバーも十代の頃から一緒に組んでいた友人同士で。
韓国芸能事情に詳しくないので、彼らの業界の立ち位置というか人気具合は幕張に20万集めた全盛期のGLAY的な感じで勝手にイメージしてます。
ボーカルが俳優もしているという点ではTOKIOとのハイブリッドですかね。
すみません私の貧困な芸能知識とイマジネーションではここが限界です。
5年間コンサートを開催していなかったということで殆どバンドとしての活動は休止状態だったと思いますが、ソンジェはその間俳優として忙しくしていたと思われます。
歩けなくなったソルのことがずっと心の傷として残っていたことに加えて、過労でメンタルが悪化してメンバーとの確執も生まれ、求められて働いているだけで誹謗中傷を受ける悪循環…
これは明らかにマネジメントミスなので1話目のキム社長はギルティ度合が高いです😡
漢江でソンジェが車から降りてきてキラキラBGMが流れた時、ソルの豪運すごい！！！！成功したオタク！！！！と思ったのも周回勢となった今となっては懐かしい…
このときはまだこのドラマにここまでハマるとは思っていませんでした。（大スターがわざわざ車止めて降りるぅ？？とちょっとご都合主義感じてしまったり）
度々登場する、ソルがソンジェに渡したお菓子って飴だと思うんですけど、どんな味と食感なんですかね。
パッケージに何も描かれてないから想像するしかないんですけど見るたびに肝油ドロップぽいな…と思ってます。
1-3
ソンジェとの邂逅後、帰宅して喜びをかみしめながらトークルームに送られてきたライブの画像を堪能するソル。
うたたねから目を覚ますと、ソンジェが滞在中のホテルから身を投げたというニュースに心を乱され、いてもたってもいられず搬送された病院に向かうが、途中の川に腕時計を落としてしまう。
慌てて川に入ったところで彼の訃報を目にし、深い悲しみに号泣しながら腕時計を握りしめた瞬間、周囲の時間が止まり、再び目を空けたときに彼女の世界は一変していた。
ライブ後の写真を隈なくチェックし、罪深い鎖骨をピンチアウトしてじっくり眺めるソル、オタクの解像度が高い。
二人のあらゆる不幸にキムヨンスが関わっているので、あの不穏なチャイムも彼なのは間違いないでしょうが、高級ホテルのセキュリティどうなってんだ。
圧倒的不審者であるヨンスが侵入していることがわかったらすぐに事件性が認められるはずなのに、この時のソンジェは深く傷ついており、自分を覚えていないソルと出会い、誰にも相談できない悩みを抱えているギリギリの状態だったのでヨンスの訪問が最後の一押しとなって殆ど抵抗することなく自らの身を投げ出してしまい自死と判断されたのかな、と解釈しています。
このソンジェの最期は悲しすぎて、漢江でヒョンジュが迎えに来ず、ソンジェがソルを送ってそこから二人の関係を新たに築きながら心を癒していくルートもあったのではと願っちゃいますね…ヨンスは私がなんとかしとくんで…
1-4
気が付いた時、ソルは高校の教室で授業を受けていた。
状況に戸惑いつつも夢の中にいると思い込み、ソンジェの姿を求めて水泳の練習試合が行われている会場に自分の足で走って向かう。
到着後、プールから上がったソンジェに向かって一直線に走り出すソル。
彼を抱きしめてファンとしての愛を伝えるが、係員によってすぐに追い出されてしまう。
転んで痛みを感じ夢ではないと気付くが、あの世に行かせまいとする不審な言動からソルはソンジェに避けられてしまう。
当時の自宅に帰り、若く小言の多い母、認知症になる前の祖母と会い、自分が高校3年だった2008年の6月にタイムリープしたことを悟る。
翌日、登校してすぐに屈託のない笑顔を浮かべるソンジェの姿を目にし、雨に打たれながら涙するソル。
そんな彼女に近づき、傘を差しかけるソンジェ。
「どうして泣くんだ？」
漢江での同じ問いとともに──
女子校舎と男子校舎が同じ敷地に別にある高校って珍しいなと思ったんですが、先日たまたま全然関係ないYoutubeで日本にもそういう高校があると知ってちょっとテンション上がりました。
共学よりちょっと距離感ありつつ、数限られた交流の機会であるイベントにはめちゃくちゃ気合入りそうですね～。
ソルの当時の実家はビデオレンタル屋ですが、映画好きの人間からするとすごく恵まれた環境ですよね。
今でこそ家から一歩も出ずに世界中の動画を見られる時代になりましたけど、目に見える形で古今東西の名作に囲まれながら過ごす生活、人格形成にすごく影響を与えそうです。
ソルが映画監督を夢見るようになるのも自然の流れですね。
高校生ソンジェの初登場シーンは水着のため、そのバランスよく筋肉のついた美しい身体に釘付けになりますが、個人的な真骨頂は翌日の制服ソンジェです。
もうね…瞳に青春の戸惑いや希望や不安や期待を同時に宿してるんですよ…ビョンウソク氏撮影当時32歳ですよ…いったいどういうことだってばよ…
白い半袖シャツがここまで似合う男子にお目にかかったことがございません。グンドクパパが何も考えずに買ってきたであろう無地Tシャツをインナーにして前ボタンを開けてラフに着崩すのがソンジェスタイルですが、黒のキャンバス地のコンバースオールスターも含めて100億点満点の水泳のことだけ考えてきた男子高生です…
余りにも光の高校生としての破壊力が高すぎて目が尊さで焼かれます。
今後も衣装に言及することが多くあると思うんですが、ソンジェのスタイリングは常に完璧で本当にスタイリストさんへの感謝の念に堪えません。
あ、インヒョクのバンドマンらしいグラフィックＴ制服アレンジもいいよね…
この美しい場面の舞台となるソルとソンジェの通うチャガム高は蔦の絡まる風情ある洋風の建物ですが、韓ドラの高校、蔦絡まりがちじゃないですか？
8割くらいの確率で絡まってる気がするな。
私がそういうドラマしか見ていない説もありますが、実はロケ地が同じだったりするんですかね？
でもラブコメの舞台が小汚い校舎よりロマンチックな建物の方がいいのは自明の理なのでこれからもどんどん絡まって欲しいと思います。
U-NEXT無限ループに突入してるので1話目ももちろん何度も見てるんですけど、この1話目(と2話目の殆ど)は一番最初に見た時と周回で見た時で同じ映像なのに全然違う話に感じて面白いんですよね。
純粋に神ファンサ芸能人と極強火古参オタクという関係性だと思い込んで視聴出来る希少な機会なので、初見の方は飛ばさず流さず刮目して見て欲しいです。
つらつらまとまりなく書いてきましたが、2話以降も細かいところに着目しつつ、最終話まで続けていこうと思います！