細かすぎるけど伝えたいソンジェ背負って走れ2話目
2話 近づけば遠ざかる彼
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細かい感想を残したいだけなので別にあらすじは必要ないのではと早々に気付いてしまったのですが、映像を要約する作業は脳トレになると信じてこのスタイルを貫いていこうと思います。
トップ画像は話に合うものを厳選しようと企てていましたが早々に諦めたので何か目に優しい感じのものを載せてまいります。
ソルがクラスメイトたちに元気に挨拶するシーンでは彼女の高校生活が垣間見えます。
HR前にワンセグで動画を見たり、ヘアセットに勤しんだりとわりと自由な校風の模様です。Bromineという雑誌が流行っているようですが表紙にアイドル?アーティスト?的な人物が写っているのでMyojoとかROCKIN'ON 的なやつですかね(雑誌名訳したら臭素という意味らしいが何故)
女子高生ヒョンジュは飛行機や夜行バスで着けるようなネックピローを愛用しており学校で寝る気満々なことが窺え、メガネっ子属性とのアンビバレンツさが彼女の独特な魅力を醸し出している気がします。
体育館裏で喫煙している他校のやんちゃ生徒、耳に煙草挟んでる子が一人いるんですけどなんとなく21世紀の不良はそれしない気がする(初期両津を彷彿させる…)
そしてテソンと不良たちがなんで喧嘩をおっぱじめたのか実はよくわかっておりません。たまたま通りかかってメンチビームが当たってしまったのか。
テソンとソルがヤンキーから逃げるシーンはザ・少女漫画という展開で、初見の際はこれからどっちつかずな王道三角関係の話が続くんかな…クールでなかなか心を開いてくれないマジメ男子とチャラチャラ系かけひき男子の間で心揺れちゃったりするんだろうな…5話くらいでダレる予感がするな…と味のしないぬか漬けのごとく浅い読みをしておりました。
ソルがテソンを思い出す際、2007年9月の学園祭ライブの回想シーンが入ります。このときからドンソプくんがボーカルを務めていたようですが、ソンジェに代わるまで彼が歌唱を長らく続けていたことはこのドラマ最大の謎のひとつといっても過言ではないでしょう。
インヒョクはスギちゃんのようなデニムベストを身に纏っていました。ワイルド。
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ソルが罰を受けてる時の教師の「ハーッ!」て連続してリズミカルに片足を上げる怒り方がなんか面白くて好きな動きです。
でも今の時代この懲罰は問題になってしまうだろうな…
この後ヒョンジュとの会話で実は昨日テソンに告白していたことを知るのですが、ラブレターと一緒にそこそこしそうなヘッドフォンまであげようとしていて女子高生ソルの貢ぎ体質が疑われます。
部屋で読み直しているテソンへのラブレターはくしゃくしゃに丸めて捨ててあった初稿?のようですが、既にこの段階でお星様全開となっており相当ゾッコンLOVEだったことがわかります。
ドラマ内に手紙などのテキストが出てきたとき字幕以上のディティールが知りたくてGoogleレンズで翻訳かけるんですけど、この手紙は本当に脳内ハッピーセットな内容らしくかなり意味不明な訳になっていました。
mixiに似た時代を感じるSNSが登場しますが、さくっと友人申請して存分に彼の写真を堪能するあたりソルの30代古参ファンの心の余裕を感じます。
ソンジェのページの訪問者数はこの回に限らず常に1なのですが(ウソでしょ)以降全てソルのものだと思われます。
ソンジェがソルの乗っているバスを追っかけながら窓越しに目が合う場面は初見時、この子つれないフリしてちょっとソルのこと気になりだしちゃってるわね…わかるわよ…とニヤつきながら見ていましたが二周目以降は、必死~~~~~!!!!不器用~~~~~!!!!!最高~~~~~~~!!!!!とラッパ鳴らしながら見るようになりました。(付き合うまで大体これ)
でも走行中のバスを止めようとする行為は大変危険なので頑張って次のバス停まで走って欲しい。
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ソルの回想で水泳をやめたきっかけを語っている未来のインタビュー動画が出てきますが、高校生ソンジェに見慣れたタイミングでの突然の大人ソンジェにジュッと目が焼かれます。せ、洗練されている…
ソンジェの父グンドクとソルの母ポクスンの長きにわたる戦いの火蓋を切らせた「原始的な本能」にまつわるバトル挿話もここで入りますが、VHSを借りていないことを主張するためにグンドクが「昔妻と映画館で観てる」と発言してます。
デートにそのチョイスはどうなんだと思いつつ、もしかしたらジョンレノンとヨーコのような先鋭的なカップルだったのかもしれない。
それにしても原始的な本能、露骨な表現でなくても背徳さが伝わる秀逸なタイトルですね。
托鉢僧に扮したソルに出くわす際、ソンジェは父親に「今日も練習頑張ったよ」と電話をしています。夜遅くまで接客業を頑張っている父を安心させたくて一緒に住んでいてもまめに連絡を取っているんでしょうね。
こういう何気ないところから父思いの優しい子なんだということがわかり、この父子家庭をより一層応援したくなります。
それにしてもこんな高身長男前純情スポーツ男子が目の前に住んでいて何度か顔も合わせていたのに一切関知していないソルの鈍感力はもはや特殊技能と呼べるレベルに達していることは疑いようがありません。
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ソンジェの水泳仲間たちはソルとの仲を取り持つ気満々で、男子高生らしいワチャワチャ感が微笑ましいですが、そんな中一人だけソンジェに執拗に意地の悪いことを言ってくるヒョングくん、彼はこのドラマ内で数少ない(唯一?)ソンジェよりも背が高い男子です。
190cmのソンジェと並ぶと大体誰でも頭一つ分くらいは差が出るのですが、ヒョングくんは同じ目線でバチバチやり合うので二人が言い争うシーンは見応えがあります。
だがしかし!
「あいつは前日に着た水着だとメダルを取る」「だから前日は本番用の水着で練習する」と言っていることからソンジェの水着事情とメダル獲得の相関に異常に詳しいようです。
これもう逆にソンジェのこと大好きだろ。
その結果やることが水着泥棒という雑魚極まれりな嫌がらせのため小物感が否めない。
大きいのに小っちぇえ男代表のヒョングくんです。
そして2話のハイライトである巧妙に隠されていたソンジェのソルへの片思い。
彼の気持ちを知ってから見る1話と2話は楽しくて楽しくて、片恋相手に翻弄されるピュアな男子高生の姿に酒が進むし白飯も3杯いけます。
雨だろうが雑に置き配した挙句住所を間違えてくれた配達員に深く感謝。
店番しながら居眠りしているソルの頭を支えるソンジェの腕の心配をわりとマジでしたのは私だけではないでしょう…手術した方だしね🏥
2話の最後から一気にソンジェを応援するドラマに切り替わり、今まで感じていたものをひっくり返されるのはすごく楽しい視聴経験でした。
このソンジェのソルへの想いという最初から最後までブレない軸が、ダレることなく楽しさが加速していく肝なんですよね~。
まとまりなくダラダラと書いてまいりましたが、次回も細かく書いていこうと思います!