映画の見方
がんこちゃんに出てくるがんぺー似の、マーベルが好きな友達がおる。俺はあんまマーベル好きじゃない。別に嫌いというわけでもない。がんぺーに勧められて、アベンジャーズを見てみた。「ほーん」って言うぐらいやった。途中でLINE返したりしとった。早く洗濯とかしたかった。
がんぺーに「なんで響かんのん」って聞かれて、「現実離れし過ぎとる感じが入ってこん」って言った。どんな作品でも、現実っぽい作品が刺さる。黒子のバスケよりスラムダンク。ニセコイよりめぞん一刻。マーベルより紙うさぎロペ。高校時代は紙うさぎロペ見るためだけに目覚ましテレビ毎日録画して、hddの容量を無駄に消費しとった。
現実離れした作品に入り込めんくなったのは、母親の影響。中学時代、母親と一緒に猿の惑星ジェネシスを見とった。シーザーっていう賢い猿が、賢くなりすぎて遂に人間の言葉を喋ってまうシーン。シーザーが猿を攻撃する人間に、「ヤメロ!」って叫んだ。その瞬間、周りの猿と人間がビックリする顔をする。その、ビックリした猿と人間に母親がアフレコし始めた。「えぇ〜?(笑)」、「喋ったぁぁ!」、「ほなもっと早よ喋れや」とか。笑ってもーた。これが現実離れした作品に入り込めんようになってしもーたきっかけ。現実離れし過ぎたら笑いが来る。まあ猿の惑星に関しては、シーザー出てきた瞬間母親が「V6の岡田くんに似とるな」とかよーったから最初っからあんま入ってこんかった。
がんぺーが他のマーベル好きな友達に、「マサヨシはマーベルあんま好きやないんやって」って言ったらしい。そしたらその友達、「悲しい人生やな」って言ったらしい。2度とマーベル見ん。