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役に立ちそうにないバリの民間療法情報

先日、太鼓のレッスンの後に師匠と民間療法についての話しになりました。
私は基本的に薬局や病院で手に入る一般的な薬を飲まない生活をしていて、日本で暮らしていた時は鍼灸と食事、薬草と漢方で治していました。
日本では自分の身体に合うものはだいたい解ってはいますが、バリではまだ見つかっていないので(そもそも病気をしてないけども)興味津々で聞き始めました。

バリにはUsada(ウサダ)という伝統的な薬草療法があります。
それは祈祷師が処方箋してくれる民間療法でありながら大学で学ぶ医術でもあります。
初めはそんな信憑性のある話しかと思っていたのですがそうでもなく(師匠、すいません)、誰かの役に立ちそうにもないけど話しのネタにシェアします。

  1. 足の指と指の間に湿疹が出来て痒くて堪らない時はボウフラ(と思う)の湧いてる水に足を突っ込むと秒で治る。
    足の湿疹は放ちたての水牛のおウンチも効く。
    ↑最初に試した人は何を思っておウンチに足を突っ込んだんだらふか?

  2. 釘が足に刺さって出血した時は、錆びた釘を探して水にぶっ込みグラグラ沸かし、そのお湯を飲むと秒で止血できる。
    ↑ それで止血出来ると判明したキッカケを知りたい!

  3. 喉に魚の骨が刺さったら芋を食べるがよい。 それでも取れない時は、大量の塩を頭に乗せて頭皮をマッサージしたら秒で取れる。
    ↑ 塩は約こぶし1個分

  4. 目の炎症には砂状の何か(知らない単語だったので詳細不明)で目を擦ると直ぐには効かないが、大量の目ヤニが出て治る。
    ↑"治る前に失明"の可能性はないのか?

  5. 切れ痔の時はサワガニの血(白いらしい)と唐辛子、炙ったミニ紫玉葱をすり潰し炒めたものを毎日飲むと3日くらいで治る。
    ↑ 何となく信憑性がある気がする。
    蟹ではないけど、鯉の血が抗炎症作用があるらしいので。

他にも、「師匠、それを取りに行ける気力、体力がある人は病人じゃないですわ」と言いたくなる秘境みたいな場所にある植物やら水牛のオシッコやら何やら色々ありましたが、1番の極めつけが、ツルっぱげさんの頭を洗った水を飲むってヤツでした。(シャンプー、石鹸不使用)

涙が出るほど爆笑し過ぎて何に効くんだか忘れてしまいました。←役に立たない情報の面目躍如!
「これ、効くやん!」と判明した時の状況から説明して欲しい(笑)
あまりに笑ってるので「コイツ、嘘だと思ってんな」と思われたらしく、「髪の毛がないから水がスレーっと落ちて来るじゃろう?それを茶碗で受け取ってゴクゴク飲むんじゃ」
と障害物がなく一気に水が落ちる様をゼスチャー付きで解説。  
「試してみろ」と言われましたが、ツルハの人にお願いしづらかろう。

というわけで、バリの民間療法の奥深い世界を垣間見れ有意義な時間を過ごしました。
因みに師匠が実際に試したのは一つだけです(笑)

写真は下痢や腹痛などによく効くグワバの葉。
生の葉を煎じて飲みます。

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