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弊社で起こっている本末転倒

弊社では数年前より新しい営業進捗管理システムを入れています。
日報や案件管理、顧客情報を集約化するツールです。

上層部の肝いりで始まった運用ですが、旧来の日報システムなどと比較して入力・参照ともに非常に使いづらいために、導入当初から現在に至っても現場からは不評です。
かくしていくら号令をかけてもデータが吸い上げられない事態に陥りました。

困った会社はシステムの活用度を評価項目に入れることにしました。

売上と粗利の進捗がよくてもこの項目で減点される。
営業所ごとにプロモータを指名して、活用度が低ければ理由と改善策を毎月聞かれる。
高額かつ長期にわたる案件が発生すると、枝分かれした情報も含めて膨大な入力項目が出てくる。


結果として
「数字を稼ぐゆえにシステムへ入力する時間が取れない」
優秀な営業と、
「ヒマがあるゆえにシステムへの活動をマメに入力できる」
凡人とで評価が変わらないという本末転倒が起こっています。

バカバカしくて士気は下がるばかりです。
ニッポンのカイシャなんてこんなもんだと思った次第です


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