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今の自分を作ってくれた人との別れ
しばらくぶりの投稿となりました。
今ではすっかりと形も変わり、あの頃の自分はどこへ行ったのかと思わずにはいられないところですが、
それでも動かされる時はこのようにやってくる。
人はどれだけ動かなかっても、動けなかったとしても、
「大切な人との別れ」が訪れた時には、必ず動かされるものです。
そう、心がです。
そして実際に何かしらの行動を取って行くものです。
死は、終わり。そして、始まりです。
ひとりの終わりがあれば、その瞬間から
もうひとりの始まりがあります。
動かされたもの同士がまた再会したり新しく出会ったりと
スタートが訪れたりします。
ホント、人は別れによって気づくことが多いですよね。
皮肉にも、別れの数だけ本当の自分へと生まれ変わるというか…
先日、D.Oに大きな影響を与えた人が亡くなりました
私達は人の訃報が届くたびに、一瞬でもしばらくでも
一度行動が止まります。
ショックによって停止させられる感覚です。
でも、その停止は、時の止まりは
「その亡くなった人を通して、自分が今なぜ生きているのかの理由を確認するため」だと思います。
あなたもそれは同じではないでしょうか。
誰もが「死」で本当の自分を再確認させられるようになっている。
私はそう思い、そしてそれを大切にするようにしています。
では一体、本当の自分の何を確認しているのでしょうか?
それはきっと、心の奥底にしまっている
「想い」だと思います。
先日も、私の大切な青春時代に、辛く厳しかったあの頃を支えてくれていた、
私に大きな影響を与えてくれた人が亡くなりました。
彼は私以外にも、本当にたくさんの人に夢や憧れや優しさを与えていた人でした。
その人は、世界的なシンガーソングライターでありギタリストの
ジョンサイクスさんです。
ジョンサイクスとは
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ジョンサイクスは1980年代に大活躍をし、その後ずっと優れた才能と持ち前の感性で世界的に有名なたくさんのミュージシャン達と共に活動をし続け、
数々のヒット曲を生み出してきた方です。
そんな方であったにもかかわらず、もっと凄い力と名声を持っている世界的リーダー達にスカウトをされて、
「一緒に凄いものを生み出してくれないか?」と、その組織に参加する道を歩んできました。
そこで、世界的大ヒット作品を生み出すのです。
彼はヘヴィメタル・ハードロックの世界では凄く有名なギタリストです。
ですが、彼の一番凄かったところそれが、
「とても美しいバラードナンバーを描いて唄い上げる」ところなんです。
素敵で誰にでも刺さるバラードを描ける人は、
優しくて人の気持ちがわかる人だと、私はそう思います。
ハードなジャンルでテクニカルなプレイで魅了してきたギターヒーローが一番大切にしていたことそれが
「人の気持ちや想いを美しいメロディに乗せてしっかりと届けること」だったのです。
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ジョンサイクスが「世界的な人」と言われている理由
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私がジョンを知ったのは、18歳の時。
職場の先輩と仕事の現場に向かう道中に
先輩に乗せてもらってた車の中で流れていた音楽が
ジョンサイクスだったことからでした。
彼の最大の特徴は、いかなる時もリーダーをやってきた人だということでした。
リーダー的存在の人が、その他のさらに絶対的なリーダーに必要とされてそんな自分を提供することになるのには、
・絶対的な自分
・誰が観ても聴いてもその人だと分かる
・その人唯一無二の個性
があったからです。
なので、ジョンはどうしてこんなにも愛されては生き方のモデルとされてきたのか、それは
他に代わりがいないくらいに、その人しかやっていない音の出し方や演奏の仕方や曲の書き方をしていたからです。
人は「一発でその人だと分かる」くらいの何かを持っていれば、それをしっかりと明確に掲げてさえいれば、
自ずと勝手に人生のリーダーとして見えるものです。
彼は、単なるミュージシャンではなく、
人として「想い」をカタチにして生きることをしっかりとやっていたから
世界を牽引する人にまでなったのでしょうね。
だからこんなにも素晴らしい曲が描けたのでしょうね。
近年、大きな人の訃報が届いても、そんなに動じることはなかった自分でしたが、
彼の訃報が届いた瞬間だけは、さすがに動かされたくらいに、
彼はこれからもずっと私の中で生き続けることでしょう…
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