貴方のフェチはどこから?私はぴちぴちピッチから
この記事は上記を見て朝から深呼吸して死んだ執筆者がただひたすらにフェチの源泉を語っていくだけの限界オタクnoteです。いつも以上に推敲とかやってないよ!!!!!!!!!!!久しぶりの記事がこれとかマジ?
※筆者はアニメ版ぴちぴちピッチシリーズしか履修してないので原作である漫画版とは多少の差異がある可能性があります。
例:ガクト様⇒ガイト様
マーメイドメロディぴちぴちピッチ:とは
「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」とは、原作:横手美智子、作画:花森ぴんくのタッグで少女漫画雑誌「なかよし」で2002年~2005年に連載されていた漫画である。(嘘だろもう20年近く前……????)
筆者が見ていたアニメは2003年~2004年に第一期の52話、第二期の39話にわたって放送された。土曜8時枠がミュウミュウ⇒ぴっち⇒トランスフォーマーなの性癖歪ませるために存在しただろ。
さて、ぴちぴちピッチの舞台は海に面したとある町。人間に隠れて暮らしているマーメイド。その中でも北太平洋のプリンセスである七海るちあが、とある事情で陸にあがるところから物語が動き始める。
この作品は童話でも有名な「人魚姫」を元ネタに置いてあるようで、マーメイドたちの絶対の掟として「自分から招待を明かすと泡となって消えてしまう」というものがある。
さらに、マーメイドプリンセスは真珠の力を解放することでアイドルの姿に変身し、歌うことで敵を撃退することができる。この作品は変身ヒーロー、あるいは魔法少女ものの要素も内包しているのだ。
自分の正体を恋する相手に伝えられないというジレンマもまた、古くからある美少女ヒーローものを想起させる世界観だろう。
ぴちぴちピッチの魅力
ぴちぴちピッチの第一の魅力といえば、やはり歌だろう。
ぴちぴちピッチでは敵味方どちらも歌や音楽で戦うことが多く、物理的な手段を行使することがほとんどない。
ヒロイン達の歌唱力は(声優初挑戦の演者も多くいたため)お世辞にも高いとは言えないものだが、かえってそれが味を出していた。
第一期の決戦時の挿入歌「KODOU」は、明るいと同時に力強く、励ましがこもった前向きな楽曲で特に好きな一曲である。全員集合してるのも好き。
反対に、演技慣れした声優が多く歌唱力で人気が高かったのが敵側の楽曲の数々である。
個人的に一番好きなのはブラックビューティーシスターズの「黒の協奏曲」。デュエットのハモり、敵(ヴィラン)であることがよくわかるダークな曲調と歌詞がとても印象的な一曲である。あと振付がいちいちエロい。
第二の魅力として、さまざまなバリエーションのキャラクターがいることだ。この部分後述するフェチの源泉にも深く関わる。
主人公たちは戦隊ものを想起させるようにきっちりパーソナルカラーが分かれており、性格や好きな人のタイプもそれぞれ違う。主に活躍する主人公の七海るちあが赤(ピンク)、宝生波音が青(水色)、洞院リナが緑というのも戦隊ものを彷彿とされる。
なんで今年の4月に新しいアイテムが販売されてるんだろう今まだ平成だっけ……?
敵側もまたさまざまで、姉妹とはいえやたら距離が近いブラックビューティーシスターズや男装の麗人レディ・バット、ゴシックロリータを身にまとう美少女ユーリなど。
全員悪役ながらもどこか憎めない性格をしており、敗走していくシーンの覚えてろよー!感は古の悪役ノリをほうふつとさせる。(特にアニメ版レディ・バット)
さてここまで割と一応真面目にぴちぴちピッチについて語ったので、これ以降は自分に正直にいろんなフェチズムについて話していきたいと思う。幼いころの思い出がけがされる可能性があるのでご注意ください。
フェチズムの原点というか源泉
まず自分のフェチズムというか、性癖がねじれる音を改めて感じたのは数年前にどう思い立ったかぴちぴちピッチを全話見直したときである。
原作は少女漫画ではあるが、このぴちぴちピッチキャラクターでたまに予期しない沼に誘い込んでくる。例に挙げると洞院リナ、ヒッポとユーリ、ガクトと沙羅や海月、ブラックビューティーシスターズにレディ・バットその他もろもろ。いや多いよ。
マーメイドたちが主人公ということもあってタコだかイカだかに襲われる話もあるんだけどアレもよくよく考えたら触し、これ以上はよくないな。
とりあえず今回はキャラクターの関係性や設定などからフェチズムの源泉を紐解いていこう。とっくに紐解けてる気がするが。
まず初手としてマーメイドであるるちあが海斗に恋をしたとき、彼はまだ幼いころに出会ったマーメイドとるちあがイコールでつながっていない。るちあ⇒海斗⇒マーメイドのるちあという二人で三角関係をなしていたのが第一期の前半である。この時点で性癖ねじれる音がする。
また序盤で登場し、仲間になる洞院リナは人間時のときは男装をしており基本的にズボン、そして制服も男性服を着ているというイケメンポジ。誰も男性用の制服を着ていることにツッコミを入れないから脳がマヒする。
その癖アイドル衣装はロングドレスな上にスリットがこれでもかと入っている大変大人びたスタイル。これが似合う美少女が中学生ってマジ?
そしてとどめの浅野まゆみさんによるアルトボイス。そして第二期では恋をして乙女な面をのぞかせてくる。ギャップと男装とイケメンとお姉さんを内包しているとかなんだ底なし沼か?
全部述べていくとめちゃくちゃ伸びるから先ほど挙げた一覧から一部を抜粋することにしてまぁブラックビューティーシスターズは外せないなと思います。彼女たちのおかげで百合に目覚めかけました。
距離が近い。
距離が近いって。
あーいけません!お客様いけません!
なんで姉妹で歌う楽曲でキスしようとしたりお互いのマイクに向かって歌ったり体を艶めかしく絡めたりするんですかなんでこれが土曜日朝8時に普通に流れてたんですか教えてください!!!
しかもこの二人の声優は土屋実紀さん、そして下屋則子さんである。この姉妹しか勝たん。しかもこの姉妹恐らく敵キャラとしては最多出演だと思われる。そのせいで自分は新しい扉を開きかけましたありがとうございます。
アニメ版限定らしいシスターミミ(水色髪の妹)がお互い敵とは知らずにマーメイドたちと交流を深めたりする話とか、それが尾を引いた結果とか色々語りたいところがあるけどこれ以上は自重します。戦隊もので敵味方が知らないうちに交流深めてお互い正体を知った時の拗れる感じ……いいよね……。
さて味方のイケメン女性枠が洞院リナなら、敵側のイケメン女性枠はレディバットだと思う。こちらは女たらしのような言動が多い。
インカム、色っぽい曲調、吸血鬼モチーフのキャラデザイン、中性的な見た目、歌を聞いた相手の目から光が失われて力なく倒れていく様。
そしてとどめの小林沙苗さんの中性的ボイス。
フェチズムのバーゲンセールだよありがとうございます。最初見てた時ずっと男性だと思っていました。
敗走するときにアニメ版だと女口調になるのもいいよね。
レディバットの持ち歌もめちゃくちゃいいからストアで探してぜひ聞いてみてくださいお願いします。
よくよく見てみたらレディバットの格好やばいな……。
まとめ(まとめってなんだ)
以上の通りぴちぴちピッチは「今になって思い返してみるとアレが最初にこのフェチズム見た作品だな……」と小さいころに見てたけど今思うとアレやべぇな?となる作品だと筆者は思っている。
ここに載せてないだけで他にもいろいろな要素が詰まっているのでみんなも一回くらいは原作を買うかアニメのDVDBOXを探すといいと思います。アニメ版は主人公のるちあ役の声優さんの声の演技の成長も楽しめるよ。
そんなマーメイドメロディーぴちぴちピッチが完結から15年以上の月日を経て帰ってくる!嘘だろ!?
来月のなかよしから連載開始らしいので、興味がある人は買うといいよ!電子版もあるから大きいお友達も安心!
備考:あの楽曲達に感謝をこめて
性癖ではないけれど、ぴちぴちピッチアニメを語るなら個人的に欠かせないと思っているのが、第一期のOPをうたってくれていた神戸みゆきさん。
彼女の歌うOP「太陽の楽園」「RainbowNotes」は歌い方が異なっており、何度も聞き比べてしまう良曲だと思っている。
太陽の楽園でははきはきとした高くて明るい歌声。
RainbowNotesでは程よい低音で落ち着いた、大人びた歌声を見せてくれている。
そんな神戸みゆきさんだが、2008年に心不全で死去している。享年24歳。現在筆者はアラサーなので、すでに年を超えてしまった。
彼女の歌声はずっとずっと耳に残っていて、大好きで。大人になって彼女の他の楽曲はないかと探したときにすでに亡くなっていることを知ってとても悲しくなったことを覚えている。
だから自分はぴちぴちピッチの新作が出ると聞いて、真っ先に彼女のことを思い出した。あの人の歌唱曲が再び知られるといいなと思ったのも手伝って、この記事を書いたというのもちょっとある。
もしぴちぴちピッチのことを続編で知って気になった人はぜひ、神戸みゆきさんのOPを始め、キャラクターの楽曲も含めてボーカライズ曲を聴いてくれたらいいなと思う。現在声優活動を行っていない方も少なくはない。
このニュースをきっかけに、またぴちぴちピッチの楽曲が知られればいいなと願いつつ、この記事を終わらせていただこうと思う。