ようこそ、アントレ部へ(再編)第四話
「はあ!?部長!?俺が!?」
今日何度目かも忘れるくらい、再び祥二朗は目を見開いて驚きの表情を浮かべた。そして、その表情のまま、すぐに手と頭を振った。
「無理無理無理、いきなり起業目的の部の部長とか俺には出来っこないって。それにそこにいる・・・ええと。」
そう言って、祥二朗は美夜の近くにいる少女に目を向ける。当然、彼は先程の二人のやり取りから、その少女の名前があやであるだろうことを察してはいたが、同年代の異性の名前を気軽に呼ぶという真似は彼には荷が重かった。
そんな祥