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【ヤクルト】Look-Back on Swallows #13 <6/18‐6/20>

こんにちは。でぃーだ(@Dee_bbyS)です。

私なりの視点で特定の試合・カード・週間等を切り取って簡単に振り返り、出来る限りポジティブに書いていく「Look-Back on Swallows」第13弾。

今回は6/18‐6/20に行われた交流戦明けの3連戦を総括的に振り返ろうと思います。
過去の振り返りは下のマガジンより。


私の事情でなかなか公開出来ず、
試合から1週間経過して公開するタイミングを逃してしまいましたが、
お蔵入りさせるのも嫌だったので公開いたします。

なお、以下の数字や状況は全て6/20現在です。予めご了承下さい。




・総評:交流戦明け勝ち越しスタート!

ということで早速振り返っていきましょう!

6/18(金) vs中日 ○5-2 先発:石川雅規 6回 2失点○
6/19(土) vs中日 ●3-7 先発:小川泰弘 4回 4失点●
6/20(日) vs中日 ○2-1 先発:奥川恭伸 7回 0失点○

3本の川”先発陣で挑んだ中日3連戦で見事勝ち越しです!

エース小川泰弘はあまり調子が良くなく打ち込まれてしまいましたが、石川雅規奥川恭伸というローテ最年長41歳とローテ最年少20歳の2人が好投して勝ちが付いたのはエモいですね…。

石川はQS、奥川は自身初のHQS達成と、自身の役割をしっかり果たしていたことも勿論ですが、なかなか味方が点を取れない中で接戦でもしっかりと投げ切ったことが勝ち星に繋がりました。(打者陣については後ほど)


そして小川泰弘田口麗斗奥川恭伸の3人は投手WARでリーグ2位~4位を占めているそうです。

言わずもがなゴリゴリの神宮補正がかかっていると思われるため、これ自体を鵜吞みにするのは多少危険な気もしますが、それでもこうやって指標では評価される先発投手が揃い始めているということ。

神宮球場という投手泣かせな球場が本拠地な以上、こういった指標で評価されるのは凄く嬉しいですね…。笑



また、打者陣も3試合目には”先発全員無安打”を達成してしまうなど、あまり状態が良いとは言えないですが、要所でのホームランが光った3連戦でした!

1試合目は同点の6回裏にランナーを2人溜めてオスナの3ランホームラン、
3試合目は同じく同点の7回裏に宮本丈の初ヒットのランナーを1塁に置いて川端慎吾の2ランホームラン。

神宮球場を本拠地にしている以上、こういったホームランで得点を取るということは必要不可欠ですし、一撃で相手投手に大きなダメージを与えることが出来ましたね!




・Pickup Player: #5 川端慎吾

今回のPickupPlayerは今やヤクルトの絶対的な代打の切り札”天才”川端慎吾

先述の通り、日曜日の試合で劇的な代打2ランホームランを放ち、大きくチームに貢献しました!

このホームランが2018年自身3年ぶりとのことでしたが、2018年の時も中日戦、そしてこちらは更に劇的なサヨナラホームラン…。
この試合は私も現地で見ていて、とても感動したのを覚えていますが、川端慎吾のホームランは本当に芸術的なんですよね。


2015年に首位打者を獲得して優勝に貢献するも、それ以降は怪我との闘いも続いていた川端慎吾。今年は手術も経て今年は万全の姿で打席に立てていることが伺えますし、ここまでの活躍は流石という他ありませんよね。

今年1月の愛媛・松山の自主トレでは例年よりも約1週間長く滞在し、みっちりと練習に励んだ。宮崎・西都キャンプでは二軍打撃コーチと意見を交換しながら打撃フォームを研究。「少し前はあのときに戻りたいとか考えていたんですけど、今は今の自分の体に合った打撃スタイルにしたほうがいいと思っている」と進化を求めてバットを振ってきた。


そして今年の活躍を裏付けると勝手に感じているのが、打者のストレートに対する得点貢献を示すwFA(Fastball runs above average)という指標。

首位打者の2015年,規定3割の2016年,300打席以上立った2018年
少ない打席数かつ打率も1割台と結果が残せなかった2019年,2020年を見ると、状態が良かった年はプラスに成績が出ていることが分かります。

2015年:wFA+17.9(リーグ3位)
2016年:wFA+5.2  2018年:wFA+3.2
2019年:wFA-2.2  2020年:wFA-1.6

今年は現時点でwFA+2.2を記録しており、ここからも川端慎吾の状態の良さが伺えるのではないでしょうか。


ちなみに現在の川端慎吾の代打成績はこちらの通り。

33打席 打率.375(32-12) 1本 9打点

得点圏打率.357も併せ持ち、まさに切り札らしい成績を残しております。


さて、そんな川端慎吾はヤクルトファンならそれなりの人が知っているであろうとある記録に挑もうとしています。
それは我らがスワポンこと真中満氏の持つ、1シーズン代打出場98回代打31安打というNPB記録。



ここまでヤクルトは今シーズン64試合を消化しました。
しかし、川端慎吾はシーズン序盤にコロナウイルスの濃厚接触者として抹消されていた期間があり、13試合をその間に消化しております。

よってその13試合を差し引き、今シーズンはフルで130試合に出場が可能であり、打率も維持するものと仮定して計算したところ、
このペースだと84打席に立ち、31安打を放つことが出来る計算となります。

打席数はかなりのペースアップが求められますが、安打数はこのペースなら十分射程圏内と言えるでしょう。

代打は試合展開やチーム状況にも左右されることや、性質上”代打としては”1試合1回しか打席に立つことが出来ないため、コンスタントに数字を積み上げていくのは難しい面もありますが、天才・川端慎吾なら…と期待してしまいますね!



ではでは、また次回の"Look-Back on Swallows"でお会いしましょう!


<Special Thanks>

DAZN(@DAZN_JPN)さん




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