【振り返り&次走注目馬】2024年11月9日(土)東京
レース時計、ラップおよびレースリプレイを見直し、次走につながる注目馬を理由とともに纏めています。
レースリプレイの見直し&分析をする時間が確保できないけど、週末の競馬は楽しみたいという貴方に、きっとお役に立てる情報だと思います。
■1R ダート1600m 良 2歳・未勝利(牝)
・1番人気 2着 12番 シウダーエヴィータ
スタートで出遅れて最後方となり万事休す。そこから徐々に追い上げ、レース中盤では中団まで盛り返す。4コーナー順位は8番手となり、内5,6頭の大外を回すが手応えは十分。最後の直線では2番人気の勝ち馬ザローズハーツ(佐々木大輔)と併せ馬の形で叩き合うが0.1秒差の2着。
勝ち馬はスムーズであったことを考えれば、この馬もスタートがまともであればと思わせるレース振り。ただし、レース時計は1.40.7と平凡であり、過信は禁物。あくまでもメンバー次第。
■4R ダート1600m 良 2歳・未勝利
・9番人気 3着 8番 ジュンビクトワール
このレースはタイムランク、メンバーランクともにCとそこそこハイレベルなレース。ジュンビクトワールの初戦は芝。直前の調教ではウッド64.3-50.3-36.5-23.6-11.8(14.0-13.8-12.9-11.8-11.8)と抜群の動き。それもあって3人気に推されていたがレースでは出遅れが響き8着と奮わず、今回は人気を落としていた。
初ダートの今回は前半35.2と未勝利ダート1600ではそこそこ流れたペースの中、2番手で直線に向かう。残り300メートル地点で勝ち馬に交わされてしまったのだが、その後もしぶとく食い下がり3着で入線。レース中は自身の直後に勝ち馬がぴったりとつけており、それなりにプレッシャーを受け続けた厳しいレースであったとも言える。もう少し緩いペースであれば十分勝ち上がれる力は見せた。
また、父サトノアラジンはダートの方が成績が良いという事実も今後に向けて覚えておきたい。産駒がデビューした21年以降の全成績の集計は以下の通り。
・芝:勝率6.0% 連対率11.8% 複勝率17.6%
・ダート:勝率7.6% 連対率14.6% 複勝率22.3%
■7R ダート1400m 良 3歳以上・1勝クラス
・12人気 4着 6番 モナコブル
・ 6人気 5着 12番 ムコウジマランプ
このレースは勝ったサミアドが前半37.0のスローで逃げて押し切ったレース。その中でモナコブルは道中7番手で進めて上がり3Fが36.1(上がり2位)、ムコウジマランプは35.9(上がり1位)と展開に泣かされた形となった。
この2頭は今後も展開次第では上位に浮上してくるイメージが湧くレースだった。ただ、ムコウジマランプはロスを少なく内を通ってきた結果であるため過大評価は禁物。
■8R ダート1600m 良 3歳以上・2勝クラス
・1人気 1着 ウィンドフォール
タイムランクB、メンバーランクCとハイレベル戦であったが、ウィンドフォールが3連勝で突破。先行して余裕で突き放す危なげないレース振り。
オープンまで駆け上がる馬だろう。
■9R オキザリス賞 良 2歳・1勝クラス
・1人気 12着 ベンヌ
初戦の走りから1人気に推されたベンヌであったが、スタートで大出遅れ。ダッシュがついたころには先頭とは10馬身以上の差があったように見える。仕方なく最後方から進め、大外をぶん回す。一瞬伸びかける仕草を見せるがスローペースも祟って後方のままゴール。
勝ち時計は1.25.1。ベンヌの新馬戦は同じ舞台で1.24.4。
一概には比較できないが、新馬戦の時計だけ走れば楽勝だったのに・・・。
今回はスタートの出遅れが全てであり、当然見直し可能。
■10R 奥多摩S 良 3歳以上・3勝クラス
・1人気 11着 レッドシュヴェルト
最内を突いて伸びかけた所でヤマニンデンファレに進路を妨害され終了。
スムーズに捌けていれば・・・と思わせるレースだった。
ただ、ペースも遅かったので勝てていたかというと疑問ではある。
■12R 芝1600 良 3歳以上・2勝クラス
・4人気 12着 ポッドテオ
このレースは勝ち馬セフィロからビリの同馬ポッドテオまで0.4差の大激戦。それもそのはず、前半36.6のドスローからの上がり勝負となったため、差がつかないレースだった。
同馬はスタートで若干出遅れて最後方から進め、直線は大外から32.8(上がり3番手)の脚で追い込む。ムーアをもってしてもレースの流れ的にこれが限界だった。人気を落とすようであれば積極的に狙いたい一頭。