【振り返り&次走注目馬】2024年11月9日(土)京都
レースリプレイの見直しに加え、レース時計、ラップを分析し、次走につながる注目馬を理由とともに纏めています。
レースリプレイの見直し&分析をする時間は確保できないけど、週末の競馬は楽しみたいという貴方に、きっとお役に立てる情報だと思います。・
■3R 芝2000m 良 2歳・未勝利
・1番人気 2着 9番 キタサンハナビラ
ゆっくり目のスタートとなったが、1コーナー手前ですぐに先頭集団に取り付く。しかし、大外を回されていることもあり徐々に控える形に。4コーナーは7番手の大外で距離ロスが大きかったが、C・デムーロのムチに応えてなんとかゴール線では2着に浮上。勝ったパーティハーンは逃げてそのまま押し切るという全くロスの無い、スムーズなレース運びであったことから着差がついてしまったのは止む無し。勝ち馬と比較すると今回は下手に乗ってしまったように見えるし、流れも向いていなかった印象。それでも2着に来ているように未勝利では力が上であることを改めて証明。次も有力とみる。
■4R ダート1800 良 2歳・新馬
・1番人気 1着 4番 ナルカミ
新馬戦を1.51.2という超絶時計で大差勝ちの大圧勝。これはとてつもないタイムである。これからの成長が多いに楽しみな一頭が出てきた。
過去のタイムとの比較から、優に重賞クラスの馬であることが分かる。
過去10年の京都ダート1800良のベストタイムは以下の通り。
・1.53.5 19年新馬 サンライズホープ
・1.52.3 16年未勝利 ローズストリート
更に、過去10年全場の2,3歳のダート1800良の早い順に並べてみると以下の通り
①1.50.6 16年レパードS グレンツェント
②1.50.8 23年レパードS ライオットガール
③1.51.0 20年風雛S ミヤジコクオウ
④1.51.0 24年風雛S カシマエスパーダ
⑤1.51.2 24年新馬 ナルカミ ←今回!!
ちなみに、10日(日)に行われたラッキーライラックカップ3勝クラスの勝ち時計と同タイムである。同馬は突き放して最後は流していたことを考えると、古馬3勝クラスすら新馬戦の時点で上回っていた可能性が高いと言える。末恐ろしい馬が出てきた。
そして、このレースからはもう一頭注目馬として取り上げる。
・3番人気 2着 6番 プリンセッサ
前述の通り、勝ち馬は規格外であったため、影に隠れてしまっているが、この馬の走破タイムも前述の過去10年の京都ダート1800良のベストタイム(サンライズホープ)よりも速い1.53.2なのである。
逃げて圧勝したナルカミに4コーナーまではしっかりついていき、直線もこの馬なりに頑張っていた。
十分信頼に値するパフォーマンスは見せたと考える。