【掲載】ものづくり探訪
住友電気工業株式会社様発行の全国イゲタロイ会情報誌「イゲタロイTODAY」に弊社代表 出雲千虎のインタビューとDEDEGUMO八坂店のご紹介をしていただきました。
表紙には限定販売の時計「京だけウォッチ」が。
文字盤を全てフリーハンドで書いているレア時計です。
紙面では、大変丁寧に取材してくださった様子が掲載されています。
時計の制作工程も写真で載せていただきました。
代表は90年代にアクセサリー卸の会社を立ち上げ、そこから一人で一点もののアクセサリーを製作し今の八坂店となる場所で前進ブランド、メタルファクトリーを始めました。
当時は外部の手作り時計を委託販売していましたが、手作り時計に興味を持ち時計を学ぶ学校に通い、一級時計修理技能士の資格を取得しました。
その後時計学校の職業訓練指導員、教師の免許まで取得し実際に指導にあたったこともありました。
会社を経営しながらの国家試験の取得は並大抵ではなかったと想像します。インタビューでは「ものづくりが好きで、時計好きではないのです」と語っていますが、時計は知れば知るほど奥深い装身具です。
現在も毎日新作と向き合い、精緻なものづくりを追及しています。
時計は免許がなくても作れますし、ハンドメイド作家として販売も可能です。実際独学で作品をつくられているクリエーターさんも数多くいらっしゃいます。しかしながら、時計修理技能の勉強をしていくと知識として後の時計制作に生かされます。
DEDEGUMOの時計が斬新でオリジナリティあふれているのは、代表の時計知識があるからこそ成り立つものだと思っています。
現在工房では、二級修理技能士の免許を持った若手職人も在籍、またこれから来春卒業予定の時計学校の学生さんも働きに来てもらえます。
スタッフも感染対策に気を使いながら日々頑張ってくれています。
心強い仲間たちです。
先日、数名の男子学生グループが八坂店のショーウィンドウを見ながら話していました。
「時計??とけいなあー」
荷物の搬入で彼らを見ていた代表が駆け寄って質問したところ、半数がスマートウォッチを身に着けていてアナログ時計の必要性を感じていないとのことでした。
手ごろさなら雑貨屋の数百円、2千円台のファッションウォッチで事足ります。
高級ブランドの機械式時計は売れ行きが好調ですが、それはあくまで老舗ブランドであるから。
弊社のようなブランドはどちらにも属せずとても難しい立場です。
代表は昨今の「時計が売れない」時代に危機感を持ち、ポップアップショップ等販売網拡大に取り組んできました。
また現在、新作時計の仕様変更の準備が架橋です。時計のベルトはスマートウォッチ対応のベルトにしてお客様が自由にベルトを付け替えられるスタイルを予定しています。
コロナ禍の時代、またアフターコロナのこれから、一体アパレルや時計業界はどのようになっていくのでしょうか?
コロナで人々の生活様式や価値観が大きく変化しました。コロナ以前と同じようには全てが戻らないかな、そう感じているかたも多いと思います。
DEDEGUMOのものづくりのスタイルは変わりませんし、デザインへのこだわりも変わりません。
そしてアフターコロナでも、お客様に寄り添ったブランドになれる努力をしていきたいと思っています。
代表による手作り時計の作り方を下記マガジンで連載中です。
DEDEGUMO OFFICIAL WEB SITE https://dedegumo.jp/
DEDEGUMOオンラインショップ https://dedegumo.shop-pro.jp/