ニューシネマパラダイスを見た
たった今私は、生まれて初めてニューシネマパラダイスを見終えた。
あまりに久しぶりに心にゆっくりと広がるような感動を感じたのですぐにnoteに書き込んでいる。
あまり昔の名作と呼ばれるものに触れてこなかった人生だったので、最近ネットフリックスを利用してみているのだが、本当に気軽な気持ちで古今東西様々な作品に触れれるようになったと改めて感じた。
ニューシネマパラダイスの感想を今さらここに書いても、私の何億倍も深くこの作品を愛している人がごまんといるので割愛するが、一言言いたいことは今20代半ばに見てよかったに尽きる。
恥ずかしながらある程度大人になっているにも関わらず、理想と現実を認識することを拒んでいる子供だったので、少しは自分が置かれている状況を理解した映画になった。
夢から覚めるのか、夢を見続けるのか、世間の同年代が数年前に決断してきたことを今やっと決めることをやさしく諭された私にとってはそんな映画であった。
正直この映画が想定しているような受け止め方ができていないのは、観ているタイミングから気づいていたし、書いている真最中の今もわかってはいる。
しかし、今はこのように享受してしまった。芸術は観る人によって変わっていくという言葉を盾にこの文章をかかせていただいた。
また、月日が経つと見方が変わってくるだろうし、その際はちゃんと一つの映画館を通して繰り広げられる人間ドラマの方にしっかりとフォーカスを当てたいと思う。