一年の計は元旦ではなく晦日にあり
昔から、何か計画を立てて物事を進めるということが苦手だ。
よくある学校の試験週間など燦々たるもので、中学生か高校生の頃なんて思い出すだけで穴があったら埋めたいレベルである。1週間だか2週間だか忘れたけれど、テスト週間に突入する前に、全員一斉に勉強計画を立てる時間のようなものが読者諸賢の経験にもあったかと思う。無駄に自身の能力を過信するあの瞬間は誰もが味わったことのある感覚ではあるまいか。これまで大して勉強してこなかった自分が、何故あの瞬間だけ勉強できると思っちゃうのか、マジで人生で1、2を争うレベルの謎である。
1年の計は元旦にありと言うけれど、大変残念なことに、これまで幾度となく過ごしてきた正月三が日において、酒瓶片手にへべれけになりながらたてた計画はロクでもないことを筆者は経験上熟知しているので、大晦日の、年が明ける直前の今この時に、翌年の計画を立てることにする。なるほど本年の恥部も禊切ってないこのタイミングこそ、ベストではあるまいか。大丈夫、まだ酔ってない。酒持ってこーい!
ここでは本年(2020年)の振り返りはせずに、あくまで来年(2021年)の目標ややりたいことを記載していくこととする。何故なら恥ずかしいからである。あえて言わせないで欲しいとさえ思う。多分、今年も色々なことがあった(ハズ)と思っているのだけれど、そんなことは綺麗さっぱり全て忘れて、また明日から頑張るための活力にすることとしたい。酒持ってこーい!!
来年(2021年)頑張ることその1:生物学
あるまじきことに筆者は、このnoteの当初の目的をすっかり忘れ、最近は駄文を垂れ流し続けている。初心忘るるべからず、生物学である。生命を科学するということ、である。そもそもこれまで何故僕は読書感想文など書いていたのか。誠に遺憾であり、全くもって意味がわからない。新しい学問が生まれる瞬間を見ている感覚の稿でも記したように、最近の生物学では、筆者が大学を卒業して以降フォローできていないような新しいホットトピックがチラホラ話題のようであるし、1から学び直す、と言うか、生命科学を今一度大系的に学び直すちょうど良い機会なのかもしれない。
ちなみに、来年は世界的名著、Molecular Biology of the Cell(通称:セル)の改訂年になるのではないかと筆者は予測している。最新版である6th edition(通称:青セル)が2014年刊行であり、その前版の5th edition(通称:赤セル)の発刊は2008年だ。1983年の初版以来、大体6-7年のペースでセルは改定が進められてきており、そのスパンから予想するに、次の7th editionは2021年に発刊される(ハズ)であろうから、筆者はとても楽しみにしている。できれば正式な日本語訳版より早く自分で日本語訳しちゃいたいな、なんて。うそうそ、今の嘘です。言質をとらないでください。酒持ってこーい!!!
他人様に大きな声で言えるほど、現行の青セル(6th edition)を読み込めているわけではないけれど、一応筆者は人生のバイブルとしてセルを掲げ崇拝している。筆者が現役時代には、赤セル(5th edition)をそれこそ穴があくまで読み込んだほどである。ちなみに、研究室の先輩(会社員)はセルを愛するあまり、プライベートの旅行先にもセルを必ず持ち込み読みふける癖があり、奥さんにクソほど怒られているらしい。ていうか物体としてめちゃくちゃ重いハズなんだけど、何してんだアンタ。
残念ながら筆者には、旅行のお供にセルを必ず持ち歩く神経は持ち合わせていない。が、それでも分子生物学の哲学を基本から学べ、その最新成果までしっかりかゆいところに手が届くほどにカバーしているオールマイティな本書を、筆者は敬愛してやまない。
特に最近はBioinformaticsに興味がある。熱い気がする。昨今の状況に引きずられているわけではないけれど、ウィルス学というか免疫学をちゃんと学び直したい気がすごいしている。ウィルス学×バイオインフォマティクス×AI。この掛け算で何かできないだろうか。そのための一歩として、バイオインフォマティシャンの資格試験を目指して、勉強したいと思います。2021年2月、合格できるように勉強しますか。
来年(2021年)頑張ることその2:筋トレ
今日も、最高の一日にします。を毎日言いたい。なんなら毎日朝5時に起きて言いたい。でも現実は、そんなに甘くない。朝が致命的に弱い(かと言って特段強い時間帯があるわけでもない)僕がそんなこと毎日できるハズがない。起きることさえ無理だ。誰が言ったか忘れたけれど、人は意識するだけでは決して変わらないらしい。確かにそんな気はする。"この世で最も不毛なことは、決意を新たにすることである"だそうだ。厳しいかもしれないが、現実はそうかもしれない。
ではどうすれば良いかというと、やらなければならない状況に自分を追い込むことしかないそうだ。例えば、立ち止まったら死ぬように、すぐ後ろに永遠に追いかけてくるモンスターを配置する、とマコなり社長は言っていた。胡散臭いあいつのアドバイスに従うなんて本当はイヤなんだけど、この点に関しては確かにそういうものなのかもしれない。幸いなことに、筆者は4月から名古屋に引っ越すことが決まっている。AIOBLOGのお膝元だ。そのジムに入らない訳にはいかない。筋トレのやり方とかよくわからないけれど、とにかく今日も、最高の一日にします。
今年(2021年)頑張ることその3:ピアノ
久しぶりに音楽をやりたい。楽器は何でも良いのだけれど、例えばピアノなんて良いのかもしれない。めちゃくちゃ懐かしい。そう言えば、いつだったか忘れたけれど、秋葉原で路上ライブをやるのが夢だったことがある。なんか楽しそうで良いなと思っていた。いつだったかそんな夢も無視するようになっていた。自分の中でちょっとした湧き出る夢を大切にしていきたい。そんな2021年になると良いな。
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いつも何かをしたくて、でも何がしたいのか分からなくて、結局何もできずにボーっとしている毎日です。そんな毎日がイヤでイヤで仕方ないので、何かしたいと思っています。今心にあるその何かを頑張って言葉にしたのが上の3つになります。ここに挙げた3つくらいは、来年、没頭できると良いなあ。