出会い色々(鹿肉、アーティスト 他)
短くても毎日何か書く。そう決めてからわずか1週間にして「今日は書くべきことが何もなかった」という理由で日記をサボり続けていたところだが、今日はいつもより色んなことがあった。
名付けるならば「出会いの日」
今日出会った人たちを以下に列挙していく。
1.ラスト鹿肉の店長
ランチのお店は牛丼チェーンの上にあって、本当にここで合ってる??という階段を登り、本当にここ?!というドアを開けた先にあった。階段や店の細かい描写は割愛するので、皆さんの思う、本当にここ?!を想像してもらえれば良い。たぶん夜はバーをやっていて、昼はカレーを提供している。店内にはその時点で私と友人2人のみ。メニューは鹿肉ジビエと鯛出汁の2つだったが、鯛は終わっちゃったので鹿肉だけですと言われた。迷う余地なく2人とも鹿肉カレーを注文した。
カレーは食べやすくておいしい。食べていると、後から1人男性客がやってきて鹿肉カレーを頼んだ。カウンターで男性客が店長と話し出したのを聞いていると、鹿肉カレーは今日のこの3人でラストだそうだ。鹿肉の仕入先である猟師さんが亡くなったとのこと。店長によれば、この鹿肉は血抜きの方法が云々ですごいので全然臭くないらしい。男性客も我々も、初めての店で偶然にもその鹿肉のラストを味わった。そう言われると目の前の肉がとてもスペシャルなものになった。話を聞いた後、確かに新鮮な味がした。
2.知人の妹さん(個展開催中)
今日のおでかけの元々の用事はこれ。知人の妹さんが絵の個展をやるということで、誘われて見に行った。知人の方は我々のことを妹さんに話してくれているらしく、妹さんは我々のことを知ってくれていた。物腰が大変柔らかく初対面の私とも話してくれたが、どこにでもいる感じはしなくて、確かにアーティストであった。
個展にたまたま居合わせた人もその妹さんの知り合いで、よしみで少し話した。その人も芸術に造詣があり、アクセサリーとか小物を自分で作ったりもしているらしい。さすがにお洒落な人で、服、鞄、自作と思われるブローチなどセンスが光っていた。おっとりと物静かな人だったが、その人もやはりアーティストであった。
3.グッチの店員
グッチの財布を購入することを検討している、という話をしていたらちょうどグッチの店があったので入ってみた。冷やかしだったのに、思ったよりもガッツリ接客されてしまい次々財布を出して見せてくれた。しまいには名刺を渡されて少しバツが悪かった。でも、元々ノーマークだった財布が案外可愛いことに気づくことが出来たのは、接客の賜物だった。
4.喫茶店の客
狙って行った喫茶店が満席だったので、じゃあまた来ますと言って店を出た。店の軒先で次なる候補を探しながら歩き出そうとした時、2人席に座っていた1人の客が席を1人席に代わってくれた。なかなかできることではない。本当にありがたかった。
5.祇園
吉本の劇場にお笑いを観に行った。私がたまに劇場に行くと、なぜか毎回祇園が出演している。すごいのは、帰省中に東京の∞ホールに行った時もたまたま祇園が出ていたことだ。祇園と一緒に大阪から東京に移動したということになる。我ながら、祇園目当てとしか思えない状況である。
今日の出演者一覧に祇園の名前はなかったのだが、さや香が出れなくなってなんと急遽祇園が出た。私の祇園ジンクスは無事守られた。素晴らしい。
6.蕎麦屋にいた芸人
夕飯で蕎麦屋に行ったら、テレビに出ている有名な芸人が店内に入ってきた。テレビで見る印象そのまんまであった。なんとなく全世界に対して個人名を出す気にはならないので書かないが、今日という1日を締めくくるにふさわしい感動だった。
今日1日で様々な出会いがあったが、質的にも量的にも、出不精で内向的な私ひとりではあり得ない経験である。ひとえに一緒にいた友人の人間性のおかげなので、感謝したい。
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