2024年5月に遊んだゲーム感想
なんだか仕事が増え始め、残業の足音が聞こえてきた5月。こんなところにいられるか、俺は家に帰るぞ…!
今月は苦手なアクション系や普段手が伸びないノベルゲームをたくさん遊んだ。特に意識したわけではないけれど、そういう月もある。
ノベルゲームは(自分の基準でネタバレにならない範囲ではあるけれど)スクショをぺたぺた張るので微々々ネタバレ注意です。
ghostpia シーズンワン
みんなあの子を好きになる
選択肢のない一本道のビジュアルノベル。絵本のようなタッチの絵がぬるぬる動くので、紙芝居や映画を見ているようなプレイ感。全5話でだいたい10時間くらいで読み終わる。一日一話ずつ見て最高の一週間を過ごしました。
何度死んでもよみがえる幽霊たちの住む町を舞台に、異邦人の少女とその友人たちの謎と友情と暴力の物語。
ストーリーの説明がむずかしい~。過去に何かがあった様子でぼんやりと無気力に生きていた(幽霊なのに?)主人公の小夜子だったが、幽霊の町に新入りの少女がやって来たことをきっかけにドタバタに巻き込まれていく…というのが導入の筋書き。こう書くとわかりやすいかな?
登場人物が幽霊だらけなのもあって物語上の時間帯はたいてい夜だし、ずっと雪が降っている(全体的にロシアの町っぽい)ので常に静けさと寂しさが漂っている。一方で、これまた登場人物が幽霊だらけなのもあって殺しても死なないために命が軽く、すぐにバイオレンスな展開がやってくる。この静謐さと暴力性が同居している世界観がくせになる。ずっと浸っていたいと思わせられる。
いい要素がいっぱいあるので、以下に羅列します。
毒のあるユーモア、熱い友情、幽霊の町にまつわる謎、女の子同士のいちゃちゃ、ちょっと「アレ」な人たちへの誠実なまなざし(これは本当にすごいと思っているのだけれど、かなり終盤の要素を含むので語らない)、アニメばりのOP、ニンジャ的アクション劇、女の子同士のいちゃいちゃ、女の子同士のいちゃいちゃなどなど…
すげーー面白いです。絵が気に入ったら即買いしてください。値段に怯むようならウィッシュリストに入れてセールを待ってください。
絵がそうでもなかった人もDemoをダウンロードしてください。
「シーズンワン」とされている通り、ストーリーはまだまだ続きそう。早く次のお話を聞かせてくれ~~~~。
Sugar,sugar,sugarcoat
キュートなドット絵を見せられただけで、ゲームを買っちゃうよ
恋愛シミュレーションゲーム。初めて遊んだかも
人の愛を喰らう悪魔の少女に魅入られた主人公。愛しの悪魔に愛をささげるために友人たちから愛を集めよう!!
ちょっと大変なことを言っている。本命の(それも悪魔の力といういかにも強制的に抱かされた感情だ)女の子のためにほかの女の子からの好感度を稼ぐことになる。こんなことしていいのかよ。
罪悪感にさいなまれながら恋愛シミュレーションを遊ぶことになる。3人×3種類のエンディングがありこれだけでも十分なボリュームがあり、文章がいい。
友人たちから好かれるたび、プレイヤーと同様に主人公のヘレナもどこかで罪悪感を抱きながら話が進む。恋愛ゲームの攻略に重みが生じる。
通常の恋愛シミュレーションの先の部分(悪魔を名乗る少女にまつわる話)についてはネタバレ過ぎるので買って遊んでね。500円なので!スチルの多さも500円のボリュームではないことは保証します!
文章が多いゲームをやるといろいろ考えてしまう。みんなもそうですか?自分の本当の気持ちとはどこにあるのか。身近な例で言うならば、教育によって植え付けられた思想と素朴な自分の感覚に境界線なんて引けるのだろうか?「考えさせられる」なんて安易な表現ではあるのだけれど…
HADES Ⅱ
HADESの続編です、見りゃわかるか。ローグライクアクションの王道。
HADESの順当な続編という感じの作品です。前作の主人公ザグレウスとは異なる使用感のキャラクターが追加されて、新しいステージが追加されたという感覚。大型DLCみたいなものと言えばいいのかな。
何が言いたいかというとシステム的な変更はほとんどなく、強化要素とそれに伴うアイテム収集要素が増えた程度であり。当然もとが圧倒的に面白いからこれも面白い。ただ前作よりもずっと優れたゲームであるということもなく…歯切れが悪いな。ちょっと期待しすぎていたかも。面白いのは面白いんですよ!
新主人公のメリノエは(ザグレウスとは異なり)礼儀正しく、いい子である。主人公のキャラクターという面では今作のほうが好みかも。
改めてHADESの面白さの話をしましょう。毎回「今回は突破できるかも!」という期待を持って周回しながら、途中で息絶えたとしても次回の強化につながるものを得ているので毎回の周回を無駄に感じない。高難易度ゲームの永続強化システムはこの点でモチベーション維持に繋がる。永続強化はプレイヤーの成長を不明瞭にする!と思っている一方で助けられてもいる。付き合いが難しい奴だぜ。
学園アイドルマスター
学園アイドルマスター(学マス)|君と出会い、夢に翔ける (idolmaster-official.jp)
ごめんなさい。今までコアなインディーゲーマーのふりをしていましたが、アイドルマスターのことが大好きなんです。
アイドルマスターだし、ローグライクデッキ構築でもある。好き×好きだ。いまnoteでSlay the Spireと検索をかけると最新の記事はたいてい学園アイドルマスターの記事だ。これはしょうがない。たしかにスレスパすぎるので。
さすがにゲーム性の部分ではスレスパには劣っている(ボスレリやネオーボーナスがほぼ一択、マップがキャラごとに固定など…)けれども、アイドルマスターに付属するゲームとしては圧倒的に面白い。ソシャゲは続かない方なんですけど、これはまあまあやり込みそうな予感がしている。
毎回「今回は突破できるかも!」という期待を持って周回しながら、途中で息絶えたとしても次回の強化につながるものを得ているので毎回の周回を無駄に感じな……あれ?
水星汐
世界観最高ゲームをリリースし続けているRenka氏の最新作。ローグライクカードRPG。
これまでの作品より大幅にボリュームアップしており、価格も上がっている(720円だからまだ安いけど)。これまでの120円でシンプルなゲームと比べると挑戦的な作品だ。
キャラクターカードを場所カードの上に置くとそこに移動した扱いになる、素材どうしを重ねるとクラフトされるなどなど、カードの移動によってゲーム上の出来事が表現される。
システムに慣れるまでは何をしていいかわからなくなりがち(ややチュートリアルが不親切)だが、適当に触っているとわかってくるはず。時間経過で新しいキャラクターを雇い、様々な場所に出向かせて素材を集めつつ新しいステージやキーアイテムを探すことの繰り返しになる。素材集めの周回が苦にならない(楽しめる)人は前作よりはまるかも?単調な作業の繰り返しが苦手なのでこれまでの作品のほうが好きかな。フラッシュバックを遊んでください。
RABBIT & STEEL
キュートな絵柄のローグライクアクション(弾幕シューティング?)。協力型を謳っているが一人でもぜんぜん遊べます。
ルートは基本一本道だけどマップの順番を選べる。この順番が簡単とかあるのかな。ショップ、戦闘、レリックマスを進んでいくいつものやつ。
プレイアブルのうさぎたちだけでなく敵もみんなかわいいのでうれしい。
ただしシューティングが苦手すぎて難易度ノーマルも全然クリアできません。助けてくれ~。とりあえず低難易度でクリアしたけどもう少し遊びたいゲーム。
RAIBBIT HOLE
うさぎばっかり!
ほんのりローグライクな2D アクション。無料です。なんで?
電車に揺られていたはずが、突然謎の世界に迷い込んでしまった少女DISC。与えられたうさ耳と多様な武器を駆使して脱出を図ろう!というゲーム、なはず。日本語がないので雰囲気で遊んでいます。
かなり難しい~。まだクリアできていません。全部で4ステージあるんですが、体力を回復する機会がかなり限られているので序盤で被弾していると厳しい。各ステージのボスを被弾なしでクリアすると最大体力が増えるんだけど、これ最初のボスしか無理じゃないですか?DISCちゃん以外にもキャラがいるようなんだけれどまったく解禁できていない。
ストアページによると武器は50種類以上あるらしい。銃は詳しくないけれどかなり厳密に細分化されているみたい。テレビや楽器などユニークなものもある。
プレイ中に手に入る本を集めていくと、ライブラリで世界観の掘り下げを見ることができる。英語なうえになじみの薄いフォントなせいでなかなか読みにくいのが少し残念。
それでも無料でこのボリュームはちょっとすごい。とりあえず一回遊んでみましょうよ。
終わり
先月の記事にいつもよりたくさんのスキをいただいていた。とってもうれしいんですが、どうして…?
あ、スレスパの記事書こうかな~が言いっぱなしになっている。スレスパはゴールデンウィークにそこそこやってはいたんです。アイクラを30戦やって3割の勝率だった。自分としてはなかなかいい戦績だけど、記録を見ると堕落枝で3回勝ってたり心臓戦のパワポでバリケード引いて解決していたりするので上振れを拾っているだけな気もしている。むずかしいぜ
最後まで読んでくれた人に先日撮ったカピバラを見せてあげます。