見出し画像

心機一転、blog移転のお知らせと、最近読んだ凄い本について。

blogを、これまでのWordPress↑からこちらに、心機一転、移転します。

写真を色々アップしてたのが、容量オーバーし、1年か2年ほど課金してみたのですが、課金するなら、別のとこでやってみるか、と思った次第です。

これまでのもそのまま残しておくのと、ライヴのスケジュールはこれからも同じ場所にも引き続きアップする予定です。

そんなお知らせだけの投稿が1回目なんてのは、ちょっと色気がないので、最近の驚いたことをひとつ。

ヤバイ本。

田紳有楽/空気頭 藤枝静男著

この本は、とある痴人(知人ではなく痴人と書けと言われた)に頂いたものですが、
これがとんでもなかったのだ!!!


登場人物が骨董品たちで、その輪廻転生についてだとか、場面が突然チベットに飛び、そこでの前世の日々だとか。さらには池に浸けられて年季の入った贋物になっていく様や、骨董の器と金魚との恋だとか。

空気頭に入るとさらに過激になり、、さすがは本当のお医者さんが書いた小説だと、腑に落ちるような場面が続く。
結核の治療法を転用した方法や、肥溜が治療薬に転じる様など、大真面目なんだけど笑いなしでは読めないというか、狂気に足を踏み入れていること間違いなしというのか、、。人間という存在に秘めたる狂気というべきか。

一体これはなんなんだ?!という、驚きのままに最後まで読み終えてしまった。

こんな本があったとは、と、久々に驚かされた、慄いた、本でした。

人間の想像力と創造力はすごい。

表現は心を解放する。そこにあるのは自由。人間本来の、生命体本来の在り方だとやっぱり思う。

自分の心も、他者の心も、まったく縛ることはできない。だから縛ろうとする。でもきっと縛れない。
表現はそのことを時折、稲光りのようにして、否応無く教えてくれたりする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?