運ばれてきた春の一時的な迷子
今日は雨降り。夕方になってようやく上がった。西の空がかすかに開けてきて、きっと明日は晴れる。
プリプロ作業。今日はあまり進まず。天気のせいにした。だって寒いし。風も強かったし。中野まで昼に出かけたら膝から下が全部ずぶ濡れになっちゃったし、雲も分厚かった。
夜。美味しいコーヒー淹れて、友人との他愛のない電話が終わり、深夜に差し掛かりつつある。
そうか、アホウドリはアルバトロスと云うのか。魔法使いの呪文のようで、いい罵り言葉だと思った。不意に使ったら、負ける気がしないな。
日曜日にいただいた筍を煮たら、タッパー二つ分になった。
東京を通り越して、何故か宮城の何処かの誰かの元に届いてしまったわたしが食べるはずの筍は、運送会社の人からの謝罪の電話と共に、そこからもう一度東京を目指して運ばれ始めた。日曜午前に届く予定が夕方18時になったのだけど、箱の中で竹になってしまわなくてよかったな、と思った。
運ばれてきた春が迷子になってしまわなくて、本当によかった。
明日は早起きをしよう。