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蝉のように脱皮が出来たなら

アルバムのミックス真っ只中。
録音はおわり、ミックスを沖縄のホールズさんとやり取りしながら進めているところです。
こうかな?どうかな?と、いろいろ模索。ずいぶん遅いなと、思われている気もしなくはないのですが、とことんやるつもりなのだ。

そして夏、真っ盛り。

この前は、年始に会って以来の親友と再会して、遊びに行ったりした。
危険な暑さなので出歩かないでと言われていたその時期に、あえて街をたくさん歩きまわった。山にも登った。

友人の新しい出発に、わたしの心も踊ったり、わくわくしたり、刺激をもらったりした。
旅の始まりはいつだって、いいなぁ。
心の中を新しい風が吹き抜けていくあの感じ。それはきっと、新しい風が通り抜けるだけの隙間が生まれているからだとも思う。

何かを手放したり、扉を開けたり、
抱え込み居座ることから、
軽くなり、踏み出すことへ身体が動いていこうとするあの時間。

すでに何かが始まっている、、!

何度だって生まれ変われる。同じ人生のまんまで。そう思う。

激しい暑さがつれてきた、突然のどしゃ降り雨が気持ちよかったり、
軒先を借りて雨宿りをしているうちに暮れていく夕焼けがやけに美しかったり、
街の中華が美味しかったり、コンビニのアイスコーヒーを飲んだせいで、大好きな店の閉店時間に間に合わず振られて機嫌がなかなか直らなかったり、夜中のうどん屋がやけに美味しかったり、日常に奇跡はやっぱり潜んでいる。

友人の旅が素敵なものであることを願いつつ、わたしもわたしの旅を続けるのだ、、!

山の中とはいえ暑い
山頂のマムシグサ。夏はこんな色なのか!
てっぺん
暑いけど気持ちいい
落ちたら助からないな、とぼそっと呟く人がいた
まさに夏の風景。大好きだ。
夜遅めの蕎麦。絶品だった。
こんなふうに脱皮ができたなら。願わくば何度でも。
軒先借りて雨宿り



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