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「トレードするならディーカレット」の取組みに至った想いを公開します

スプレッド原則固定キャンペーンを開始

ディーカレットでは現在、2021年9月6日より開始した当社キャンペーンにて、販売所の「BTC/JPY」「ETH/JPY」「XRP/JPY」のスプレッドを原則固定にしております。これはSNSやブログなどでよく目にする「国内の暗号資産(仮想通貨)販売所はスプレッド(売値と買値の差)が広すぎる」との批判に対して、当社トレーディングチームは “安定した取引機会の提供とビットコインなどの暗号資産をポートフォリオに一部でも入れてほしい″ との願いからプライシングの改善に取り組み、キャンペーン期間内の原則固定を打ち出しました。

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9月8日に発生したBTC/JPYの急落

そんなキャンペーン開始直後の9月8日0時5分~0時10分頃に起きたBTC/JPY急落時の配信状況についてご説明します。

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9月8日 0時頃 、BTC/JPYがたった5分で約522万から約475万円まで急落するような、市場がパニックに陥る場面がありました。これはNY株式市場で、新型コロナウイルスの感染拡大などを背景に株価が軟調になったことから、他のマーケットにもリスクオフムードが伝播しました。さらに米10年国債の金利の上昇が重なり、上図のグラフのようにBTCは急落をはじめ、その結果海外取引所を中心に大量の買い建玉のロスカット(損切りや一部利食い)が誘発され、43,000ドル(約475万円)付近まで一気に下落することとなりました。相場状況については当社ウィークリーレポートをご覧ください

このような急落の中、当社カバー先や暗号資産(仮想通貨)市場全体でスプレッドがワイドになる中でも、キャンペーンで謳ったスプレッドで固定したままレート配信を致しました
暗号資産(仮想通貨)取引のご経験が豊富な方なら、市場急変時でもこの非常に狭いスプレッドを固定したまま安定的に配信することは、非常に “安心してトレードできる″ 最重要な要素のひとつとメリットを感じていることと思います。

5月19日に発生した市場の混乱

当社ディーカレットが相場急変時でもこのような安定した配信を行ったのは、上述の9月8日のBTC/JPY急落時だけではありません。2021年5月10日〜6月11日に行った当社キャンペーン「【販売所】ETH/JPYスプレッド原則固定キャンペーン!」 でも、同様に市場が混乱していた急落局面でも、ETH/JPYのスプレッド(6,900円)を、業界最狭水準のスプレッドで固定したまま配信を行いました。

それでは、市場が混乱した5月19日の市場について、少し解説したいと思います。

■BTC/JPYの日足

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■ETH/JPYの日足

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5/19は上記2通貨だけでなく暗号資産全体が急落しました。
大量のロスカット注文などからビットコイン(BTC)は急落し、1日で約150万円もの大幅な下落幅となりました。20年末から強気相場が6か月以上続いてことから利益確定しやすい状況であった中、米石油パイプラインのサイバー攻撃、ハッカーに暗号資産で身代金を支払ったなどの報道、米テスラ社のCEOイーロン・マスク氏の「テスラでのビットコイン決済の中止」というツイートなど、複数のネガティブ・ニュースが重なったことに端を発して下落しはじめました。さらに加えて、海外暗号資産交換所バイナンス(Binance)が司法省および内国歳入庁(IRS)からマネーロンダリング(資金洗浄)に関する疑いで調べられているとの報道や、中国当局が同国の金融機関に対し暗号資産に関するサービスを規制する方針を改めて示したとの報道が伝わり、暗号資産市場におけるチャイナリスク(世界で2番目の市場である中国での暗号資産取引停止リスク)まで意識され大幅続落を招いた形となりました。

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上記当社配信レートを改めて細かく見ると、21時頃BTC価格は約425万円、ETH価格は約30万円です。その水準から約1時間後の22時10分頃までにBTCで約100万円(約▲22%)、ETHで約9万円(約▲30%)と急落し、市場がパニックになっていたことが分かります。

この急落時、米国大手暗号資産取引所のコインベース(Coinbase)など数社が、急激なトラフィック増加(アクセスが一時的に集中)によりログイン障害などが発生しました。国内でも最大手の2社でログイン障害などが発生して、取引したくてもできない時間が発生してしまいました。今回の急落時の各社の対応や当社カバー先の価格配信の履歴(スプレッドが大きく広がっていた)から鑑みて、市場急変時に個人投資家が通常時に想定し得るスプレッドでの取引機会を奪われてしまったことや、市場実勢とは著しく乖離した価格で不本意なロスカット注文(逆指値注文)を執行されるといったケースが散見されたようです。実際SNS上では、そのような多くの投稿で溢れかえりました。

ディーカレットの取組みについて

取引所を選別するときに、通常時のスプレッド配信レートを判断基準としがちですが、実は市場急変時における配信レートが安定しているかどうかはかなり重要な要素となります、また、暗号資産取引所の “お客様とのトレードにおける信頼度” を象徴しているとも考えられます。
本来暗号資産取引所が負ってきた市場リスクを、お客様に転嫁するような恣意的とも思われるレートの配信(急激なスプレッド拡大など)の存在は、現状当業界が抱える問題点だと思われます。

ディーカレットでは、そのような業界の問題点を解消できるよう、お客様に安心してトレードできるような価格配信を心がけております。
当社の姿勢だけでなく、お客様にご心配していただかなくともよい点としましては、ログインができないなどトラフィックに関する障害は業界全体としても対策が進んでいると思われるうえ、暗号資産市場がさらに熟成し、さらなる欧米の機関投資家参入による流動性の増加が進むことによっても価格配信の安定性も改善されていくものと思います。
しかしながら、アルトコインだけでなくビットコインも急落急騰する局面は、今しばらく発生する可能性があります。そのため、より安心して大事な資産をお取引頂くためにも、当社ディーカレットではいわゆる “ストップ狩り” を誘発するような恣意的なレートの配信を行う事はございません
お客様には指値や逆指値をいれるなど一般的なリスクコントロールは心掛けていただければと思います。

当社ディーカレットは今後も引き続きお取引頂いたお客様のお声を常に最優先に考えて、今回のキャンペーンのように業界で最狭水準のスプレッド提供はもとより、国内業者で何度も繰り返された暗号資産の流出などが無いように、万全のセキュリティ対策はもちろんのこと取引しやすい環境をご提供できるよう努力してまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

ディーカレットの口座をお持ちでない方は、下記よりご登録ください。

▼口座開設
https://cx.decurret.com/decurret-frontap/account/login

筆者プロフィール

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株式会社ディーカレット 暗号資産事業グループ
トレーディングチームヘッド、マーケティングディレクター
SBIの為替ディーラー出身でプライシング分析から顧客取引などのビックデータ分析屋さんも兼ねていたので、取引はAIで取引シグナルを出しているものの裁量が好きなトレーダー。暗号資産交換業に転職してからは、AMLに加えブロックチェーン特有の分析まで顧客売買と市場動向両方に精通し、デジタルマーケティング分野も担当。日進月歩な業界なので日々全集中!! 好きな取引格言はミスターFXこと坂本軍治先生に言われた「Don’t Believe Your Position!!! 自分のポジションに恋するとロスカットが遅くなるから自分の相場観は信じるな!」です。
※このシミュレーションは将来の投資結果を予測、保証するものではありません。相場が一方向に上昇・下落し続ける局面等、ドル・コスト平均法の成果が期待できない場合もあります。
※本資料は、情報提供の為に作成されたものであり、暗号資産(仮想通貨)の取引、その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。投資に関する最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
※本資料及び資料にある情報をいかなる目的で使用される場合におきましても、お客様の判断と責任において使用されるものであり、本資料及び資料にある情報の使用による結果について、当社は何らの責任を負うものではありません。