BTCとETH最高値更新しXRPは190円台回復、コインベース社の上場を控え神経質な展開を警戒!
本日よりディーカレットで取扱っている暗号資産(仮想通貨)の動向を簡単にまとめた週次マーケットレポートをお送り致します。
まずビットコインは、一か月ぶりに史上最高値を更新する展開となっている。
上昇要因として一番大きいポイントは、米暗号資産取引所大手のコインベース社が、本日ナスダック上場することが好感され、幅広い買いが入っていることが挙げられる。
2つ目のポイントとしては、移動平均を中心にしたテクニカル的な地合いの強さが見受けられ、多くの指標で買いシグナルが続いている点だ。
3つ目のポイントとしては、ビットコインのETF審査の開始やTIME紙へのビットコイン保有、既存金融や米IT大手の暗号資産市場参入が続いていることなど、好材料が連日発表されている事で、買いが買いを呼び新高値更新を達成したようだ。
イーサリアムも高値を更新しており、リップルは190円台。その他のコインも大きく上昇しており、全体的に買い優勢の流れが続いている。
一方で下落リスクついては、コインベース上場による材料出尽くしには警戒が必要で、利食いが先行する可能性について一部市場関係者から聞こえてきている。また、ビットコイン固有のポイントとしては、次回難易度調整ではハッシュレート上昇による難化が予想される。市場イベントとしてはイーサリアムハードフォーク(Berlin )が控えている。
BTCのドミナンスが年始から比較して下落傾向にある中で、上記の各イベント通過後、仮にBTCが大きく調整された場合、アルトコインが今のレベルを維持できるかにも注目が集まっている。しかしながらビットコインの下落局面では、今日まで買えなかった投資家による買い支えが予想でき、ある程度のサポートには期待できると思われるが、過信せず指値・逆指値をいれるなど、ポジション管理にはご注意頂きたい。
筆者:前田慶次
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