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ディーカレットは、世界的なユニコーン企業である「アンバー・グループ」の一員となりました
ディーカレットはアンバー・グループへ
ディーカレットは、2022年2月1日にAmber Group(以下:アンバー・グループ)を株主に迎え、新たなスタートを切りました。
アンバー・グループは、暗号資産の資産運用をはじめとする多様な金融サービスを提供し、世界中の著名な投資家から利用され、注目されている世界的なユニコーン企業です。
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また、アンバー・グループでは『Your Gateway to Crypto Finance』をビジョンとして掲げており、従来のクリプトによるデジタル資産形成だけではなく、すべての人が楽しめるWeb3.0サービスの展開を目指しています。
アンバー・グループ参画の経緯
日本の暗号資産市場の規模は、グローバルと比較するとまだまだ小さく、他方で、暗号資産に関する税制改正が進んだ際には、市場規模が今後さらに拡大していくと考えられたことから、アンバー・グループは日本に参入することとなりました。
その中でディーカレットを選択した理由として、以下が挙げられます。
ディーカレットは、株式会社インターネットイニシアティブをはじめ日本を代表する大手企業35社が出資しており、日本の交換業者の中で注目され信頼できる取引所であったこと
ディーカレットは、暗号資産を電子マネーにチャージする機能などを提供し、暗号資産を決済に使えるように考えていたこと
上記のような金融の仕組みを改革する方針が、アンバー・グループの「Your Gateway to Crypto Finance」の哲学と一致していること
新進気鋭のアンバー・グループとディーカレットが力を合わせ、日本市場に合わせた事業を展開していくことで、誰もが新しい金融システムにアクセスできるようなプロダクト、他社に負けないサービスの提供を目指していきたいと考えています。
アンバー・グループのご紹介
アンバー・グループはシンガポールに本社を置くグローバルなデジタル・アセットのリーディングカンパニーです。シカゴ・ロンドンをはじめとした世界各地に拠点を置き、365日24時間体制で世界中に事業展開しています。
アンバー・グループの主な特徴は以下となります(2022年6月時点)。
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2017年、モルガン・スタンレーのクオンツ・トレーダーを中心に設立された金融取引のプロフェッショナル集団。
世界の主要な暗号資産取引所の現物・先物取引において全体の2~3%を占める。
創業以来、累積取引高100兆円を超え、現在の運用資産額は5,000億円を超える。
世界中で1,000を超える機関投資家や富裕層を顧客に持つ。
グローバルで展開するアプリの利用者数は、アジアを中心にアメリカ、ヨーロッパなど150を超える国や地域にまたがり、全世界で1,000人を超える従業員を雇用。
2022年2月、シリーズB+ の資金調達を経て企業価値3,400億円を超えるユニコーン企業。
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アンバー・グループのグローバルCEOであるMichael Wuの、日本進出にあたってのコメントをご紹介いたします。
日本は暗号資産金融サービスの重要な市場のひとつとして、大きな戦略的価値が潜んでいます。私たちは日本でのプレゼンスを拡大するために、「WhaleFin」(アンバー・グループが提供するワンストップ型のデジタル資産プラットフォーム)とディーカレットの強みを統合できることに誇りに思います。
ディーカレットは、日本国内市場の主要な暗号資産取引所のひとつとして、専門知識を有する人材が多く揃っています。
ユーザーエクスペリエンスを重視するWhaleFinの理念「誰もが使いやすい、身近な暗号資産金融アプリ」によく調和していると思います。
今回の買収は、暗号資産に対するユーザーの信頼性を高め、日本における暗号資産金融の新たな章を築くための基盤となります。
私たちは、金融庁に暗号資産交換業者として登録された日本の会社をグループに加えることができ、光栄に思っています。これは、私たちが活況な日本市場に参入するにあたり、アンバー・グループにとっても大きな転機となる瞬間です。
暗号資産が世界的に信頼できる資産クラスであるという評価を確固たるものにするために、規制遵守は非常に重要です。私たちはグローバルな足跡を拡大し、国際的な金融エコシステム全体で暗号資産のイノベーションを推進していく中で、最高の規制遵守基準を維持し、金融庁登録機関に求められる基準と信頼に応えることを約束します。
アンバー・グループのサービス、取り組み
アンバー・グループは従来のクリプトによるデジタル資産形成だけではなく、すべての人が楽しめるWeb3.0サービスの展開を目指しています。
日本では今後以下のサービスを提供していく予定です。
Institutional Service:機関投資家向け暗号資産サービス
WhaleFin:個人向け暗号資産サービス
OPENVERSE(オープンバース):メタバースサービス
Institutional Service:機関投資家向け暗号資産サービス
アルゴリズムによる執行、電子的および店頭マーケットメイキングによるデリバティブ、仕組み商品、さらに機関投資家向けサービスの一環としてマイニングやステーキングサービスが含まれます。暗号市場の主要な流動性プロバイダーです。
現在、アンバー・グループには1,000社以上の機関投資家が登録しており、デジタル資産の世界的な普及に伴い、この数字はさらに増加するものと思われます。
WhaleFin:個人向け暗号資産サービス
「WhaleFin」は、アンバー・グループが機関投資家とリテール市場の両方にサービスを提供してきた専門知識に基づいて構築されており、両市場からの要求をつなぐオールインワン・プラットフォームとして、ユーザーにとって暗号資産へのゲートウェイとなるような役割を果たします。
また、機関投資家向けの機能と、直感的なユーザーインターフェースを兼ね備えています。
OPENVERSE(オープンバース):メタバースサービス
OPENVERSEは、Web3.0の技術を活用して作られた、世界で有数なリアルタイムデジタルコミュニティーです。
仮想と仮想と現実の壁を打ち破り、ユーザーに没入型の臨場感をもたらします。ユーザーは自分自身の姿を変えて、リアルタイムにライブ、パフォーマンス、スポーツを楽しめるだけでなく、コミュニティー内で自分で創ったものをデジタル資産に変え、自分の資産を増やすこともできます。
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また、提供しているサービス以外にも、地球環境に配慮したサスティナブルな貢献を行っています。
暗号資産やブロックチェーンは非常に電力消費が大きい業界としてとらえられていますが、アンバー・グループは、2.3億円相当のMCO2トークンを購入しました。これは、280,000回超のビットコイン取引のコストを相殺するのに十分なものです。
個人向けサービスである「WhaleFin」の名称は、地球(環境)を代表するクジラを大切にし、サスティナブルな社会に貢献していくという想いを反映して付けられました。
実際にクジラとイルカの保護を目的としている非営利団体WDCと提携しており、海洋の多くの生き物とその生存を保護する取り組みを支援しています。
今後の展開について
日本では、昔からFXトレード(外国為替証拠金取引)が流行っており、流動性を見ている方、理解されている方が多くいらっしゃいます。
大口投資家もリテールも、レートと銘柄数を重要視していると思われますので、「プライシング」と「サービスの差別化」を図っていきたいと考えています。
具体的には下記のような事業展開を検討しています。
トレードの専門家として、toB・toCを問わずに優れた流動性を提供
アンバー・グループが持つ資産運用アビリティーと機関投資家のリソースを発揮し、良いレートで安心安全にレンディングやステーキングを提供
本社では、すでにMasterCard・銀連カードなどと提携しており、日本国内でも暗号資産が貯まるクレジットカード事業などを提供
また、メタバースサービス「OPENVERSE」の提供に関しては、グローバルブランドやクリエイターが独自のデジタルワールドを構築し、そのIPをNFTやその他のデジタルアセットにトークン化し、コミュニティやファンをデジタルにエンゲージできるように支援することを検討しております。
日本の企業と提携しながら、日本のクリエイターに力を与えていきたいと考えています。
日本のマーケットにとって、より良いサービスを提供できるよう努めてまいりますので、今後のアンバー・グループにどうぞご期待ください。