前週からの動向
ビットコインは、先週レンジでの推移を続けている。直近の安値を付ける場面があったが200日移動平均付近で反発している。クリスマスシーズンのため、方向感に乏しい展開は続くと思われるが昨晩はNY株などが上昇している。この流れにBTCもしっかり乗れるか、反発後の上昇が力強いものとなるか、注目が集まっている。
他方のアルトコイン市場は概ねビットコインに連動してレンジでの推移となったが、XRPは少し上抜け気味の状況。年明けまでは動意付く事は難しいと考える投資家が多いと思うが、年の目標数値に近付いてない場合よく初心者トレーダーが行う、年末の無茶なポジションテイクは厳禁!
正直レンジ推移が長いと書くこともなくなってしまうので、次回予告として来週は1年間の振り返りをしたいと思うのでご笑読頂きたい。
市場動向
一方、他金融市場では米株が昨晩反発、米バイオ企業モデルナが追加接種により、オミクロン株の感染予防効果に期待が出来るとの報道から欧米投資家心理は若干改善しており、ビットコイン相場にもこの流れが来るか注目したいところだが、FOMC声明文をうけ来年は少なくとも3回の利上げを行う見通しであることを忘れないようにしたい。また、インフレ抑制に本腰を入れたという事は、これからはインフレ期待が若干改善されてくるだろう。つまり、インフレヘッジの買いに期待しすぎてもいけないと考えられる。
FRBが市場予測よりタカ派に傾いている事を忘れると相場に置いてかれる事を警告しておきたい。逆張り傾向が強い本邦勢には難しい事だが、「流れには逆らうな」この格言を忘れずに軽いタッチで年末を過ごすのが良いのではないだろうか。
筆者:前田慶次
参照:Bitcoin日本語情報サイト
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