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副業で古物商取得・転売を始めて1ヶ月経ったので振り返り

古物商許可証を取得したのが9月末。それから転売を始め、この1ヶ月は今まで経験のないことをしました。色々と行動した結果、頭がゴチャゴチャしているので、整理するために振り返っていきます。

※空き時間に少しずつ書いていたら12,000字以上になってしまったので、時間がある人だけ読んでくれれば嬉しいです

簡単な自己紹介

振り返りの前に簡単な自己紹介だけしておこうと思います。本業は都内でWEBマーケティングの仕事をしています。起業をしようと思っているので、物販を始めたのは起業資金を貯めたいと思ったからです。

転売に関しては今まで一切やったことがなく、ブランド品もよくわからない状態でした。一応、ルイ・ヴィトンとかシャネルとかは知っていましたが、HERMESが高くて、COACHが安いというのを知ったのが先月ですw
そのくらいブランド品に興味がありませんでした。

ただ8月にたまたま「やなぎださん」のYouTubeを拝見して、古物市場というのがあると知りました。普通に働いて貯金するだけでも起業資金は十分貯められましたが、さらに資金を充実させたいのともし上手く行ったら、起業初期の段階でキャッシュエンジンみたいにならないかなぁーと甘い期待をしていますw
言ってしまえば、完全に金銭的な動機ですね。そして、古物商許可証の申請や開業届を出したのが8月末~9月という感じ。9月末に念願の古物商許可証をもらって、色々と動き始めたのが10月でした。

10月のハイライト

1.YBAブランドオークションを見学する

古物商になって一番最初に行ける可能性があったのはブランドオークションZEROでした。このオークションは平日にやっているのですが、コロナのワクチン接種後に有給をとっていたので、その日に行こうと思っていました。しかし、想像以上に熱が出て、断念。モデルナなめてましたw

それで次にYBAブランドオークションというのがやっていたので、参加しようと思ったのですが、登録がブランドオークションをやる3日前までに済ませる必要があると書かれていたため、見学という形にしました。

初のオークション会場は意外と和やかな感じでした。ただ競りのスピードは尋常じゃなく早かったので、「参加しなくてよかったー」と思いました。古物市場の符丁は勉強していたのですが、ブランドオークション独自の符丁みたいなのも使われていましたね。今思い出しても、初心者向きのブランドオークションではないなと思いますw

ただ最初にYBAブランドオークションを見学したからか、初めて参加する古物市場でも、臆さずに競りに参加できたのかなとも思っています。棚ぼたですが、最初にレベルの高いオークションを経験するのも有効ですね。

2.オークションハウス加納とアワーズオークションに行った

一番最初に参加した古物市場がオークションハウス加納でした。行った理由はたまたま土日にやっていたのと、朝に簡単な初心者向け説明会やっていたからです。古物市場のルールはYouTubeやNoteで一通り調べてはいましたが、こういう説明会があるのはありがたいですね。

実際に市場が始まってみると、本当に色々な商品が出てきました。定番のバッグや時計もそうですが、野菜やゼリーなんかも出てきて、面白い所だなぁと。このときは一切ブランドの勉強をしていなかったので、まずは声を出して、競り落とすことを最低限の目標としてやってみました。結果としては、

・バッグ
・財布
・ネクタイ
・洋食器

の計6点を競り落とせました。6点中5点は山で購入していて、最低限の目標はクリアといった感じ。ただ聞いたことのあるブランド品が出たら、大体声を出していたので、状態とか売値の予想とは一切できていませんでした。また車の免許も持っていないため、電車移動ということを考えると、洋食器はかなりキツかったですw
一応、Amazonで購入した180Lの大きなキャリーバッグを持っていったのですべて持ち帰ることはできたのですが、電車では邪魔でしたし、改札通るときに大体荷物とぶつかるので、割れやすいものや重いものは仕入れられなさそうですw

最初の古物市場は完全に成功とは言えませんが、多くの学びがあった市場でした。

そして次の日に会ったのがアワーズオークションです。どちらもちょうど土日にやっていたので、2日とも市場へ行ってきました。オークションハウス加納はどちらかといえば、倉庫感のある市場でしたが、アワーズオークションはオフィスの一室のような感じの場所で開かれていました。オークションハウス加納は大きなものも対象になっていましたが、アワーズオークションは比較的小物が多めな印象です。結果は、

・財布
・バッグ
・時計
・ネクタイ
・サングラス

上記の計9点を仕入れました。ただここでも相場感がよくわかっていないため、「競り上がりは3回まで」とルールを決めていました。ただこのルールを作っていたため、負けるケースも多々あって、今思えば「あの時計の山はドンって言っておけば・・・」とか「LOUIS VUITTONのバッグも声出しておけば・・・」とか反省点がいくつかあります。

ただ「競り上がりは3回まで」のルールは熱くなって、高い価格で仕入れるのを防ぐためのものなので、これは問題ではなく、根本的な問題は自分に予想売値から逆算した仕入れ価格がない点だと考えています。市場では物量が多すぎて、1点1点調べるのがなかなか難しいですが、特定ブランドを事前にリサーチしたり、高く売れそうなものだけでもリサーチしたりする行動が必須だと思いました。

ただどちらもある程度の経験が必要だと思うので、「リサーチする」のひとつ取っても、初心者と上級者では大きな差があるのだと感じています。この辺りの差はブランドや商材を絞ることで、少しでも埋めていく予定です。

他にも、同じ出品者から多くの商品を仕入れていたことがわかったので、この点も気をつけたいと考えています。もちろんすべて利益を出せるのであれば、問題ないのですが、バラ売りするのは少しでも高く売れるようにするためで、前提として一通り利益が取れる商品を抜いて、市場に出しているケースが考えられるからです。

この場合、同じ出品者から購入し続けていると、元々売れなかった商品を出しているので、利益が出しづらい構造になってしまいます。まぁ場合にもよりますが、売り手がどういう人かわかって、メルカリやヤフオクで販売してそうだったら、厳し目に見るぐらいがちょうど良いのかなぁと。

後、箱付きの財布を単品で仕入れたのですが、状態を一切確認していなくて、チャックが閉じないジャンク品でした。よく見ずに聞いたことのあるブランドだったので、仕入れましたが、普通に失敗でした。

3.アプレのブランド真贋セミナーへ行く

市場を経験してからブランド品についての知識が明らかに不足していたのを肌で感じました。そんな時にLINEのオープンチャットで、「ブランド真贋セミナー」というのがあると目にして、すぐに申し込みました。

セミナーは良いお値段がしましたが、主要なブランドの真贋が体系的に学べて、本物と偽物をどちらも触って比較できて、値段以上の価値がありました。ちなみにここまで主要なブランドにほとんど触ったことすらなかった状態でしたが、この時に今まで生きてきて触った量の、10倍くらいのブランド品を触ったと思いますw
セミナーは初級者向けとのことでしたが、僕の知らないことだらけのセミナーだったので、かなり有益でした。講師の方や主催されたスタッフの方には非常に感謝しています。

ちなみにそのセミナーでは、やなぎださんも途中からいらっしゃいました。動画で見るよりもかなり細い印象でした。コミュ障すぎて全く喋れませんでしたが、いつか喋ってみたいw

4.典型的なメルカリ詐欺アカウントに引っかかる

真贋セミナーも受けて、早速ブランド品を仕入れようとメルカリで相場のリサーチをしていました。
すると、

「相場15万くらいのLOUIS VUITTONバッグが3万で売ってる!!!これは間違いなく、ブランド品にハマった人がお金無くなって、すぐに現金化したいやつに違いない・・・!!」

とか思いながら、即購入。他にも関連商品でその人が出品している商品が出てきて、それも安かったので3つくらい購入してしまいました。
※ちなみにメルカリ仕入れが実質的違法というのは当時知らなかったので、見逃してくださいませ

しかし、全く同じ商品画像を使った出品が他にも出てきたため、そこでやっと「これ詐欺じゃん!!」とわかって、メルカリ事務局に通報。注文はキャンセルになって、偽ブランド品を買うことはありませんでした。

これはブランド真贋セミナーの数日後くらいだったのですが、全然ニセモノを見抜けませんでしたwセミナーではメルカリアカウントの真贋も含めて、教えていただきたかったw

5.店舗せどりに挑戦するも・・・

古物市場以外にも仕入先を増やそうと、店舗せどりにも挑戦してみました。具体的には、

・トレジャーファクトリー
・セカンドストリート
・ブックオフバザー
・オフハウス

なんかを1日かけて12店舗ほどまわりました。車がないので、基本的に電車と徒歩移動だったので、本当は15店舗の予定が12店舗になってしまいました。しかも、結果は1つも仕入れられず、最後の方で仕入れても良さそうな商品があったのですが、買う気も起きず断念しました。その時はLOUIS VUITTONの勉強をし始めたくらいだったので、基本的にLOUIS VUITTONばかり見ていました。やっていて思ったのがLOUIS VUITTONは全体的に相場が確立しているのか、利益が出る商品が売られていない印象でした。

ミドルブランドであれば、利益が取れる商品があるのかもしれませんが、その時は知識もなく、どっから手をつけていいのかもわからず、ひたすら移動していました。

さらに言うと、どの店も「オンライン」と書かれた札が付いていて、これならオンラインで買ったほうが良いなぁと。特に車なしだと、かなりキツイので、用事があって近所にあるという時に行ってみる感じになると思います。

6.ネットブランドオークションを試す

店舗せどりがキツかったので、リアルでの仕入れではなく、ネットでの仕入れに目を向け始めました。ネットのブランドオークションに関しては古物市場へ行き始めたくらいから、登録していました。オークションにもよりますが、やっている時間帯が平日の仕事の時間だったりするので、落札するのに結構苦労しますw
ただ初のLOUIS VUITTONバッグを仕入れたのはネットのブランドオークションでした。3つくらいLOUIS VUITTONのバッグを仕入れました。安く落札できて上手くいったかなと思っていたのですが、利用していたブランドオークションでは、

落札価格+(消費税+手数料+手数料分の消費税+配送料)

といった感じでどんどん費用が増していきました...。少し計算したら、大体落札価格から、さらに+15%ぐらい持っていかれる感じです。安くない手数料を踏まえると、高く入札することもできないので、結構キツイ感じ。

ただ初のLOUIS VUITTONは、本当にすぐに売れました。しかし、結果はトントンぐらいでした。結果が出せなかった一番の理由は検証のために使ったブランド品買取の担当者の圧に負けて売ってしまったという点が大きいですが、手数料や消費税、送料が別途かかっているのを知らず、想定していた利益を大きく下げたのもあります。

今のやり方だとそこまで大きく利益が出せる感じでもないので、本格的に利用していくのはもう少し色々試してからになると思います。まだLOUIS VUITTONしか落札した経験がないので、もう少しズラしたブランドだと競争がどうなっているのか知りたいところ。今でも仕入先の有力候補ではあるので、ガンガン検証したいです。

ちなみに執筆時点でブランドオークションに売り主として初出品してみたので、その結果も楽しみ。

7.ブランド品買取を利用してみた

先ほども少し出ましたが、初のLOUIS VUITTONを仕入れたときにブランド品買取もいくつか利用しました。行ってみたのは定番のお店ですが、結論から言って今後はほぼ利用しないつもりです。資金繰りが辛かったり、長期間売れなかったりしないとかの時ぐらいですかね。

LOUIS VUITTONの場合は買取率が100%でしたが、大きな利益は出ませんでした。即金なのはかなりの強みだとは思いますが、上記の理由でもない限りはヤフオクやメルカリで売った方が利益は出せると思いました。

ブランド品買取を利用した時は知りませんでしたが、買取専門店はほとんどネットブランドオークションを運営しているので、そこで売ってしまっても良いかもしれません。

8.電脳せどりをやってみた

個人的に衝撃だったのが電脳せどり。店舗せどりで行っていた

・セカンドストリートオンライン
・トレファクオンライン

でかなり利益を出している人がたくさんいて、実際にやってみました。やってみた結果は他の方の注文スピードが早すぎて、ページを開いたら「SOLD OUT」。場合によっては決済画面に行って注文したら、「カートの商品在庫ないよ」と言われるから驚きました。

ただ自分にも問題があって、JCBのクレカを使っていると、一々パスワードを求められるので、それがタイムロスをだいぶ生んでいます。個人事業用に作ったクレカだったけど、やっぱりVISAじゃないと駄目なのかなぁ。

とはいえ、月末からかなり利用させていただいていて、利益も出ています。色々なブランドの商品があるので、各ブランドのアイテムと相場感を見るのも勉強になって良い感じです。

9.初めてヤフオクの1円スタートを使った

ヤフオクで気になっていた1円スタートを使ってみました。初めは古物市場で仕入れたバッグの山で、そこまで売値がつかなさそうなのをまとめて売るために利用しました。

元々は1000円ぐらいになったらいいなという感じだったのですが、最後の10分で競り合ってくれて大幅に価格が上がってくれました。ヤフオクの1円スタートはこういった嬉しいことがあるから良いですね。またブランド財布単品でも1円スタートを試してみましたが、こちらは3000円くらいの利益で終了しました。

バッグの山ほどは盛り上がりませんでしたが、ちゃんと利益が出て在庫がはけていくのを考えると、かなり良いんじゃないでしょうか。大きく損が出そうなら取り消しもできるので、今後も有望な売り先になりそうです。

10.普通の利益商品でポカをやらかす

休日はずっと転売に時間を使っていたため、かなり疲労感があり、くだらないケアレスミスをすることもありました。具体的には電脳せどりで仕入れた少しマイナーなブランドバッグで起こりました。

ややマイナー気味のブランドバッグを大体4500円くらいで仕入れていたのですが、想定していた売値が全然思い出せませんでした。あらためて色々調べると、メルカリは同じ商品が出てこず、ヤフオクで全く同じ商品が3000-4000円ぐらいで売れていました。

「うわぁー多分何かと勘違いして仕入れちゃったなぁー。ちょっと疲れてるかも・・・」

と思って、5000円ぐらいで売りに出して、3日ほどで売れました。想像以上に早く売れたので、「価格設定ミスった?」とあらためて調べると、メルカリで8000-9000円ぐらい売れていました・・・。価格設定のときに調べた検索KWがざっくりしすぎていて、深く検索しないと出てこない感じだったみたいです。本当に疲れていたのは価格設定をしたときの自分でしたw

送料や手数料を計算すると、1500円ぐらいマイナスが出るため、何か理由をつけてキャンセルにしようかとも思ったのですが、今後絶対ミスをしないための勉強代としてそのまま発送しました。いやー、今思い出しても本当にキツくて、キツくて。マイナスが大きいわけではないのですが、こういうポカは今後二度としたくないですね。

ちなみに僕は将棋を趣味でやるのですが、こういうポカをたまにやります。凄いデジャブを感じました。

10月の学び

1.山で買うのは強いけど、「想定売値」が超必須

YouTubeのやなぎださんは「山で買う」ことを推奨していますが、本当に失敗しづらい買い方だと思いました。ただ動画でもちょこちょこ言われていますが、「想定売値→競りの価格設定」が超超必須です。僕は初心者すぎて、出てくる商品の名前やブランドもよくわからない状態で、山買いをしました。

自分が想像していた以上に売れる商品はあったのですが、すべての山で仕入れ値を回収できているわけではないので、「山買い」+「想定売値=競りの上限価格」はセットで考えるべきです。

とはいえ、自分でこう言っていますが、事前に山を調べて、リサーチするのも結構難しいw このあたりはブランドやジャンルに対する知識がマストな気がします。

2.ネクタイはブランドだけでは売れない

古物市場仕入れではとりあえず知っているブランドを買いまくっていましたが、売るときに苦戦したのはネクタイでした。正直、ネクタイはブランドだけで売れる商材ではないですね・・・。当然といえば、当然ですが、デザインが個性的すぎると値段を下げないと中々売れませんでした。

一応、一通り売れると思ったブランドネクタイは売れたのでその点は良かったのですが、頻繁に価格調整をしてやっと売れたという感じなので、商材として今後はやらないことにしました。ただ専門でネクタイを売っているアカウントをよく見るので、何かコツのようなものがあるのかもしれません。ただ回転率に対して、単価もそこまで高くなかったので、今後は扱わない予定です。

ちなみにネクタイは染み付きの場合がほとんどでしたが、ドライニングという洗剤を使えば洗えるのでおすすめです。

アフィリンクではないですw

3.時計はもっと勉強したい本当に良い商材

個人的に高い回転率と利益が出たのが腕時計でした。ちなみに古物商になって初めて売れた商品がスウォッチの腕時計でしたw 腕時計の良い点を挙げると、

・単価は高いものから安いものまで幅広くある
・小さいので送料も比較的安い
・小さいので場所を取らない
・大きな需要がある
・一定の相場がある
・まとめ売りされたときの物量がほか商材と比較して圧倒的に多い
・時計の修理も一部勉強すればできる(?)

みたいな感じ。時計もブランドや型番によって人気が違うみたいですが、SEIKOの時計をメルカリで出品した時は他の商材とは桁違いにビュー数が伸びていたので、「需要すごすぎー」と思いました。

ただネット仕入れの場合、型番が書かれていないときの絶望感は半端ではありません・・・。「ブランド名+腕時計+クロノグラフ」ぐらいでは大量に商品が出てくるので、リサーチと勉強は他のジャンルよりも大変な印象。とはいえ、初心者でも手の届く価格帯もあり、利点が多くある商材なので、今後力を入れていく予定です。

4.ブランド品リペアは予想利益とのバランスを考える

個人的にリペアは好きなのですが、「割にあわないなぁ」と感じることもしばしば。酷かったのはとあるキーケースの錆取りやちょっとした色落ちを直すのに結構な時間とお金をかけて、結局失敗してしまった事例です。サビ取りが中途半端な感じだったので、金具の部分をスプレーしたのですが、かなりムラが出てしまい、さすがに売れないなと思って出品しませんでした。

元々それほど売上と利益が出る商品ではなかったのですが、几帳面な部分が出てしまい、リペアをしてしまいました。趣味の範囲なら良いのですが、儲けるために副業をしているので、予想利益とのバランスは必須だなぁと。まぁ、当たり前といえば当たり前ですかね。

5.ブランド品買取は手間なしで即金したいときのみ使う

ブランド品買取に関しては今後大きく利用することはないと思います。メルカリやヤフオクで売れ残ったら、損切りとしてやる感じかな。

6.写真は状態だけでなく、実際に使うことを想定した写真も撮る

メルカリを見ていると、写真の背景にかなり力を入れている人を見かけます。ただ個人的にはそれほど背景を重要視していません。花とか植物とかは映えますが、商品あたりの撮影時間に大きく影響しますし、どれだけCVR向上に寄与しているかわからないですし。

ただ個人的に実際に使うことをイメージさせられるような写真は撮るべきだと考えています。例えば、

レディーストートバッグ:手帳やお茶、ノートなど
メンズブリーフケース:パソコンやタブレットなど

上記のように実際に入れる可能性がある物もセットで撮影すると良いと感じました。理由としてはバッグを使うにあたって、自分が想定している使い方ができるのかを知りたいというニーズがあると考えているからです。さらに言えば、「自分が思っていた物が入れられず、失敗したくない」という買わない理由を潰す意味でも必要になります。

個人的に背景の花や植物にこだわる人は多いですが、こういった実際に入れた状態で撮影する方が重要なのではないかなと。

7.メルカリ・ヤフオク転売の公式と見ていくKPI

メルカリ転売の公式をざっと書いていくと、

粗利=月間販売件数×月間平均販売単価×粗利率

という式で表せられます。そこから販売件数を分解していくと、

月間販売件数=月間出品数×平均アクセス数×購入率(アクセス数に対して)

【月間出品数】
月間出品数=在庫数×出品率(在庫商品数に対して)
在庫数=既存在庫数+当月新規仕入れ商品数

【アクセス数】
アクセス数=表示回数×クリック率

というような式になります。また粗利率に関しても、

粗利率=(売上-仕入れ値)/売上

という式になっているため、基本要素は

粗利=売上高-仕入れ値

と考えて良さそうです。この2つに影響している要素を考えると、

仕入の強み×競合の強さ×販売の強み

上記の3つが重要な要素になってくると思います。この辺りは

・仕入先/販売先の数や質
・仕入先/販売先の人脈
・対象ジャンルの競合
・リペアの技術
・リサーチ力
・撮影技術
・アカウントの専門性

などなど、挙げたらキリがないですね。

ざっと公式を分解したので、KPIを整理します。

表示回数:タイトルや説明文に入れるキーワード、価格調整(メルカリの場合)、フォロワー数
クリック率:FV画像、タイトル
新規仕入れ商品数:仕入先の数、仕入れ予算、把握している利益商品数
月間出品率:出品に当てられる時間、リペアの数、出品効率
購入率:価格設定、撮影の技術、タイトル、説明文、フォロワー数、売り先の相場、売り先の設定、競合具合、トレンド
粗利率:価格設定、撮影の技術、把握している利益商品数、高額で売れるコネや技術、低額で仕入れられるコネや技術、リペアの技術力

上記は簡単な例ですが、1つ1つのKPIに色々な施策が考えられます。僕はまだ1ヶ月目なので、もっと他にも色々な施策があると思います。ちなみに上記のすべての数値を毎月モニターしていくわけではありませんw

すべての商品の表示回数とか集計してらんないので、

・月間粗利額
・月間売上高
・月間仕入れ費用
・月間販売件数
・月間販売率
・新規仕入れ商品数
・月間出品数
・月間出品率
・平均在庫日数

上記の定番的なKPIさえ見ていれば、問題点や課題が何なのかわかる手がかりになるのではないでしょうか。最後にある平均在庫日数は売上の公式にはありませんでしたが、さっきの公式の限界としてキャッシュフローが検討されていない部分があるため、在庫日数をKPIとして追加しました。

また目標が月25万円の粗利なので、単価15,000円、粗利率30%で計算すると、

250,000=15,000×0.3×販売件数
販売件数=56件

月間で56件売っていかなければならない計算です。ちなみに10月の販売件数は10件前後だったので、根本的に月間出品数を増やす必要がありそうです。購入率を上げるための工夫も必要だとは思いますが、おそらく単純に出品数を増やしていくだけでも順調に販売件数が伸ばせるフェーズではないかと考えています。

また出品数を増やすためにはこれも単純に仕入れ数を増やしていかなければならないため、利益商品を仕入れるための仕入方法を確立するのが先決ですね。ただ執筆時点でJCBクレカの限度額が来てしまったので、予算の問題もありそう。

月間56件販売するためには毎月80-100品くらいは出品していく必要があるので、毎月の仕入れ数も同じくらいの量は必要。そう考えると、仮に平均仕入れ値が1万円だとして80-100万円くらいの予算は必要ですね。

個人事業用に新しく作ったJCBクレカは50万円が限度額なので、VISAも新しく申請しています。一応、計算上ではクレカ2枚あれば問題はなさそうでしが、ただ副業に使っているお金もそこまで多くないので、クレカの限度額が来てからは仕入れがほぼストップしています・・・。現金が在庫に変わっているので当然ですが、お金がかかりますな。

1ヶ月目の結果

1ヶ月目の結果はざっくりとですが、以下のような感じでした。

売上:10万円
純利益:1万5千円(売れた商品の販売価格-売れた商品の仕入れ値・送料・手数料)
累計損益:-30万円

累計損益は今までのすべての費用がかかっています。特に初月だったので、入会金やセミナー、有料の商材、撮影やリペア用の道具などを購入しました。この辺りは今後大きくかかってくることはないので、改善していくかなぁと。

とはいえ、早めに黒字転換させたいですね・・・。あと3ヶ月以内に累計損益でプラスにしたいところ。粗利率はかなり低いですが、初めて古物市場へ行った時に仕入れた商品でマイナスが出た物がいくつかあるからです。

ちなみに僕の目標は副業で25万円の純利益(売上-仕入れ値-注文連動費-運営費)を出すことです。月に25万円あれば、年間300万円ほどの利益になるので、起業時の資金としては十分足しになる計算です。がんばるぞい。

今後の方針・やりたいこととか

1.扱う商材を絞る

今後の方針として10月に決めたのが「商材を絞ること」です。具体的には

・バッグ
・腕時計
・財布

の3つの商材に絞ります。バッグ・財布に関してはハイブランドと呼ばれるブランドでは必ずと言っていいほど、売られている商材なので、市場規模がそれだけ大きいと判断しました。

また腕時計に関しては先ほど説明したので詳細は割愛します。こちらも市場規模が大きく、回転率と単価が良かったので選択しました。

2.定番ハイブランドより少し外れたミドルブランドへ狙いをズラす

1ヶ月やってみて、ブランド品はややマイナーなブランドの方が利益率が高いように感じています。ここでいう定番的なハイブランドとは、

・ルイヴィトン
・CHANEL
・HERMES

あたりのことです。(そういえば、CHANELはまだ仕入れたことないです)ルイ・ヴィトンは売れるスピードが早いものの、相場が安定しているため、そこまで安く仕入れられませんでした。もちろん、何かコツがあるのかもしれませんが、定番的なハイブランドで大きな利益を現状出せていません。

一方で

・FENDI
・BALENCIAGA
・CELINE
・Christian Dior
・GUCCI
・LOEWE
・イヴサンローラン
・GIVENCHY

あたりは比較的大きな利益が見込める仕入れがしやすい印象です。もちろん、上記のブランドもハイブランドに分類されるとは思いますが、定番ハイブランドと比較すると、ややマイナー気味かなと感じます。

個人的にはこういうニーズはあるけど、マイナーな要素もあるようなブランドが好きですw このあたりは仕入れと売れ行きのバランスが良い感じがしています。

3.1点あたり1万円以上の利益ではなく、5千円前後を目安にする

元々ブランド転売をするようになった大きな理由が高単価という点にありました。始めた当初は高い単価の商品を使って、1点あたり1万円以上の利益を目指そうとしていました。しかし、実際には高い単価の商品を扱っても、大きな利益を出せるとは限らないと学びました。

今の知識量だと、1点あたり1万円以上の利益というのは中々出せていません。現状で最大の利益額だったのは5000円で仕入れたバッグが17,500円になった事例です。Twitterを見ていると、こういった1万円以上の利益を普通に出しまくっている人も見かけるので、できなくはないのでしょうけど、個人的には簡単ではありません。

なので、現時点では純利益額は5,000円を目安に仕入れをしていく予定です。ちなみにここでいう純利益額は「売上-仕入れ-送料-販売手数料」によるものです。この目安は商品を仕入れるときに見込み純利益が5000円あったら仕入れてしまいます。ただ販売期間とかも見て回転率込みで判断するので、一概に利益額だけというわけではありません。

4.低い粗利率でも高回転で回していく方針で行く

転売の考え方を整理すると、考え方は2つあると思います。1つは販売件数重視で、低い粗利率でも高回転で回していくやり方。もう1つは粗利率重視で、低回転でも高粗利率で売っていくやり方。どちらも上手くいくとは思いますが、僕は販売件数重視で高回転で回していくやり方でいこうと思っています。

少なくとも高い粗利率を出せるほど、仕入先や売り先で強みがあるわけではありませんし、リペアの技術も正直低いです。その中で取れる戦略としては高い粗利率を目指すことは捨てて、早く仕入れて早く出品して早く売って、また仕入れるというサイクルを高速で行うことだと思います。この戦略で問題となるのは販売方法だと思いますが、

メルカリ:毎日値下げ
ヤフオク:1円スタート
古物市場・ブランドオークションを利用
最悪、買取業者・リサイクルショップに売る

というような形で在庫を早めに処理する仕組みを作るつもりです。もちろん、このやり方だと仕入れや販売でミスが出ることもあるかもしれませんが、全体で利益が出ればOKと割り切って、スピード感を持って取り組めたらと思っています。

5.リペアは最低レベルに抑える。調色はしない。絶対に。

個人的に失敗が多かったのがリペアです。バッグや財布をリペアするのに先月だけで、サフィールの補色クリームを10色ぐらい買いましたw

最初は「調色すれば簡単じゃん」と思って、赤や黄色、白、黒などを買ったのですが、まぁキレイな色が作れませんでした。キレイな色をつくるには原色の赤や黄色ではなく、マゼンダやシアンを混ぜる必要があるみたいです。で、土日とかかなりの時間をかけて調色をしたのですが、全然うまくいかず、結局リペアせずに販売している商品もあります。

こういう経験から基本的に調色はしないような方針で行きたいと考えています。もちろん、簡単なリペアはしますが、ブラウンを原色から作るとか無茶なやつはもうやりません。この経験があって、今サフィールのブラウン系が5色ありますw

まとめ

ということで、古物商になって初月の振り返りは以上です。今までに経験したことがないことを色々やった1ヶ月でした。現状は運営費(オークション参加費とかセミナー代とかリペア・撮影用品代など)が回収しきれていないので、まずはこの費用を回収しきりたいです。

あとはさらにブランドやジャンルの知識を深めて、パッと見て利益が出るかどうか判断できるようになりたいですな。色々な失敗をして方向性が決まったのは良かったですが、これからが大変そう。2ヶ月目もがんばります。

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