本当のコミュニケーションって、なに?
こんにちは!
キドックスの岡本です。
じつは、先日まで青山学院大学のワークショップデザイナープログラムを受講していまして、そこでの学びを1つシェアさせてください。
「コミュニケーションはスキルではない」
この言葉がガツンと胸に響きまして。
私たちも、子ども、若者や地域の人と関わる中で、
スタッフたちともコミュニケーション力ということについて
めちゃくちゃ話すわけです。
もちろん、伝える力、聞く力、大事です。
自然な笑顔や、丁寧な言葉使い、声の大きさも大事でしょう。
でも、こういったことが「うまくできた」としても、
本当に相手の声を聞こうとしているのか。
相手の世界に自分が繋がろうとしているのか。
この態度が根っこになければ、どんな上手に情報伝達が出来たとしても、
それはコミュニケーションとは言わないのです。
不登校だった私も、今ではずいぶんと話をすることが出来るようになり、
初対面の場でもそうそう困らなくなりました。
でも、それって初対面時のきっかけづくりが出来るようになっただけで。
態度としては、相手への関心より沈黙の気まずさを打破するため、
つまり自分の居心地の良さを求めていたかもしれないなぁと気づかされたわけです。
うまく話ができたー!とか思っている場合じゃないよなぁ。反省。。。
本当に相手の声を聞こうとしているのか。
これは、言葉を話せない犬についても同じこと。
犬と一緒に暮らしていると心が通じあったかのような感覚を得ることは確かにあります。
でも、それで私たちは理解し合えていると考えるよりも
もしかしたら違うのかもしれないけれど、
今、何を考えているのかな、感じているのかなと問い続ける態度の方が尊いと私は思うのです。
人も犬も。
相手の傍らに立ち、その声に耳を研ぎ澄ます。
相手の世界を知ろうとし、それを認めていく。
みんながちょっとそんな気持ちを持てれば
それは素敵な世界ですよね。