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第4回 R-Wars Third Seasonレポート[Week4]

こんにちは。デコリンと申します。
noteを開いていただき、誠にありがとうございます!

今回のnoteの告知ツイートに「RT」もしくは「いいね」やnoteに「ハート」、「コメント」を送っていただけると今後の執筆活動の励みとなりますので、何卒宜しくお願いいたします!

さて、今回は現在開催されているR-Wars Third Season[Week4]のデータの集計が終わったので、分析のまとめを皆さんに公開したいと思います。

何故、今回R-Warsのデータをまとめようと思ったのかを簡単に説明させていただくと、単純に「強いプレイヤーが集まるR-warsで活躍しているテーマが知りたい!!分析をしてみたい!!」という好奇心から今回分析をすることにしました。
私自身、情報を集めて分析をすることが好きで、以前からKC前などに[環境分析]として各テーマの採用スキル/採用札などの分析をしていました。

Sampleデコシート

上記の資料は前回のR-Wars Second Season [Week1~Week3]の時に作成した資料となります。スキルの採用率や採用札の構築枚数などのデータや情報を各方面から集め、統計を取り、各テーマごとに1つの資料をまとめたりしています。

現在の環境はデュエルリンクス自体のカードプールが大幅に増えたことで、常に採用札や構築が変化し続け、さらには多種多様のテーマが混在する環境となりました。そのため、どのテーマにも可能性があり、採用札やデッキの選択をするためには各テーマの情報が必須となります。ですが、各テーマごとの相性や採用札、構築などの情報を集めるのは一苦労だと思います。

このレポートではR-Warsで使用されたテーマの分布をはじめ、各テーマの詳細な対面勝率の他、Tierリストや各テーマで採用されているスキル・札の傾向を分析したデータを基に執筆しております。また膨大なデータの統計を取って分析をしているため、この記事に自信を持って皆様にお届けしております。
今回のレポートはそういった悩みを解決する手段の1つとして使用していただければと思います。
また今回のレポートはR-Warsに出場されない方にとっても有益な情報となる内容だと思っています。ぜひご覧ください!


R-Wars 3rd Season[Week4]データまとめ

8月2日~8月8日に行われたR-Wars 3rd Seasonの[Week4]のデータまとめになります。Week3のデータに関しては下記のリンクからご確認ください。また前回の環境分析も行っておりますので、宜しければ合わせてご覧ください。

もし今回作成した資料をR-Warsの配信等に使用したいという方がいらっしゃいましたら、DMやコメントをいただければと思います。ご連絡をお待ちしております!

◇◇  使用テーマ分布  ◇◇

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◇◇  スターターデッキ分布  ◇◇

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◇◇  Week3 戦績表  ◇◇

戦績表(Week4)


環境考察

◇◇  使用テーマ分布  ◇◇

まずは使用テーマの分布を一緒に見ながらお話していきたいと思います。

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今回のWeek3の分布はこのような形になりました。このグラフおよび表のデータは試合で使用されたものを集計してデータ化しております。

まず第一声は、「特に変化なし!」
上位テーマの顔ぶれはもちろん、下位テーマの顔ぶれもほぼ変化がなく、これはR-Wars内での環境が「固定化」されたと言っても過言ではありません。ただ少し気になる点があります。
それは徐々にサンドラのシェア率が減少傾向にあり、オノマトのシェア率が増加傾向にあることです。
現環境の中でサンドラのメタとなるテーマは
ガイア
トラミッド
の2テーマが有力候補となっていますが、その他前回のSeasonで最強のメタであった剛鬼や海皇が分布に登場してきました。ただ今回メタとして注目したいには分布には記載していない
忍者
になります。サンドラを使用しているプレイヤーなら語らなくても分かると思いますが、「隠れ里-忍法修練の地」がサンドラのメタカードとして大きく機能するため、なかなか攻略するのは難しくなります。今回唯一サンドラに忍者を当てたということは確実に「サンドラ殺し」をしてきたということが読み取れます。

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上記のように徐々にサンドラのメタテーマが増加してきたことで対策されやすい環境になったことを懸念して今回シェアTOPである中でシェア率が減少傾向にあるのだと考えられます。

一方、オノマトのシェア率が増加傾向にあるのは
ガイア
ハーピィ
の存在が大きく関与していると考えられます。この2テーマはそれぞれ
ガイア→サンドラ
ハーピィ→不知火(罠ビ)・トラミッド
のカウンターデッキとして現環境で多く採用されている傾向にあり、この2テーマに対するカウンターデッキとしてオノマトは非常に優秀なため、対策として徐々にシェア率を伸ばしているのではないかと思われます。また下記の資料を1度ご覧ください。

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※左からオノマト・サンドラ・ガイア・ハーピィに対してのカウンターデッキ使用数

これは今回Week4で使用された各対面へのカウンターデッキの使用数をまとめた資料になります。上位4テーマのみに絞ってデータを抽出しましたが、vsオノマトに対する対面テーマが他のテーマより多いことが資料から読み取れます。これは
各テーマのメイン構築ではメタりにくい(対策しにくい)
ことが考えられます。オノマトに関してはメイン構築に自由度があることで、各方面(テーマ)に対してエッジを出すことが出来ます。その上、不純物を多く構築できるため、結果として他のテーマはオノマトの変化に合わせて対策を取ることが要求されてきます。

今回のSeasonでは、オノマトのカウンターデッキとしてサンドラが最有力候補として存在していますが、最近では月光炎王などの環境外テーマも候補に挙がってきました。ですが、この両テーマは
トラミッド
ガイア
の2テーマという最大の敵が存在しているため、分布を伸ばしにくい状況にあります。「確実にオノマトを仕留める」という方針であれば有効的かなと思いますが、現環境ではトラミッド・ガイア以外にも対策を取れてしまう点を考えると現環境では向かい風かなと思います…

今回の分布に関してはこれ以上語ることはありませんが、今回のR-Warsの環境を作り出しているのはオノマト、サンドラ、ガイアの3テーマと言っても過言ではありません。

メタゲーム

このように3テーマでメタゲームを形成しており、この関係性を理解した上で、どのタイミングで他のテーマがメスを入れるかが非常に重要かと思われます。


◇◇  スターターデッキ分布  ◇◇

では次にスターターデッキの分布を一緒に見ながらお話していきたいと思います。

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今回のWeek4の分布はこのような形になりました。このグラフおよび表のデータは試合で使用されたものを集計してデータ化しております。

まず前回TOPシェアだったサンドラからオノマトへと交代しています。ただし前回と比較すると今回のシェア率に関しては大きく差は開きませんでした。このTOPシェアの変動に関してはWeek1からオノマトとサンドラが1週ごとに入れ替わっているため、それぞれ各対面のメタを避けての起用なのかなと考えられます。過去3週分の傾向から見てもこの変動に関してはそこまで深堀しての考察は必要ないかなと思っています。

ここで注目をしたいのは炎王がスターター分布のTOP3に食い込んできました。前回までは分布しても下位に存在していましたが、今回何故食い込む形になったのかを分析してみました。

■分析Ⅰ:シェア上位のサンドラ・オノマトへの勝率
新レギュレーションが適用になったWeek3と合わせて各対面の勝率をチェックしたところ、
▸VS オノマト:勝率40%(4-10)
▸VS サンドラ:勝率50%(11-11)

とスターター上位に君臨しているサンドラ・オノマトにはデータ上「有効的」ではないという結果となりました。ただし炎王側が薄型で手札誘発とアレイスターへ早期アクセスできる構築であれば少し相性が変わる可能性があります。そのため、起用したチームの構築をすべて把握しているわけではありませんが、そういった意図があり、使用した可能性があります。

■分析Ⅱ:対戦相手のスターター予想
今回スターターで使用したチームと対戦したチームのWeek3でのスターターをチェックしたところ、
▸サンドラ 3
▸オノマト 1
▸リゾネーター 1
▸霊獣 1
▸領域海皇 1
という分布内容でした。理論上で考えると炎王の不利(微不利)対面が多いですが、対戦相手の裏を読んでの起用だったのかなと思われます。

今回炎王のスターター率増加に関しては正直明確な理由は判明しませんでしたが、何か気づいたことがあれば、後日追記をしたいと思います。
炎王がもしスターターとして優秀であれば、今後も同様にシェア率を伸ばす可能性があります。そのため次回Week5と比較するのも非常に興味深いです。


◇◇  主要テーマの勝率および相性表  ◇◇

では次に各テーマの戦績表を一緒に見ていきたいと思います。

戦績表(Week4)

それではこの戦績表を基に注目したいテーマをピックアップしてお話していきたいと思います。

■サンドラ
今回TOPシェアだったサンドラは勝率43.6%と前回よりも勝率を落とす結果となりました。とうとう本格的にメタが回ってきたなと言った印象です。特にガイアトラミッドに関しては絶望的な勝率とはならないですが、非常に厳しい結果になっています。
ここで注目したいのは対ハーピィの勝率です。今回の勝率は36.0%と前回のWeek3と比較すると180°相性がひっくり変える状態となりました。理論上ハーピィに対しては有利盤面を取ることが出来るため、今回の勝率は何かの間違いではないかと思い、深く分析をすることにしました。

■分析Ⅰ:サンドラ側の事故率
今回の敗戦した16試合中の事故率を検証したところ、16試合中5試合(事故率31.2%)という結果でした。サンドラの手札事故に関しては「お家芸」なので、そこまでひどい結果ではなかったかなと思います。

■分析Ⅱ:敗戦パターンの収集
今回手札事故以外にどのようなパターンで敗戦をしたか検証をしたところ、主に以下のようなパターンでの敗戦でした。
▸VSオノマト用のトリケライナーがほとんど機能しなかった
▸XYZ前に妨害を当てられ、孤高の獣が棒立ちになる
▸立ち回りの展開ミス
▸ローチケア不足
▸レヴィオニアにブレイクスルースキルを当てられバックを剥がせなかった

この中でもトリケライナーがほとんど機能しなかった点とXYZ前に妨害を当てられて孤高の獣が棒立ちになる試合が多く、どちらかというとハーピィ側の立ち回り(対面理解)と初期ハンドの良さが今回影響したのかなと考えられます。

■分析Ⅲ:ブレイクスルースキル(聖杯)の影響
分析Ⅱで挙げた敗戦パターンにあった「ブレイクスルースキル(聖杯)」が影響した試合はどの程度あるのかを検証したところ、わずか1試合しかありませんでした。そのため、ブレイクスルースキル(聖杯)が決め手になるかどうかについてのデータが足りないため、明言を避けますが、この点に関しては深く追求する必要性がありそうです。

■結果
今回検証をして分かったことは手札事故以外にサンドラ側の立ち回りに課題が多く存在するのかなと言った印象です。もちろんハーピィ側の対面理解+初期ハンドの良さも影響していると思われますが、特に最近ハーピィの構築で流行っているブレイクスルースキルや聖杯などと言った妨害札の種類と採用率に関してサンドラにどのように影響を与えているのかを含めて今後深く追求してみようなかと思います。


■オノマト
今回の勝率は50.0%とまずまずといった感じでしょうか。勝率を見るとサンドラに負け越して、ガイアに勝ち越している点を見ると上記で説明した「メタゲーム」がきちんと成立しているなといった印象です。
その中で前回に引く続き「月光」に負け越しており、前回よりも対面数が若干多くなりました。オノマトのピンポイントメタとして月光は今後も採用されるかもしれませんが、月光自体がガイアやトラミッド、炎王などのテーマに軒並み不利としているため、そこまで分布を伸ばさないと予想しています。そのため、この対面に関してはそこまで心配することではないかなと思います。
ここで注目をしたいのはvs ハーピィになります。前回ハーピィに対しては勝率75.0%と高い数字を出していましたが、今回は勝率50%と大きく落とす結果となりました。対面数も前回の倍近く増えているため、より対面数を重ねることで相性が明確になると思われますが、今回以下の理由が考えられます。
■理由Ⅰ:オノマトの構築に聖槍が流行っている
オノマトの構築を見るとサイクロンなどのバック干渉がメイン構築から外れ、代わりに聖槍が入る構築が多く見受けられました。これによりハーピィ側のSC+妨害札がある状況下で聖槍があまり機能しない点を考えるとオノマトが妨害を踏み越えらないケースが多いことが考えられます。

■理由Ⅱ:プレインコートがEx.枠から抜けている
現在のオノマトの構築を見るとプレインコートをメイン構築に入れる枠がなく、ハーピィに対しての有効な手立てを失っているような状況になります。

以上の理由を考えるとR-Wars上ではvs ハーピィとの勝率に関してはフラットに近い数字になりつつあるのかなと思います。次回のWeek5でどう結果が動くかは分かりませんが、この対面も非常に注目かなと思います。


■ガイア
勝率55.0%と安定した勝率を出せているかなと思います。特にvs サンドラに対しては勝率80.0%と現環境のメタゲームをしっかりと体現しているなといった印象です。前回同様にトラミッドの方がvs サンドラの勝率は高いですが、狩場ハーピィの存在により今はガイアの方が優遇されているかなと言った印象です。


■ハーピィ
勝率60.4%と高い結果となりました。この背景には不利対面であるサンドラやオノマトに対して結果を残せているからこそだと思います。そのため、個人的には「出来過ぎ」感が否めません。対面サンドラやオノマトに関しては前述していますので、ここでは記載しませんが、もう少しデータが欲しいというのが本音です…


その他のデッキに関しては別段特筆することはありませんが、1つ1つを見ると非常に興味深いマッチアップなどはいくつか存在します。ただしマッチアップ数が少ないため、今回はここに記述せず、次週のR-Warsで期待をしたいと思います。


◇◇  Tierリスト  ◇◇

さて、次は上記の戦績表を基にデコリンが独自のTierリストを作成したので、そちらを見ながらお話していきたいと思います。
まずは作成したTierリストを下記に掲載したので、ご覧ください。

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主要テーマの勝率と相性表を基にTierリストを作成しました。
今回はR-Warsの戦績およびシェア率を参考に、各テーマの構築や採用札の傾向を分析した上で、Tierリストを作成しました。リストを作成する時にかなり厳選をしたため、リストに入れたかったテーマがいくつもあります。その点を踏まえた上で、今デコリンが分析をした上で環境をこう捉えていると思っていただければと思います。また冒頭でもお話しましたが、今の環境は採用札や構築によっては相性が変わりますので、あくまでも参考程度に見ていただければ幸いです。

前回のTierリストと比較してもそこまで変化はないといった感じです。
新パックも実装されないことを考えるとほぼほぼこれで固定化されたかなと思っています。今後ですが、各テーマの対面理解や1枚1枚の採用札がかなり影響されてくるかなと思っています。特にオノマト、サンドラ、ガイアといったメタゲームの中心にいるテーマに対して、
▸どのテーマが
▸どのタイミングで
メスを入れるのかが非常に楽しみです。


あとがき

以上、R-Wars 3rd Season[Week4]の環境考察でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

常に重箱の隅まで調べ上げる意識を持って分析をしているため、今回のnoteも自信を持って、皆様に提供させていただいております。なかなかここまで調べ上げているnoteはないのではないかと思います。引き続き、皆様にとって有益な情報となるように頑張って分析をして参りますので、応援していただけると嬉しいです!
また最後になりますが、今回のnoteの告知ツイートに「RT」もしくは「いいね」やnoteに「ハート」、「コメント」を送っていただけると今後の執筆活動の励みとなりますので、何卒宜しくお願いいたします!

この記事が皆様の有益な情報となり、少しでもお力になれたら幸いです。
今後とも宜しくお願いいたします。

※このレポートに記載している内容は営利非営利関係なく、執筆者の許可なしで転記、転載などを含む2次利用を禁止とします。ご理解の程宜しくお願い致します。


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