第5回 R-Wars Third Seasonレポート[Week5]
こんにちは。デコリンと申します。
noteを開いていただき、誠にありがとうございます!
今回のnoteの告知ツイートに「RT」もしくは「いいね」やnoteに「ハート」、「コメント」を送っていただけると今後の執筆活動の励みとなりますので、何卒宜しくお願いいたします!
さて、今回は現在開催されているR-Wars Third Season[Week5]のデータの集計が終わったので、分析のまとめを皆さんに公開したいと思います。
何故、今回R-Warsのデータをまとめようと思ったのかを簡単に説明させていただくと、単純に「強いプレイヤーが集まるR-warsで活躍しているテーマが知りたい!!分析をしてみたい!!」という好奇心から今回分析をすることにしました。
私自身、情報を集めて分析をすることが好きで、以前からKC前などに[環境分析]として各テーマの採用スキル/採用札などの分析をしていました。
上記の資料は前回のR-Wars Second Season [Week1~Week3]の時に作成した資料となります。スキルの採用率や採用札の構築枚数などのデータや情報を各方面から集め、統計を取り、各テーマごとに1つの資料をまとめたりしています。
現在の環境はデュエルリンクス自体のカードプールが大幅に増えたことで、常に採用札や構築が変化し続け、さらには多種多様のテーマが混在する環境となりました。そのため、どのテーマにも可能性があり、採用札やデッキの選択をするためには各テーマの情報が必須となります。ですが、各テーマごとの相性や採用札、構築などの情報を集めるのは一苦労だと思います。
このレポートではR-Warsで使用されたテーマの分布をはじめ、各テーマの詳細な対面勝率の他、Tierリストや各テーマで採用されているスキル・札の傾向を分析したデータを基に執筆しております。また膨大なデータの統計を取って分析をしているため、この記事に自信を持って皆様にお届けしております。
今回のレポートはそういった悩みを解決する手段の1つとして使用していただければと思います。
また今回のレポートはR-Warsに出場されない方にとっても有益な情報となる内容だと思っています。ぜひご覧ください!
R-Wars 3rd Season[Week5]データまとめ
8月9日~8月15日に行われたR-Wars 3rd Seasonの[Week5]のデータまとめになります。Week4のデータに関しては下記のリンクからご確認ください。また前回の環境分析も行っておりますので、宜しければ合わせてご覧ください。
もし今回作成した資料をR-Warsの配信等に使用したいという方がいらっしゃいましたら、DMやコメントをいただければと思います。ご連絡をお待ちしております!
では、早速まとめたデータを基に作成した資料をご覧ください。
◇◇ 使用テーマ分布 ◇◇
◇◇ スターターデッキ分布 ◇◇
◇◇ Week5 戦績表 ◇◇
環境考察
まずは使用テーマの分布を一緒に見ながらお話していきたいと思います。
今回のWeek3の分布はこのような形になりました。このグラフおよび表のデータは試合で使用されたものを集計してデータ化しております。
まず第一声は「ハーピィお帰りなさい!」
ハーピィがとうとうシェアTOP3へと這い上がってきましたね。今回ハーピィがTOP3へと這い上がったことで正直内心ウキウキしています。それは私が第2回のレポートで記載した内容にあります…
次の環境の推移はハーピィが鍵を握っていると考えています。
これは新レギュレーションが施行される前のレポートで考察した内容です。気になる方は上記にWeek2レポートのリンクを貼りますので、覗いてみてください。
ここでハーピィが固定化されてきた環境に再び「メス」を入れてきたわけですが、何故こうなったのかを背景を含めて、考察をしていきたいと思います。
❖考察Ⅰ:トラミッド急増への対策
これが1番有力な理由かなと思います。先週のWeek4ではトラミッドが大活躍の週で、TOPシェアに君臨する「サンドラ」への勝率が90.9%と驚異の数字を叩き出し一気に注目されるようになりました。このトラミッドが今回もサンドラ対策として多く採用されることを見越したチームがトラミッド対策としてハーピィを採用したことが考えられます。実際に今回トラミッドのシェア率はTOP5に食い込んできています。またハーピィは不知火をはじめとした罠ビテーマに対しても結果を残しており、その点も含めて採用に至ったと考えられます。
話が少し脱線しますが、ここで首をかしげる方もいるのではないかと思います。
「サイバー」の方がトラミッド対策になるんじゃね?と…
チームによって考え方が異なると思いますので、一概に言うことは出来ませんが、「ハーピィ」「サイバー」のどちらが対トラミッドに優れているのかを考えてみました。
▸対トラミッドの通算勝率(Week3~Week5)
❖ハーピィ:勝率72%(18-7)
❖サイバー:勝率60%(6-4)
対面勝率に関してトータルの試合数が違うため、比較しにくいですが両テーマとも勝ち越していることが分かります。
▸バックやフィールド魔法の除去の仕方
❖ハーピィ:「ハーピィの狩場」+「ハーピィモンスター」の2枚初動
❖サイバー:「コズミックサイクロン」の1:1交換
ハーピィ側は「ハーピィの狩場」と「ハーピィモンスター」の2枚がないと成立しません。一方サイバー側は「コズミックサイクロン」によって1:1交換できる点やトラミッド・パルスの墓地リソースを確保させない点を考えると、この点に関してはサイバー側が優れていることが分かります。
▸初動の安定感について
❖ハーピィ:初動率が高い
❖サイバー:初動率が低い(コアパーツの「コア」「サポート」「ゲート」等が引けないとそもそもきつい)
特にハーピィ側の構築枚数や採用札の傾向が様々で統計を取るのが難しく、「高い」か「低い」の表現になってしまいましたが、安定感は比べる必要もないくらい「ハーピィ」の方が優れています。
こう考えると両テーマとも一長一短と言った感じで、上記の選択肢だと選択に難を示しますよね。
となると「対トラミッド」以外の要素をトータルで考え、サイバーとの住み分けが必要だなと考えたので、対トラミッド以外での要素を踏まえて次の考察に移りたいと思います。
❖考察Ⅱ:分布上位(オノマト・サンドラ・ガイア)に勝ち越せる?
Week4ではオノマトには互角の内容でしたが、サンドラとガイアにはデータ上勝ち越す結果となっていました。この点を期待して今回採用に至ったチームも少なからずいると思われますが、実際はどうなのかを新レギュレーションが施行されたWeek3~Week5までの戦績から分析してみました。
▸[ハーピィ]Week3~5までの戦績
❖対オノマト:勝率49.0%(25-26)
❖対サンドラ:勝率49.2%(31-32)
❖対ガイア :勝率54.2%(19-16)
こうしてみると環境上位に君臨するオノマト・サンドラに対しては微不利という結果ですが、ガイアに関しては勝ち越せていることが分かります。
では、サイバーは分布上位テーマに対してどうなのかをここで比較したいと思います。
▸[サイバー]Week3~5までの戦績
❖対オノマト:勝率46.1%(6-7)
❖対サンドラ:勝率50.0%(6-6)
❖対ガイア :勝率50.0%(5-5)
対戦数が少なく比較が難しいですが、現状分布上位テーマに対して勝ち越すことは決して無理ではありませんが、現状難しい状況にあるようです。
上記2つのテーマで飛び抜けた点はありませんが、注目したいのはハーピィがガイアに対して勝ち越せている点です。ガイアはトラミッド同様に対サンドラに優れており、対サンドラ対策として採用しているチームが多い傾向にあります。この対サンドラ対策として採用されている
▸トラミッド
▸ガイア
の2テーマのカウンターデッキとして機能することが分かりました。ハーピィがトラミッドはもちろんのことガイアに対しても有利盤面を取れるということは戦術の幅が広がりそうです。
ちなみにガイアへのカウンターデッキとして1番強いのは「オノマト」になります。下記の資料のように直近のデータでは各チーム、オノマトをガイアに当てる傾向にありますが、ハーピィがここに食い込んでくる可能性は少ないですが、今後増えてくる可能性はありそうかなと思います。
❖考察まとめ
考察Ⅰ+Ⅱによりトータルで考えると対サンドラ対策に用意されたトラミッドだけではなく、ガイアに対しても有利盤面を取ることができることが評価され、今回の分布に至った可能性が高いと考えられます。
またハーピィと似たような理由で採用されるサイバーとの住み分けですが、チームの方針も大きく関与すると思いますが、現状ではハーピィの方が優れていることがデータから見て分かります。
さて、ここまではシェアTOP3に返り咲いたハーピィへの考察となりましたが、その他のテーマへと視点を移したいと思います。
今回のTOPシェアになったのは「オノマト」となり、先週のシェアTOPだったサンドラからTOPの座を奪い取った形となりました。決してサンドラが大きく衰退したわけではありませんが、オノマトのシェア率がWeek4の時点から徐々に増えている傾向にあります。R-Wars以外での非公式大会でも結果を残しているオノマトですが、R-Warsにおいて何故増えているのかを考察したいと思います。
❖考察Ⅰ:サンドラのメタが増加傾向にある
先週のWeek4でもお話をしましたが、サンドラへの対策として
▸ガイア
▸トラミッド
の2テーマを筆頭に領域海皇や剛鬼、あとは今回分布では確認出来ませんでしたが、忍者などのテーマが確認出来るようになってきました。トータルで見るとサンドラのメタは分布の約20%を占める形となります。このサンドラのメタを避けて必然的にオノマトが増加したことが考えられます。
❖考察Ⅱ:ガイアの存在
考察Ⅰよりサンドラのメタが増加傾向にある中で特にガイアへのカウンターデッキとして最も有力なのがオノマトになります。実際にWeek3~5までの戦績は勝率63.3%(57-33)と有利と言っても過言ではありません。ここまで有利盤面を取れるのは大きく2つの理由が挙げられます。
▸理由Ⅰ:ガイアへの解答札が多い
今のオノマトの構築には「月の書」「聖槍」「カナディア」などの汎用札が多く入っており、今の構築を見ると解答札が5~6枚構築されています。特に月の書と聖槍に関してはどのオノマトにも必ず入っている汎用札で竜魔道騎士ガイアの効果にチェーンして月の書で蓋をするもしくは聖槍でATRを能動的に下げることで効果を発動的なくなります。この解答札を初手に70%~75%の確率で引けるとなるとガイア側も相当しんどいと思います。
▸理由Ⅱ:バウンサーが厳しい
特に魔道騎士ガイアの効果を止められてしまうことで展開出来ず、最悪の場合、魔道騎士ガイア単機でエンドになることも少なくはありません。無理やり暗黒騎士ガイアオリジンとドラゴンズミラーを絡めれば展開できますが、それでは後続を作ることが出来ず、その場しのぎにしかなりません。
今のガイアの構築で考えると一般的な初動率は約85~90%前後。その中でバウンサーへの解答札(月の書や聖杯など)を初手に引けるのは約50%(構築による)くらいになります。そう考えるとバウンサー1機だけでも厳しい盤面を強いられることが分かります。
❖考察まとめ
考察Ⅰ+Ⅱよりオノマトの増加に関して「ガイア」の存在が大きく関与しているのではないかと考えられます。
ちなみに…
この部分を読んでる方の中には「ハーピィ」にも有利盤面を取れるのでは?と思っている方も多いと思います。その点に関しては戦績表のところでお話をしたいと思います。
その他のテーマに関してはここで特筆することはありませんので、次の考察に行きましょう。
◇◇ スターターデッキ分布 ◇◇
では次にスターターデッキの分布を一緒に見ながらお話していきたいと思います。
今回のWeek5の分布はこのような形になりました。このグラフおよび表のデータは試合で使用されたものを集計してデータ化しております。
まずシェアTOPのオノマトをはじめ、2番手のサンドラの顔ぶれは先週に引きつづき変わらずといった内容です。Week1からこの顔ぶれは変わらないので、ここは固定化されているかなと思います。
ここで注目したいのは「ガイア」と「ハーピィ」がそれぞれ分布の上位へとシェア率を伸ばしている点です。この2テーマはWeek3からの推移を見てもほぼ中間くらいに属していたテーマですが、今回急激に立ち位置を上位へと変化させてきました。
「ハーピィ」に関しては上位のオノマトとサンドラにほぼ互角、ガイアは有利盤面を取れることから、シェア率を伸ばしたと考えています。この点に関しては後述します。ガイアに関しては正直「う~ん」といった感じです…。サンドラ対策以外に考えられなかったので、気が付いたことがあればTwitterもしくはこのレポートに追記します。
その他のテーマに関してはここで特筆することはありませんので、次の考察に行きましょう。
◇◇ 主要テーマの勝率および相性表 ◇◇
では次に各テーマの戦績表を一緒に見ていきたいと思います。
それではこの戦績表を基に注目したいテーマをピックアップしてお話していきたいと思います。
■オノマト
勝率50.3%とWeek4とほぼ変わらない内容ですが、メタが回ってきている中での勝率50%越えは評価したいところです。この勝率50%越えを可能にしているのは対ガイアへのカウンターが出来ていることが関係しており、対ガイアとの勝率は65.7%とかなり有利と言っても過言ではありません。この対ガイアの解説は前述したため、ここでは記載しませんが各チームが相性をしっかりと把握して積極的にガイアへのカウンターとして当てた結果かなと思います。
ここで注目したいのは対ハーピィになります。勝率が43.3%とWeek4同様に厳しい結果となりました。一般的な相性認識で考えるとオノマト側が有利盤面を取れると思う方も多いと思いますが、何故負け越しているのかを考察したいと思います。
❖考察Ⅰ:オノマトの構築に聖槍が流行っている
オノマトの構築を見るとサイクロンなどのバック干渉がメイン構築から外れ、代わりに聖槍が入る構築が多く見受けられました。これによりハーピィ側のSC+妨害札がある状況下で聖槍があまり機能しない点を考えるとオノマトが妨害を踏み越えらないケースが多いことが考えられます。ただし、最近構築の傾向が変化してきており、サイクロンをピン刺しするケースが増えてきました。このピン刺しがどれほど効果をもたらすかは分かりませんが、これによりもう少し変わる可能性があります。
❖考察Ⅱ:プレインコートがEx.枠から抜けている
現在のオノマトの構築を見るとプレインコートをメイン構築に入れる枠がなく、ハーピィに対しての有効な手立てを失っているような状況になります。特にR-Warsの形式上、オノマトはガイアへのカウンターデッキとして主に機能している傾向にあるため、ハーピィへの目線が減っていることが考えられます。またプレインコートが刺さるテーマがハーピィとサイバーくらいしか環境に存在しないため、採用候補から外れていることも関与していると思われます。
❖考察Ⅲ:対ハーピィのWeek3~5までの勝率の推移
まずはWeek3~5までの勝率をまとめましたので、ご覧ください。 ▸Week3:勝率75.0%(6-2)
▸Week4:勝率50.0%(10-10)
▸Week5:勝率43.5%(10-13)
▸Total:勝率49.0%(25-26)
上記のまとめをみると勝率が徐々に下がってきていることが分かります。私が1つ仮説として挙げるのであれば、Week4あたりからオノマトの構築に「聖槍」が定着しはじめたと認識しているため、それが関与しているのではないかと考えています。ただし、これに関してはまだ検証をしていないため、明確なことは言えませんが、この勝率の推移は研究していく必要性がありそうです。
以上の理由を考えるとR-Warsではvs ハーピィとの勝率に関してはフラットに近い数字になりつつあるのかなと思います。
■サンドラ
勝率43.4%とWeek4と同様に厳しい結果となりました。これに関しては勝率をガイアとトラミッドに根こそぎ持っていかれているのでしょうがないかなと思ってます。ただし分布上位にいるオノマトとハーピィに対してしっかりと勝ち越せている点は評価してもいいでしょう。特に有利対面であるハーピィに対してWeek4では大きく負け越していましたが、今回はしっかりと修正されていたため、各チーム研究や調整を重ねたのかなと考えています。
■ハーピィ
勝率54.5%といい結果が出ています。これは有利対面であるトラミッドや不知火に対してしっかりと勝ち越せている点をはじめ、分布の下位に属しているテーマにもある程度結果を残している点が今回の勝率に関与していると思われます。ここで記載したい内容は既に前述しているため、ここでは記載しないことにします。
■不知火
勝率58.3%と総試合数は少ないものの非常にいい結果が出ています。私個人の見方では今回の勝率に関しては正直出来過ぎと考えていました。では実際に今回の勝率に至った経緯をWeek3~5までのデータを参考に考察をしたいと思います。
❖考察Ⅰ:分布上位テーマへの勝率(Week3~5)
まずは分布上位のテーマに対してどの程度勝率が出ているのかを見ていきたいと思います。
▸対オノマト:59.2%(16-11)
▸対サンドラ:59.2%(16-11)
▸対ガイア :57.1%(8-6)
▸対ハーピィ:25.0%(6-18)
上記のデータを見るとハーピィ以外の上位テーマ(オノマト・サンドラ・ガイア)には現時点で勝ち越してることが分かります。
❖考察Ⅱ:上位テーマとの相性論および勝率の精査
試合数がまだ少ない状況ではありますが、現時点で上位テーマに対して勝ち越せている理由を各対面の相性を考えつつ考察したいと思います。
▸対オノマト
この対面はオノマト側がサイクロンもしくは聖槍を何枚引けているかで勝負が決まります。3枚引かれていれば基本負けとなりますが、罠でオノマトの展開を妨害出来た場合は不知火側が基本有利盤面を取ることが出来ます。また現在のオノマトはガガガヘッドを1枚しか構築出来ないため、ここを妨害することでより不知火側がより有利に立つことが出来ます。
そのため、この対面に関してはオノマト依存が強い対面です。トータルで考えると相性はフラットくらいかなと思います。そのため今回の勝率を考えるとオノマト側に何らかの問題(聖槍・サイクロンが引けなかった/プレイングなど)が生じたと考えられます。
▸対サンドラ
この対面は不知火側が罠でサンドラの展開を妨害しつつ、ハ・デスでリソースを削りながら盤面を取っていくことが必要になってきます。特にハ・デスの効果によりリソースを伸ばせないことを考えると不知火の方が有利盤面を取れそうですが、今のサンドラは「百雷のサンダー・ドラゴン」によってハ・デスで破壊されたモンスターを蘇生することで、そこから再展開することが出来ます。また今回のWeek5から見られる傾向ではガイアやトラミッドのシェア率増加に伴い、レヴィオニアへの早期アクセスが求められているため、徐々に厚型から薄型へと変化してきています。そのため、以前よりもレヴィオニアへのアクセス率が高くなっていることも踏まえると相性は微有利からフラットへと変化する可能性があります。今回の勝率に関してはある意味妥当な結果だったのではないかと思われます。ですが、上記に記載した内容の通り、薄型のサンドラが流行してくる可能性があるため、この対面の相性が変化する可能性が出てきました。
▸対ガイア
この対面は不知火側が採用している弩弓部隊やフレンドリーファイアなどで「走破するガイア」を早期処理できるかがポイントになってきます。「走破するガイア」を早期処理しないと妨害がメインフェイズのみしか行えず、またリソースを確保されることになるため、基本この対面はガイア側が有利を考えています。Week3からのデータを見ると、ガイアのカウンターデッキとしてオノマト以外に不知火を積極的に当ててカウンターを失敗した例をいくつも目にしてきましたが、その例の大半が「走破するガイア」を処理できずにいたため、ガイアへのカウンターデッキとしての選択は厳しい結果となりそうです。
今回の勝率に関しては他の対面と比較しても少なく、断言は出来ませんが、評価通りに行くのであれば、勝率はガイア側が有利の数値になってくるかなと思います。
❖考察まとめ
考察Ⅰ+Ⅱから現時点で上位テーマへ結果を残している不知火は再評価され、分布を伸ばす可能性がありそうです。ですが、まだデータも多いわけではなく、研究段階なので細かく評価されていくのは今後になりそうです。今後の推移に期待しましょう。
■トラミッド
勝率52.9%とメタの筆頭となるハーピィが増加してきたことで、Week4よりも勝率は落としているものの結果をしっかりと残せている点は評価をしたいところです。R-Warsにおいてトラミッドの最大の魅力は対サンドラへの強さにあります。Week3からの勝率をまとめると勝率75.6%(28-9)と驚異的な数値を出しています。そのため、対サンドラの期待値が徐々に伸びてきていることが、今回分布TOP5に入った1つの要因と言えるでしょう。
その他のデッキに関しては別段特筆することはありませんが、1つ1つを見ると非常に興味深いマッチアップなどはいくつか存在します。ただしマッチアップ数が少ないため、今回はここに記述せず、次週のR-Warsで期待をしたいと思います。
◇◇ Tierリスト ◇◇
さて、次は上記の戦績表を基にデコリンが独自のTierリストを作成したので、そちらを見ながらお話していきたいと思います。
まずは作成したTierリストを下記に掲載したので、ご覧ください。
主要テーマの勝率と相性表を基にTierリストを作成しました。
今回はR-Warsの戦績およびシェア率を参考に、各テーマの構築や採用札の傾向を分析した上で、Tierリストを作成しました。リストを作成する時にかなり厳選をしたため、リストに入れたかったテーマがいくつもあります。その点を踏まえた上で、今デコリンが分析をした上で環境をこう捉えていると思っていただければと思います。また冒頭でもお話しましたが、今の環境は採用札や構築によっては相性が変わりますので、あくまでも参考程度に見ていただければ幸いです。
前回のTierリストから何1つ変わっていません。
個人的にはハーピィの位置が少し上がりそうな感じもあるのですが、現状Tier3維持といった感じです。
あとがき
以上、R-Wars 3rd Season[Week5]の環境考察でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
常に重箱の隅まで調べ上げる意識を持って分析をしているため、今回のnoteも自信を持って、皆様に提供させていただいております。なかなかここまで調べ上げているnoteはないのではないかと思います。引き続き、皆様にとって有益な情報となるように頑張って分析をして参りますので、応援していただけると嬉しいです!
また最後になりますが、今回のnoteの告知ツイートに「RT」もしくは「いいね」やnoteに「ハート」、「コメント」を送っていただけると今後の執筆活動の励みとなりますので、何卒宜しくお願いいたします!
この記事が皆様の有益な情報となり、少しでもお力になれたら幸いです。
今後とも宜しくお願いいたします。
※このレポートに記載している内容は営利非営利関係なく、執筆者の許可なしで転記、転載などを含む2次利用を禁止とします。ご理解の程宜しくお願い致します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?