就学準備で行ったこと4選
いよいよ入学式も目前になりました。
親としての気持ちは正直
「不安の二文字」でいっぱいです。
この一年、長男の不登校と全面に向き合ってきた分
通っている療育の先生方の助言やサポートもあり、
次男の就学準備に力を入れてきました。
そんなわが家の就学前準備に行ったことを
キロクとして残したいと思います。
あくまでもわが家独自で行ったことであり、
地域差や自治体によっても
さまざまだと思うので、ご参考までに。
1つ目:信頼できる事業所へ相談する
まず1番初めに行ったことーー。
それは“親としての想いを聞いてもらう”です。
二人ともが通っている集団療育で、
尚且つ【保育所等訪問支援】を
利用している事業所さんに
とにかく親としての想いと願いを
聞いていただきました。
その上で、
事業所さんとしてできること
私ができることを一緒に考え、
提案してくださいました。
本当に心強い存在の1つです。
2つ目:役所の人と接点を持つ
二人とも、3歳半検診以降に
診断されました。
区の心理士さんとは接点があり
定期的に連絡が入り、
現状報告のやり取りがありました。
そして未就学児から就学児になると、
私の地区では「家庭児童相談員」へ移行されます。
正直なところ役所の人に
あまりいい対応をされた経験がない為、
個人的には必要ない。と
決めつけてしまっていましたが、
幸いわが家の場合は、
長男が不登校になった経緯や
今の状態などをお話しすることもあったので
家庭児童相談員さんへの移行と
一度接点をとってみては?と
提案もあったことで繋がりをもつ事ができました。
今では、月数回長男の外出目的と
状況の報告や進展、様々な療育場所の提案や
助言を頂いています。
そして集団療育の先生からの助言で、
SSW(スクールソーシャルワーカー)とも
繋がることが出来ました。
3つ目:就学についての話し合いを重ねる
そして最後はとにかく
学校との話し合いの場を重ねました。
1回目は就学相談で。
2回目は担当者会議で。
3回目は入学式の予測・予行の為に。
今週、その3回目の話し合いをする予定です。
今年は文部科学省の通達と支援級について変更もあり、
対応の仕方や性格、特性についての説明に行きました。
2回目は、長男の不登校経緯も考慮したうえで
入学前に担当者会議を開く提案を頂き、
通所している各事業所さんにも協力を得て
会議を開催しました。
その際には親の気持ち、
本人の特性の出方や支援の必要な理由と箇所、
対処法などの見解を専門性がある
各事業所さんから学校側へ伝えてもらう場
として開催しました。
私の1番の想いは、
特性を理解したうえで環境によって
異なる困りごとに一緒に考え、意見を出し合い、
子供にとっていい環境や支援を共に創っていきたい
ということです。
決して学校側に支援だけを一方的な
お願いしたいわけではないということを
伝えていきたいので、回数を重ねられる
「担当者会議」として開催していただきました。
4つ目:特性支援シートを作成する
最後に、
長男の時には忙しさにまみれて作成できなかった
【特性支援シートを可視化で作成する】です。
長男の時は何もかもが初めて、
就学相談も1度だけ・支援シートも
ネットから出してきた簡易のものを
文字で書いて渡すだけでしたーー。
年度が変わると先生方の異動もあり、
就学相談でお会いした
先生方はいなかった。なんてことがありました。
そのため、
共有されているであろう情報もゼロに近く
支援担の先生・担任になった先生へ
また1から特性の説明と
発達障害の種類などの説明を口頭で
何度も伝えなければならないという状況に陥りました。
正直、障害の中や特性の種類、対処方法など
何度も説明するのに勇気もいれば根気もいるのです。
そんな不安に押しつぶされそうになりながらも
我が子の為に伝えるのですが
なかなか伝わらないのが現状です。
それが故に心を潰してしまった時期も正直ありました。
「どうせ言ったって伝わらない・・。」
そんな思いが頭の片隅にずっといるのです。
自分の心の安全性を保つために
言うことをあきらめた時期もありました。
その原因はどこにあるのか?
考え抜いて行きついた答えが
“特性に対するイメージのズレ”です。
実際にみえない特性は、人によって捉え方が
変わってしまう。
言葉だけの伝達だと
個人的なイメージや価値観で
どうしても受け取ってしまうのです。
そのイメージの部分に「共通認識」を生めば
伝わらない想いが少しでも伝わるのではないか、
と思うのです。
そんな一心で、我が子のために
「特性丸わかり支援シート」を作成しました。
これは今年度、次男が入学する学校へ
配布用に作成したものです。
就学相談の時には担任の先生になるであろう
方とお会いすることは出来ません。
支援担になるであろう方とお話できるか
どうかも分かりません。
人から人へ紡がれる言葉は、良くも悪くも
その人の「感情」が乗ります。
支援には、感情とはまた別に、
「同じものを(目標)を見ているという認識と確認」
が必要だと思っています。
親、療育者、支援者側の思いや意思などを
共通認識を明確にして、
同じ方向を見て、成長過程を支えなければ
いけないと思っています。
それが地域福祉であり、今必要な社会資源
だと思っています。
任せるだけではなく、
親が親しかできないことを見定め、しっかりと。
想いを汲み取り、出来ることを一緒に考え
共に“育てる”という気持ちの確認を。
そのために“可視化シート”を作成しました。
上記のシートは1部抜粋しておりますが、
何のために、誰のための可視化かーーー?
目的を明確にしたものを作成しなければいけません。
【特性の共通認識を生むことと、
学校内でできる支援方法を提案し合う場】として
開催させて頂くためのレイアウトと内容にして、
療育現場の児発管にもサポートと
協力をしていただいた上で完成したものです。
✅1枚で分かりやすく、共有しやすいものに
✅他職の先生方にも共有できるように
✅今現在の支援法から学校へ
導入できるものを専門から提案
特性にも色んな色があり、見え方や
突出の仕方が変わります。
年齢、環境、心の成長などで変化する
特性を地域で、人で支えられる場をつくるために
私は“可視化”を続けて行こうと思っていますし、
視覚は、無限の可能性を秘めていると思っています。
いよいよ新しい人、物、環境へのスタート。
あとは本人の力を信じて新1年生、
楽しみながら学ぶ場所になりますように。
いいね♡いつもありがとうございます。
とても励みになります。
たった1人のあなたの心の隅っこに残る
logになりますように。