子供の発育が気になったら早めに検査を受けたほうが良いと思う理由
発達障害児(グレーゾーン)の小学校お受験記録を振り返ります。
本当に発達障害なのか?について
にも書きましたが、私が息子の発達障害を疑い始めていろんな方に相談しました。
保育園の先生、幼児教室の先生、区の窓口等々、
でもその時に、「そうですね、発達障害かもしれません」と言われたことがありませんでした。
だいたい、
「いやぁ、考えすぎだと思いますよ、早生まれですし、まだ月齢差も大きいので、〇〇君はまぁ落ち着きのなさというか、朝の会の時にふらふら歩き回ることはりますが、ちゃんと集団行動も出来ていますし」
「〇〇君の場合は、性格だと思います。明らかにそういう傾向があるお子さんはもっとはっきりわかりますから」
「保育園で集団行動も出来ているということであれば、もう少し様子を見てみても良いのでは?」
と言うものでした。
これがいわゆるグレーゾーンなのですよね。
先生方も発達障害の専門家ではないですし、「子供が障害児扱いされた!」とクレームをつける方もいるようなので積極的に発達障害児の可能性を伝えることはせず、慎重になると思います。
私も息子のADHD、ASDの可能性を感じながらも、
「先生がそうおっしゃるのだから私が考えすぎなのかもな」
と思って検査は受けないままでいました。
考査前は、仕事と保育園の送迎と、お受験準備等で日々忙しく、じっくりそれについて調べる時間がなかったですし。
で、考査が終わって就学前に念のため検査受けておくか、という気持ちで受けたら、ばっちりその傾向がある結果(得意不得意分野の凹凸が大きい)でした。
息子にその傾向があることがわかっていたら、もっと対応を変えられたのにな、、、という後悔はあります。
例えば、ペーパー対策で、あまりにも指示を聞き逃すことがおおかった時など頭ごなしに叱ってしまったこと、多々ありました。
何を言ってもマイペース、右から左へ指示が抜けていく息子に対して、やっぱりこの子にはもっと厳しくしなければ!と。
明らかに間違った対応でした。
発達障害児だろうとわかった今でも、なかなか子供に対して寛容になれないもどかしさのもありますが、その傾向があるとわかる前と後ではやはり接し方は大きく変わりました。
息子の特性を分かった上で、得意分野を伸ばすようにしようと心がけるだけで子供もストレスは減るでしょう。
息子の一つ一つの問題行動にも、ふざけたり怠けたりしているわけではない、理由があるとわかっただけでも私のストレスも減りました。
特性を認識したうえで、適した対応をする。
これが、周囲の「大丈夫」よりも親の直感を信じて、気になることがあれば検査を受けてみた方が良いと思う理由です。