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くらしやすい家にリフォーム!すすめかた①
こどもたちの成長にあわせてリフォームを計画しています。
8年前に中古の戸建て住宅を購入しリフォームしたときは、水回りやサッシがわりと新しかったこともあり、壁や床の仕上材変更や天井を勾配天井にするなど内装改修にとどめました。
今回は個室がほしい子どもたちのために壁をつくったり、収納を増やしたりと、くらしやすさを向上させるリフォームを中心にする予定です。詳しくはこちらの記事にも書きました。
さぁ、ここから。
どうやってすすめていけばいいでしょうか。
完璧な「困っていることリスト」を作成する
どんなに有能な建築家やデザイナーでも、その人が日常生活で困っていることや不満に感じていることを100%汲みとることは不可能です。収納方法ひとつとっても、ある人にとってはすっきりと片付いてものがない状態がベストだし、ある人にとってはすべてが見渡せる状態が使いやすかったりします。
だから完璧な「困っていることリスト」を作れるのは、その家の住人しかいません。住んでいる人がデザイナーにきちんと伝えることが重要です。
たとえば天井のクロスを張り替えるときって、照明をかえるベストタイミングだったりします。「廊下がちょっと暗く感じる」と前もって教えてくれれば、天井に穴をあけてダウンライトを足す、などの工事を提案できたりします。
まず決めるのは「優先順位」と「予算」
希望を書いてはみたけれど、「なににどのぐらい金額がかかるの?」「リフォームでこんなことができるの?」などわからないことだらけですよね。それらはすべてデザイナーさんに任せちゃいましょう。
できるだけ多くのことを実現するために、住人が次に決めるべきは「優先順位」と「ざっくりとした予算」です。
プロからみると、たくさんある要望のなかから「意外にかんたんに実現できること」や、「複数の希望を同時に実現できちゃう案」などもあるはずなので、やっぱり自分の願望をあますところなく書き出しておくのが大事だと思います。
「優先順位」がわかると、今回のリフォームの目的をデザイナーと住人とで共有できます。また「ざっくりとした予算」がわかると、「キッチンの位置を変更したい」とか、「お風呂をタイル張りにする」などけっこうお金がかかる提案ははじめから避けられたりします。
わがやの収納をみつめなおしてみる
これはわたしがぜったいしなくちゃいけないことです!いまは入れられる場所にものをいれている状態で、使いづらいことこの上ないです(涙)。
つかいやすい収納は奥行きが大切です。たとえば本棚は300mm程度(※厳密にはいれたい本の種類によってもかわってきます)、クローゼットは600mm、お布団は900mm。だから収納を考えるなら、そこになにをいれるのか、どのぐらい入れるのかは決めておきたいところ。
もちろんリフォームの場合はデザイナーが収納を設計してくれるので、住まい手がするべきは「どこに」「なにを」「どのぐらい」いれられれば、生活が暮らしやすくなるのか、を徹底的に考えることですね。家事動線をみなおしてみるのもおすすめです。
ときめきポイントをいれておく
なんだかこんまりさんのようですが、リフォーム計画にときめきポイントをいれておくのも、コーディネーターとしてはおすすめしたいところです。
どうしてもリフォームというと水回りの設備だったり、収納だったり、という使い勝手ばかりに意識がとられてしまいます。できあがるときれいになってうれしいし、達成感もあるのですが、せっかく大工さんや電気屋さん、クロス屋さんや家具やさんなどいえづくりの精鋭がそろう貴重なタイミングですから、あこがれのインテリアにもぜひ挑戦してほしいです。
ROOM no.17 【神戸】ファンタジックな世界観!マンションリフォーム
輸入壁紙、さいきんはDIYでぐっと身近になりました。でもリフォームで職人さんが入ってくれるなら、やはりプロの方がきっちり張ってくれます。一面だけでも、柄や色がおもしろい壁紙をはるとそれだけで気分が明るくなりそうです。
ROOM no.64 【京都】玄関エントランスの壁紙リフォーム
アンティークやヴィンテージランプなど、装飾的な要素が大きい照明は、今の住まいで十分な明るさをとるには少しむずかしい部分があります。ダウンライトや間接照明で必要な明るさを確保しながら使うのがベストです。
また重量があるシャンデリアなども、電気屋さんは構造的に安心できる場所に設置してくれます。ちょっとしたことですが、せっかくプロが集まるリフォームの機会を最大限に利用しましょう。
まとめ
というわけで、いまのわたしはこんなことを考えながらリフォームの準備しています。
前回の記事(「そろそろ本気で、リフォームについてかんがえてみた」)でフォローしてくれる方がたくさん増えて、これはいよいよ実現しなきゃ…、と気持ちが引き締まります。ゆっくりですが、すすめていきますのでまたのぞいてくださいね。