理想のインテリアイメージを、プロに正確に伝える方法
今日はお店のスタッフやデザイナーに、いかに自分のインテリアのイメージを正確に伝えるか、という話をしたいと思います。
家具を購入する場合は現物があるので、好きなインテリアショップや家具屋さんに行けばイメージに近いものが見つかります。
でも壁紙やカーテンの場合はちょっと大変。広いショールーム、種類が多すぎて自分では見つけられないので、販売員さんに出してもらわなくてはいけません。そのときイメージを正確に伝えられたらいいと思いませんか。
もちろん販売員さんたちはプロなので、短時間で効率よく、商品に導いてくれます。
でもちょっとこだわってお部屋をつくりたいときに、より正確に要望を伝えられることで「思いもしない提案」をしてもらえることがあります。
「え?そんな方法もあったのかー!」
とか、
「あと3万円出せば、こんなに選択肢が広がるのかー」
といったような。
そこで今回は、理想のお部屋を叶えるために販売員さんやデザイナーへの上手な伝え方をまとめてみました。
写真や切り抜きなど、ヴィジュアル的要素は確実!
最近はスマホやipadなどで、自分の好みをしっかりと保存されている方も多く、そこを皮切りに話をすすめていくことができます。
このときやってほしいのが、写真を見せるだけじゃなくその写真のどこが気に入ったのかを伝えること。
「好きなイメージ」とカテゴライズされた写真をみれば、好きなインテリアスタイルぐらいは絞りこめるのですが、ときどき他とは雰囲気の違う写真が混ざっていて「あれ?」と思うことがあります。
その写真の明るい雰囲気がいいと思ったのか、大きいテーブルでワイワイやっている感じがよかったのか、アクセントカラーが好きだったのか、そういったことを伝えてもらうと、こちらも何を求めているのかが具体的につかめます。
寸法や条件はきっちりと伝える
カーテンの場合は、そもそも寸法がわからないと金額がお伝えできません。また小さい窓と大きい窓の場合は、おすすめする柄の大きさも変わってきます。
このとき、正確な寸法であることはとても大切です。カーテンは通常生地を横につないでつくるので、3巾分でできるのか、4巾分でできるのかで(m単価が高いほど)金額が変わってきます。
どんな場所の、どんな窓につけたいのかで、求められる機能も変わってきます。
ということで、カーテンを選ぶ場合は特に、寸法、場所、環境などをあらかじめ紙に書いて渡しておくと、話が早くなりいいと思います。
いやなことを伝える
「アンティークを使いたくて」とか「コルビジェの椅子を置いてみたい!」など理想のイメージを伝えたら、ついでにいやなことも伝えておきましょう。
たとえば「濃い色の壁は好きじゃない」とか、「分厚くて重い感じのカーテンは嫌だ」など。アンティークを使って明るい雰囲気もできるし、暗めの大人っぽい空間も作れます。好きじゃない雰囲気を伝えておくと、やはり話が早い。確実です。
同じ部屋で使うものがすでに決まっている場合は、写真やサンプルを持参する
新築の場合は床のフローリングのサンプルなどが手に入りやすいですし、使う予定の家具があれば写真やカタログもあります。もう決まっているものは、ぜひできるだけ実物に近いものを持参しましょう。
どんなフローリングを選んだかで、どんなお部屋を望んでいるかがわかりますし、フローリングがあっさりしているのにカーテンがゴージャスだと(木の場合は)あわないこともあります。
それをプロはきちんと判断してくれるので、向こうの材料を準備してあげると話が早い。プロの提案力を最大限発揮してもらいましょう。
そして予算を伝える
やはり予算は大事です。カーテンの場合は、おすすめするシリーズが変わってきたりするし、値引率も違います。
もし金額がまったく想像できない場合は、とりあえずそのあたりの生地でこの寸法なら(レースとあわせて)いくらぐらいするのか聞いてみましょう。
そのときあわせてしてほしいのは、自分がそのインテリアアイテムについてどれほどの想いがあるのかを伝えること。
新築の場合カーテンは一軒まるごとなので、結構な金額になります。でも昔から柄物のカーテンに憧れがあるなら、例えば寝室だけはちょっといいものを、なんて提案はいかがでしょう。
海外インテリアに憧れがある方も、アクセントクロスとして輸入壁紙を使うと、仕上がりが格段に変わってきます。
まとめ
せっかくの家、自分の理想がどういう形なら実現できるのか、プロの力を最大限に引き出すことで実現できます。そのためにはまず、こちらの想いと条件を正確に伝えることが大切です、というお話でした。
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