Netflix『スイート・マグノリアス』のインテリア解説
待ちに待っていたNetflixドラマ『スイート・マグノリアス』のSeason2が配信されました!
もちろん彼女たちのガールズトーク「マルガリータの会」も楽しみなんですが、なにが楽しみってインテリア!が素晴らしいんです。
このドラマはファッションも人気のようですが、ファッションに負けず劣らず、インテリアも三者三様の個性を表現していて、これぞインテリアの楽しみ方だよなー、とひとりで満喫しています。
あらすじ
夫の浮気で離婚し3人の子供を育てるマディ、弁護士として地域全体の橋渡し役を務めるマディ、レストラン「サリバン」でオーナー兼メインシェフを務めるダナ・スー。それぞれに悩みを抱え、それでも3人で経営するサロンや、本音をぶっちゃける「マルガリータの会」でお互いを支え合いながら、前向きに生きる様子を描いたドラマです。
マディの家
マディはファッションも一番フェミニンな印象。そんなファッションと同じく、お部屋も一番色使いがやわらかく、かわいらしい印象のお部屋です。ところどころに柄を取り入れながら、全体をうすいベージュや白でまとめているのでつよく主張しません。
ところどころにブルーグリーンが差し色できいていて、そこもかわいい。
ヘレンの家
ファッションでは圧倒的なおしゃれ番長、ヘレンの家はもちろん彼女(美術さん)の世界観がつまった素敵なお部屋です。
明るく開放的なキッチンは白を貴重にしていますが、玄関やリビングは濃い色の壁を全面につかい、アートが映えるとても個性的なお部屋。小物使いもとても参考になります。
ダナ・スーのお店「サリバン」
なんといっても大好きなのは、ダナ・スーのお店「サリバン」です!主役はウィリアム・モリスの壁紙!カウンターの背後に壁紙が張ってあって、そこにブルーのネオンが光っていてとにかくおしゃれ。
この記事を書くにあたって、改めてどの柄かなーとマナ・トレーディングさん(モリスの壁紙の代理店)を探したんですが見当たらない。レモンのような黄色い実と、ザクロ(モリスにはよくでてくるモチーフ)じゃないかと思うのですが、こんな色合いも柄もない!
そこで以下のサイトを見つけました!
『Country living』はアメリカのインテリア雑誌です。そこに『スイート・マグノリアス』のインテリア解説と美術さんのインタビュー、そして「同じものがどこで買えるか」まで書いてありました。
それによると「サリバン」の壁紙はウィリアム・モリスのビンテージ、しかも色は特注!
さすがアメリカNetflix、そこまでやるかー。
それでもわからないのが悔しくて(なんで?)、モリスの解説本をみていたら…
こちらの壁紙は1862年にモリスがデザインした『pomegranate(果実あるいはざくろ』で間違いないかと。
壁紙の色はベースのグリーン、レモン(?)のイエロー、赤っぽい果実の3色で構成されているんですが、「サリバン」の内装はすべてこの色を拾っているわけです。腰壁はグリーンでもう少し濃くしたもので落ち着いた雰囲気を、レンガの色は果実の赤を、さらに椅子をマスタードイエローの張り地にして散らすことで全体がまとまりながら、落ち着きすぎない活気のある雰囲気を作り出しています。
ちなみにまだ出てきてないお部屋
3人ともおしゃれで素敵なのですが、個人的に好きなのはマディのお母さん、職業としてはアーティストの設定みたいです。
いつも大ぶりのピアスとアクセサリーがグレイヘアによく生えていてとても素敵!彼女のお部屋をみてみたい。シーズン3に期待です!
まとめ
もういくら時間があっても足りない。長く書きすぎました。
インテリア好きにはぜひみていただきたい!ひさしぶりの「映画のインテリア解説」でした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
ポチッとしてくれるとまた書きます😊
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