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無地のカーテン、100倍おしゃれにみせるインテリアテクニック!
海外インテリアラバーの私にとって、カーテンはひじょうに重要なアイテムです。
面積が大きくなるので部屋の印象を左右しますし、お部屋の中でも数少ない、やわらかさを表現できるアイテムだったりします。なかでも刺繍や柄物はすばらしく、一日中ショールームにいてもまったく飽きません。
ただやっぱり柄物に関しては使う機会はなかなかないのがほんとのところ。インパクトが大きすぎるとそこに視線が集中してしまうので、日本の家ではなかなかバランスがとりにくいように感じます。
そこで今回は、無地でも十分たのしい、カーテンの飾り方をいくつかご紹介します。ちょっとした工夫で、存在感のあるカーテンができますよ。
やっぱりヒダってだいじ
先日娘のカーテンを新調しました。イメージボードをつくる中で、チェック」や「亜麻色」「ざっくりした感じ」が(わたしの中で)テーマとなり、(無事に)娘の了解も得られたので、カーテンはリネン素材のものを中心にさがしました。
リネンはファンが多く、京都にもリネンだけを専門に扱う有名なお店があります。普段はカーテン屋さんにオーダーしますが、リネンの場合はリネン専門のカーテン屋さんや生地やさんがあって、いろいろと勉強になりました。
そこであれ?っと思ったのが、リネンの場合はフラットや1.2倍、1.5倍ヒダの施工例がとても多かったこと。なぜだろう。お店の人に聞いたのですが、理由はよくわからず…。カーテン屋さんでは、1.5倍か2倍かの2択が一般的です。
わたしの超個人的なおすすめは、やはり2倍!だってヒダが美しいんだから、カーテンは!特に無地はヒダが多いことで陰影も楽しめます。
それから可能なら裾をちょっと長めに…
ほこりがつくのでなかなか勇気がいりますが、最近は日本でもよくみかけるようになりました。特にリネンは重たく、ハリのある素材なのでなおさら、裾まわりがくたっとなった表情がおしゃれにみえます。
レールに凝ってみる
カーテンが無地のときは、カーテンレールに装飾的なものを使うのもおすすめです。無地だからこそ、レールのデザインが際立ちます。
施工例:ROOM no.22 【京都】ロックなリビングとクラシックエレガントな青の寝室
同じデザインのゴールドとブラックを、部屋ごとにわけて使ってみました。色合いによって、印象もちがいますね。
どちらも国産のものなので、手軽に手に入ります。
無地だからこそ映える!タッセルいろいろ
タッセルを選ぶ楽しみを知ってしまったら、もう元には戻れません。他にカーテンを吊れるところはないかなー、といつも探すようになります。でもなかなかないんですよね、掃き出し窓。
これも個人的見解ですが、カーテンはできれば縦長フォルムにしたいところ。私は腰窓でも、天井から床までのカーテンを提案します。そのほうがお部屋も広く見えるし、カーテンも見栄えがします。
そんな縦長フォルムのカーテンによく似合うのがタッセル!
施工例:ROOM No.45 【京都】新居の家具選び、北欧スタイルのリビング
フジエテキスタイルのタッセルを、フェルトのような風合いの無地にあわせました。
タッセルは、まさにインテリアのアクセサリーの部分です。洋服とのコーディネートが楽しめるように、同じ無地でもタッセルによって印象を変えることだってできちゃいます。
いつものカーテンに、美しいタッセルを新調してみてはいかがでしょうか。
トリムやフリンジなど裾飾り、ギャザー縫製などまだまだできることはいっぱいあります
最近お店のクッションでも見かけるようになった、縁飾りなどはいかがでしょうか。
こちらはリネンとウールをミックスしたカーテンに、黒のブレードを縫い付けた商品。フジエテキスタイルの商品です。オプションなので位置は自由、色も4色から選べます。
施工例:ROOM no.11 【京都】風間ゆみえさんのような大人かわいいダイニングにリフォーム
こちらも同じくフジエテキスタイルのレースに、ダブルフリルギャザーという縫製を指定しました。ふわふわ感が増して、色の濃淡を楽しめます。
まとめ
いかがだったでしょうか。無地のカーテンでも、できることは無限大に感じられたのではないでしょうか。
こういう一手間が、インテリアのたのしい部分なんです。
ぜひ、お試しあれ!