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「家具の色」「床の色」の統一感問題、その解決法

去年の12月から、役に立つインテリアブログを目指してインテリアのお悩みをリサーチしています。知恵袋やキーワード検索を通して「なるほど、こういうことが知りたいんだ」と、発見の日々です。同時にそんな悩みを解決してくれる丁寧なサイトも多数発見し、みなさんに見てもらうための(SEO対策的な)難しさも感じています(笑)

そんな中気になった「家具の色」や「床の色」との統一感問題。ほしい家具と床の色があうのかわからない、気がついたらバラバラになってしまった部屋に統一感を持たせるにはどうしたらいいのかなど。検索で上位に出てくるサイトは、パースでシュミレーションもしてくれてわかり易い。回答も丁寧で、非常に参考になりました。

お悩みを読んでいると、部屋づくりに難しさを感じている方が多いようです。そこで今回は統一感問題を、私なりに掘り下げてみたいと思います。

部屋に統一感をもたせることへの強いこだわり  

記事のいう通り床の色はかんたんには変更できず、ましてや賃貸のお部屋の場合はそこに合わせていくしかありません。新居で家具を買い揃えたいのに、好みの色の床じゃなかった場合、心配なのはとてもよくわかります。

ただ私が最初に感じた違和感は、「統一感」が崩れることへの恐怖感ともいえる反応。統一感はあなたのお部屋にとって重要なことですか?

家具やカーテンは、色だけじゃなく素材やデザイン、サイズなどさまざまな要素から成り立っています。色は一要素でしかなく、それらが組み合わさって家具の雰囲気を作っています。最重要は床の色とあうかではなく、その家具があなたの部屋に必要かどうかじゃないでしょうか。

色があうかどうかが気になる理由

 (1)素材が木の場合に、色合わせがむずかしく感じる

日本の家は木を多く使います。床はフローリング、家具も木製のものがポピュラーだし、価格も手頃なものが多く、選択肢も豊富です。だからこそ気軽に買っているうちに、気がついたら色がバラバラになってしまった、ということはあるかもしれません。

家具が木の場合は、やはり同じ色味で統一させるのは一番簡単で確実な方法です。この場合、できたらメーカーを揃えるのが安心。一口に「ダークブラウン」といってもさまざまで、樹種が同じウォルナットでも塗装や加工方法によって色や雰囲気が違います。

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家具の木の色が揃ってさえいればそれがグループとして一体に見えるので、床の色との色合わせにはそれほど悩む必要はありません。

すでに家具はすべて購入していて、かつ色が全くバラバラで居心地を悪くしている場合は、悩む段階ではなく解決策はすでにわかっているのではないでしょうか。「今までありがとう!」とお礼を言って、気に入っているもの以外は処分するか、メルカリに出品しましょう。

 (2)無印良品などシンプルなデザインの場合、色が重要に感じる

無印良品のようにデザインがシンプルな家具の場合、あるいは全く同じデザインで色だけが選べるといった場合も、悩んでしまうポイントかもしれません。

明るい木を使った家具は、ナチュラル(健康的、自然)やカジュアル(若さ、明るさ)などにあう雰囲気を作るのが得意です。

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一方で濃い茶色や黒っぽい暗めの木を使った家具は高級感(ラグジュアリー、大人っぽさ)を感じます。濃い色の木はウォルナットやローズウッドなど希少な樹種も多く、高級感を連想させるんだと思います。

これも合うかどうかではなく、どんな雰囲気を作りたいのかが最重要ポイント。「床の色にあうか」ではなく、自分が住みたいお部屋をまず考えましょう。床の色とあわない場合でも、「家具をグループとして見せる」「ラグを使う」「視線の誘導先を作る」などで緩和できます。

 (3)好きなものを選んでバラバラになった、失敗経験がある

「自分が好きなもの」だけを選んだのにバラバラになった!という失敗経験があると、次に買う時に怖くなりますよね。これはファッションに置き換えて考えてみましょう。

カチッとしたフォーマルなファッションが好きな方でも、休日はラフな服もほしくなります。もちろんどちらも好きな色やデザインを選ぶはずです。でもそれを混ぜたりはしませんよね。

インテリアの場合移動が少ないので、少しずつ好きなものを集めているうちに混ざってしまうことはありえます。また長い時間の中で好みが変わってきたということもあるかもしれません。

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(写真)家中に散らばっていたシルバーの小物だけをあわせて飾り付け

そんなときは、まず同じ系統のものを集めてグルーピングしてみましょう。色や雰囲気、デザイン(和風なのか、モダンなのか、エスニックなのかなど)をあわせて塊をつくると、ひとつのコーナーが出来上がります。飾り付けもぐっと楽になるはずです。

仮説「心底惚れられる家具がひとつあれば、統一感問題は解決します」

ひとめぼれと一緒で、「どうしてもこの家具と暮らしたい!」という家具が見つかれば、統一感なんて気にならなくなる!というのが私の仮説です。置いてある家具がどれも平板にみえるので、色の統一感が気になってしまう。

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たとえば「これだ!」と思える椅子が一脚あれば、家に帰ったときにそれしか目に入らなくなります(笑)。

自分の部屋を人にチェックしてもらう必要はないのだから、まずは自分を喜ばせる家具をひとつだけ見つけましょう。なんなら力ずくでそこに全体をあわせたくなるぐらいの力強い家具があれば、色の統一感なんて問題はどうでもよくなります。

ひとりでも多くの人に、インテリアを楽しんでもらうために、これからもnoteを続けていこうと思っています。もし少しでもお役に立てたなら、好き!をいただけると、励みになります!


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