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チャイルドコーチングアドバイザーが実践する #子育て中のモヤモヤの晴らしかた5選

子育てをしていると、思い通りにいかないことってたくさんありますよね。

子どもに対してイライラし、きつくあたってしまう。そして、そんな自分が嫌で落ち込む。

パートナーや家族の協力や理解がなく、モヤモヤすることもあるでしょう。

また独身のときとは違い、子どもを育ててみて初めて社会に対して生まれる感情もあるかと思います。

チャイルドコーチングアドバイザーの資格を持つ筆者が、私流の子育て中のモヤモヤの晴らしかたをご紹介します。

1. 指示命令をしない

子どもに対して「〇〇しなさい!」と指示を出すことは、多いかと思います。

「早く起きなさい」「そろそろ着替えなさい」「片付けなさい」など。

朝から晩まで言われる側も疲れますが、言う側も疲れますよね。

おたがい思いどおりにならず、嫌な気持ちになるくらいなら、いっそのこと指示命令をやめてみませんか。


子どもに自分で考えて行動できるようになってもらうためには、内側にある動機を引き出す必要があります。

指示命令をしない代わりに、子どもと同じ視点に立って、子どもの言動を実況中継してみましょう。

例えば、食べるのが遅いようであれば、「ゆっくり味わって食べていますね〜」などと、子どもの行動や様子に注目し、見たままを言葉にして伝えてみましょう。

そうすることで、子どもが自分自身の言動を客観的に見つめ直し、自分で考えて行動するきっかけになります。


一方的に指示命令し、それに服従させる関係ではなく、対等な関係でいることも大切です。

「早く片付けて」と言うのを、「時間になったから片付けようか」と一緒にやるスタンスで言いかたを変えてみるのも効果的です。

また、「先に1問だけ解いてみよう」などとスモールステップで提案し、「できた」という成功体験を積ませることで、やる気を引き出せます。

2. 成長をともに喜ぶ

Photo: pixabay

子育てしていると、自分の子どもを周りの子どもと比べたり、他の親と自分を比べたりして落ち込むこともあるかと思います。

できないことばかりに目を向けていると、どうしても気持ちは沈んでしまいます。今できていることに目を向けてみましょう。

自分が前進したり、自分に可能性を感じたりしたとき、人は誰でも喜びや楽しさ、達成感、自己肯定感を味わいます。

そして、ともに成長を喜びあえることで、幸せだと感じられます。


誰しも、自分の変化には気づきにくいものです。

以前は保育園からの帰宅後は、家事や子どもの世話でバタバタしていたけれど、今はパートナーと協力して効率よく家事が分担できている。

子どもが1人で遊べるようになってきたから、その間に家事を進められるなど。

そういった変化や成長を言葉にすることで、前進しているという実感を持つことができ、気づきや喜びが生まれます。


3. 捉えかたを変える

誰にとっても失敗は嫌なものですが、失敗から得る学びや成長のほうが大きいとは思いませんか。

私自身も、以前は失敗するとひどく落ち込み、ずるずるとその失敗を引きずるタイプの性格でした。

しかし、コーチングという技術を学び、子育てを経験していると、失敗することはそんなに怖いと感じなくなりました。

それは、失敗をマイナスの出来事として扱わずに、「学びがあった」と考えることができるようになったからかもしれません。


また、子育て中は不安を感じることも多いですよね。

「仕事と子育てを両立できるか心配」「慣らし保育がなかなか終わらない」「漠然と将来が不安」など。

不安の原因を明らかにした上で、解決策を考えていくのもひとつの手ですが、「いずれどうにかなる!」と思うことも大切です。


自分の固定観念に押しつぶされそうになったときは、「感情」と「行動」を分けて考えてみることで、感情を脇に置いて行動を起こせるときがあります。

失敗を恐れる感情を受け止めた上で、思い込みを打ち消してみましょう。

「不安だったけど、果敢にチャレンジした」「ミスを考察することができた」このふたつに対して、しっかりと承認をしましょう。

何事にも「とりあえずやってみるか」という気持ちで挑めるといいですね。


4. 自分を認める

  photo:pixabay

自分の子育てに自信を持っている人は少ないかと思います。

特に1人目の子育ては、初めてのことだらけで戸惑うのは当然です。

そもそも子育てに正解はあるのでしょうか。

正解はないですが、「子どもの自立」というゴールはあるかもしれません。


もともと日本人は諸外国の人と比べ、自分に自信がないと悩む人が多いと言われています。

私自身も自信に満ち溢れているかと問われたら、そうではないです。

しかし、今では「自信はあってもなくてもいい」と思っています。

それは自信がなくても、自分の背中を押すことが、可能だと気付いたからかもしれません。


私は、子どもが1歳の誕生日を迎えたときに、燃え尽き症候群のようになった経験があります。

当時、まだ子どもを保育園に預けていなかったため、週6日ほぼワンオペ状態でした。

夫に「やっと1歳になったね〜」と話すと、「まだ1歳になったばっかりじゃん」と言われ、自分の中で張りつめていたものが一気に崩れた記憶があります。

それからは、子どもの誕生日を迎えると「今年も1年よく頑張った」と自分の頑張りを認められるようになりました。


自信はなくても、自分の強みを認めることが大切です。

「強み」と言われると、他人よりずば抜けて秀でていないといけないと思いがちですが、日々子どもを育てていれば、それは十分すごいことなのです。

普段の行動の中でできていることを認め、「強み」として認めてみましょう!

子どものことも日頃から肯定的な視点で観察していると、子どもも自ずと前向きになれます。


5. 気持ちを受け止める

行き詰まっているときの外野からの言葉は、かえって逆効果になることが多いものです。

ただ話を聞いてほしいだけなのに、正論で論破されたり、励ましの言葉をかけられ、返って腹立たしく感じたりした経験はないでしょうか。

思い悩んでいるときに必要なのは、じっくりと気持ちを受け止めることです。

自分が感じているモヤモヤを紙に書き出すことで、客観的に自分の気持ちを見ることができます。

そして、今悩んでいることは「必要な過程」もしくは「成長の証」なのだという視点が持てると、深刻さを軽減できます。


また、解決すべき課題を整理することで、それ以外はできているということに気づけます。

答えが出なくても、その体験から得たものに着目してもよいでしょう。

どんな体験や状況からも、その意味や価値を見出せる力があると、後に美談にできます。


子育て中のモヤモヤをコーチングの技術を応用して、晴らす方法をご紹介しました。

育児に正解はなく、悩むことも多いかもしれませんが、少しでも参考になれば嬉しいです!



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