子育て中に自分らしくご機嫌でいる方法5選
子育てをしていると、自分を優先することはなかなか難しいですよね。
特に子どもが小さいと、常に目が離せず、自分のことは後回しにしがちなんてことも多いかと思います。
子どもの機嫌をとることも大事かもしれませんが、自分の機嫌も上手にとりたいもの。
チャイルドコーチングアドバイザーの資格を持ち、一児の母である筆者が実践している「自分らしくご機嫌でいる方法」を5つご紹介します。
自分だけの時間を持つ
1日の中で15分だけでも「自分だけの時間」が持てると嬉しいですよね。
この時間は家事も育児もせず、「自分だけのために費やす時間」というのをあらかじめ確保するようにしています。
子どもが夢中になってなにかに取り組んでいるときは、チャンスだと思い、自分も好きに過ごしてみてはいかがでしょうか。
子どもが安全かつ自主的に遊べる環境を作れば、ママも安心して過ごすことができます。
子どもが寝たあとに自分の時間を確保するのもよいでしょう。
私は子どもを寝かしつけると、一緒に朝まで寝てしまうことが多いですが、それでも朝まで熟睡できたという満足感があります。
朝早く起きて、活動するのもいいでしょう。
「早起きは三文の得」という言葉があるように、朝の空気を吸いながらウォーキングすると気持ちの良い1日が送れます。
週末には、パートナーと過ごす時間を確保するのもオススメです。
土曜の夜は子どもが寝たあとに、夫と録画した映画を見る習慣をつくっています。
家族で見た映画について感想を共有するのも楽しいですが、子供向けではない映画を見ることもときには必要だと思うからです。
育児休業中は子どもの月齢も小さく、なかなか大人と話す機会も少なくなりがち。
私は猛烈に「大人と話したいな」と思い、夫と映画を見て感想を共有することで、その欲を満たしていました。
映画を見てる間はなにも考えず、映画の世界に没頭できるのもストレス発散になっている気がします。
2. 自分の機嫌は自分でとる
自分で自分を労うためには、自分が何をしたら嬉しいかまず知ることが大切です。
頑張った自分にご褒美をあげることや、手を抜けるところはとことん抜くことで自分を労ってみましょう。
私も育児に役立つ便利グッズや、時短アイテムを上手く活用することで楽をしています。
ママが機嫌よく過ごすためには、家族の協力や連携も欠かせないでしょう。
子育てのゴールである「子どもの自立」に重きを置き、自分の身の回りのことは自分でできるような環境作りや言葉かけを意識しています。
家事はそのとき家にいる人で分担し、それぞれのやりかたに干渉しないのもポイントだと思います。
細かいことは気にせず、任せられることは任せたり、体調がすぐれないときは素直に頼ったりすることも大切です。
子育ては体力も気力も必要なので、無理をせず、まずは体調を整えることが最優先の課題ともいえます。
睡眠不足や疲れを感じるときは、なによりも休むことを優先しましょう。
子育てという毎日続くものを継続するためには、無理をしないことがカギとなります。
常に余力を残した状態で、疲れ果てる前に休むことも大切だと思います。
3. なにかに熱中する
出産後子どもの世話などに追われ、趣味がなくなったというママも多いのではないでしょうか。
趣味を楽しみたいけれど、子育て中は時間にもお金にも余裕がないというのが現実かもしれません。
無理して趣味を見つける必要はないですが、子育て中や子育て後に「趣味」や「好きなこと」、「夢中になれること」がある人は幸福度が高いともいわれています。
子どもの成長こそが生きがいであれば、それは素晴らしいことだと思います。
子どもの成長を通し、自分も成長できるのが子育てです。
子育て中は正解がわからず、自信がなくなってしまう機会も多いもの。
それでも、子どもの成長に目を向け、子育てを楽しんでいけるといいですね。
子育てをしているからといって、自分の趣味を諦めてしまうのはもったいないかもしれません。
なぜなら、身近にいる大人がなにかに熱中して取り組んでいる姿を見て、子どもも刺激をもらえるからです。
なにかに集中して取り組むことは、勉強への集中力などにもつながるといわれています。
子どもが興味のあることを、自分も一緒になって楽しんでみるのもいいでしょう。
自分が推しているものを、子どもに共有してみるのもいいです。
なにかを好きになったり、応援することを通じて新たな可能性ができるかもしれません。
家庭や仕事以外にも自分が活躍できる場や、楽しいと思える空間があることは息抜きにもなります。
多くの経験や知見を増やすことは、人生や生活の質を豊かにするでしょう。
4.できていることに目を向ける
日本人は諸外国の人と比べ、自己肯定感が低いと言われています。
私自身もかつては完璧主義的な考えがあり、自分が思う通りに進まないとイライラすることも多かったです。
しかし、子育てをとおして物事は思惑どおりにいかないのが当たり前、という考えに変わりました。
今では「まあ、いっか」が口癖となり、できないことや欠けてる部分はあまり気にせず、今できていることに目を向けるようにしています。
私たちは1日で最大で3万5000回も決断や選択をしているとも言われています。
そして、そのうちの大半を正しく判断しているのです。
1日にそれだけの判断をしていれば、疲れるのも当然です。
自分のことだけでなく、子どもの安全や家族の生活を支えていると考えると、自分を誇らしく思ってもいいのではないでしょうか。
5.周りや過去の自分と比べない
子育て中に、自分の子どもの成長具合が気になることは、親なら誰しも一度はあることだと思います。
自分の子どもが周りと比べて、なかなか「言葉が出ない」「歩かない」「オムツが取れない」など、気になってしまうことも多いですよね。
子どもが大きくなってから気づくことかもしれませんが、成長が早いか遅いかというだけで、気づいたらできていたなんてことのほうが多いのではないでしょうか。
周りと比べず、自分らしくいることも大切ですが、過去の自分とも比べないことも大事だと思います。
子どもと一緒に遊んでいると、疲労や老化を実感することはないでしょうか。
かつての自分とは同じように動けないのには、ちゃんと理由があります。
出産で受ける身体のダメージは全治2ヶ月のケガに匹敵するとも言われています。
そのダメージを完全に治すことなく、日々授乳や赤ちゃんのお世話などをしているのです。
2ヶ月経ったからといって、出産前や妊娠前の状態に戻れるわけではなく、寝不足など新たなダメージが増えるといっても過言ではありません。
「もう私年かもしれない」と過去の自分と比べ落ち込むのではなく、「立派に頑張ってきた」と自分を認めてみてもいいのではないでしょうか。