宴の後に...
Apple TV 『アフターパーティー』一話30分 全8話
15年ぶりの同窓会、二次会の家で悲鳴とともに人が飛び降り死んでしまいます…落ちた死体は同窓会メンバーの中で最も成功した人物、歌手のエグゼビアでした。
エグゼビアのプラチナヒット曲は“GスポットにⅩマーク”!
ダナー捜査官「私たちは誰もがそれぞれ映画の主人公、同じことが起きても人によって見え方が違う」
こうして容疑者一人ずつ事情聴取していき真実に近づく、いわゆる〝羅生門スタイル〟で話は進められるわけですが…この手垢のついた珍しくも何ともない羅生門スタイル〟のどこが面白いのか
第一話
事情聴取1:インディゴ【モノクロ】回想
ダナー捜査官「まるで訳の分からないインディ映画を見た気分」
事情聴取2:アニク【コメディ】回想
顔の落書きに犯人と同じ筆跡があることを発見!独自に犯人捜しを開始する。
第二話
事情聴取3:ブレット【アクション】回想
第三話
事情聴取4:ヤスパー【ミュージカル】回想
学生時代バンドをしてたヤスパーなので歌いまくる回想。
第四話
事情聴取5:チェルシー【ホラー】回想
一人の死にまつわる話、一話で一人の回想、ちょっとドラマ「13の理由」っぽい構成ね。
回想シーンはそれぞれが映画の主人公のように好きなジャンルで盛って語る物語。
第五話
事情聴取6:誰だっけこの人?【青春学園もの】回想
アニクやブレットの回想には出てこないのに彼自身の回想にはアニクやブレットは出てくる。つまり他の人に彼は全然見えてないモブキャラ “空気”って事…哀しい。
第六話
事情聴取7:ゾーイ【アニメ】回想
第七話
突如ダナー捜査官の回想物語:15年前の若かりしダナー捜査官がどうして警官になりこの殺人事件解決にこだわるのかが語られます。
とみせかけて、このダナー捜査官の回想の中に事件解決のヒントがあったという展開!
第八話 最終話
事情聴取8:ゾーイの娘マギー【カートゥーンコミック】回想
そしてついに全員の事情聴取を終えダナー捜査官がたどり着いた結論は
「自分の人生に納得してなくて面白おかしく大げさにでたらめを盛って話す奴が…犯人だ!」
←いや、全員そうだよ!と爆笑。
さてはて犯人はいったい誰なのか、この中にいるのか?そして、みんなに幸せは来るのか。
ちなみに第一話の冒頭でダナー捜査官が部屋の水に滑って転びそうになりますが、最後の最終話でこの水の正体も分かったりして大爆笑!という伏線ギャグになってたりします。映画「21ジャンプストリート」の製作チームのドラマだけに細かいネタ、ギャグばかり。あとやけに映画ネタが多い。最後まで見て全員の関係性やネタが分ったところでもう一度観るとさらに面白い。
私が回想を語るときはレゴ風で!
ではまた。