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【奈良・天川村】全国のUGG店長たちと植樹をしてきました!

私事ですが、早、入社して1年経ちます!🎉🎉
昨年8月、コロナ真っ只中に入社してからオンラインミーティングが続く中、先月なんと、全国のストア・マネージャー(店長)が集まるストア・マネージャー・コンファレンス@奈良県天川村に参加できました。

奈良県、天川村

SMC(ストア・マネージャー・コンファレンス)は、毎年行われる全国のUGG店長・副店長のミーティングです。本社からも各部門長や、スペシャリストが参加します。SMCでは業績・ビジネスプランの他にも、オペレーションのアップデートや、各部門からの発表など、様々なトピックについて話し合います。

では今回なぜ奈良県天川村集まったのか。
Deckersは、昨年8月から一般社団法人『more trees(モア・トゥリーズ)』と共に、奈良県・天川村に『UGG®の森』を育てるための活動を始めました。詳しくはこちらの記事をご覧ください。プロジェクトがキックオフされるやいなや、Deckersの社員から「植樹をしたい!」という声が沢山上がり、今回天川村で植樹活動も兼ね、SMCが開催されることになったのです。また、天川村SMCを通して少しでも天川村の経済に貢献したいという気持ちもありました。

1日目 植樹活動・天川村見学

今回は1泊2日、計58名で天川村に滞在しました。
まずは植樹活動を行い、その後3チームに分かれそれぞれ天川村見学を行いました。

『UGGの森』の看板。
緑のネットは植樹がされているエリア。
冬はスキー場になっているため、
スキー観光客がこの看板をみて「なんでここにUGGの看板が!?」と驚かれるそうです笑

実際に植樹をしたエリアは、冬はスキー場として楽しまれているエリアです。そのため斜面が急なうえ、霧も深かったので、苗を持って上に上がるのがとても大変でした…!苗も、下の写真のとおりなかなか大きかったです…! 

4人ずつチームになり一束の苗を植えました
一束の苗を緑のネットで囲います

今回植えたのは、キハダという種類で、この地域に古くから伝わる薬『陀羅尼助丸』の原料となるものです。植樹の手順は、まず土を掘り、苗を植えます。しっかり植えた後は、土を足で踏み固めます。最後に上の写真にある緑色のネットで囲います。これは苗が動物に食べられてしまわないよう、苗を守るために張るものです。このネットをしっかり張らないと、小さな隙間から鹿やイノシシが入り込み折角植えた苗を食べてしまうそうです。私が植えた苗は他の苗よりも細く、曲がっていたため、また来年しっかり育った苗を見に行きたいです...!

今回『UGGの森』の活動に実際に手を動かし参加することで、今まで以上にボランティア活動や植樹に対して興味と理解が深まりました。そしてブランドと自分の距離もぐっと近づいた気がします。採用担当をしていると商品やブランドに触れる機会が少なくなってしまうのですが、今回の活動を通してもっと胸を張って「自分もUGGというブランドを作りあげるメンバーの一人なんだ」と言えるようになった気がします。そしてそれはきっと、普段ストアという最前線でブランドを引っ張ってくれている店長の方々も感じられたのではないでしょうか。

実際に活動が行われているエリア。霧が深くて異世界感があります。
シャベルで土を掘るDeckers代表(職務執行者)の伊藤ビリーさん。
プロの方々に教えていただきながら行われました。
土を掘るUGGのマーケティング部長Mさん。

余談ですが、初めてのSMCでド緊張していた私は、なぜか絶対UGGを履いて植樹をしないといけないと勝手に思い込んでいました。上司の人事部長が「斜面だし土がぬかるんでいるから、植樹にはHOKAを履いて行く」と言っているのを聞き「なんてアウトローなんだ!」と、部長が白い目で見られるのではないかと勝手に心配していたのですが、当日は沢山の人がHOKAを履いていました。それを見て、スーツケースに恐る恐る忍ばせていたHOKAを引っ張り出し、入らなくなったUGGスニーカーとPCを部長のスーツケースに入れさせていただいたのは今では良い思い出です。その節は大変ご迷惑をお掛け致しました。
因みにSMCにはHOKA、TEVAの他ブランドの社員も参加しています!

天川村ツアー

植樹活動が終わったあとは、それぞれ3つのグループに分かれ村の見学を行いました。ご興味のある方は是非、ウェブサイトをご覧ください。夏場はキャンプ場、冬はスキー場として賑わう魅力たっぷりの村です! 

1.      龍泉寺での水行
https://www.vill.tenkawa.nara.jp/ds/
2.      女人結界門
https://www.vill.tenkawa.nara.jp/ds/modelcourse1.html
3.      面不動鍾乳洞
https://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/spot/5163/

ちなみに私は人生初の鍾乳洞に行って参りました!お洒落にライティングされているなか野生のコウモリを見るという、なかなかレアな体験ができました。見学が終わった後は村の宿に戻り、温泉につかったあと美味しいお夕食をいただきました。夜の村には提灯がともり、『千と千尋の神隠し』のような雰囲気を楽しめます。昔ながらの趣のある村ですが、お洒落なバーなどモダンさも兼ねそろえてるので、日本人は勿論ですが、外国人受けも間違いないです。また旅行でゆっくり楽しみに訪れたいと思います。

お部屋からの景色です。
趣のある景色を見ながら、必死に次の日のプレゼンの練習をした思い出のスポットです。
村から鍾乳洞まではこのトロッコで行き来できます。
結構な急斜面なので、くだりはなかなかスリルがありました。

2日目 SMC 各部門プレゼン

2日目のプレゼンでは各部門からの発表や、チームビルディングを目的としたレクリエーションが行われました。思い出に残っているのは、マーケティング部門があの!渡辺直美さんが「FEELS LIKE UGG」のグローバルブランドアンバサダーに起用されたと発表したときの会場のどよめきです。そして渡辺直美さんが起用されているコマーシャルが、渋谷スクランブルと表参道駅で流れるとアナウンスされた時は拍手喝采がおきました👏 渡辺直美さんはUGGの多様な個性や大胆なスタイルを表現するのにドンピシャのタレントだと思います。渡辺直美さんのボディ・ポジティビティは私もとても共感しているので、個人的にもとても嬉しいニュースでした。

人事からのプレゼンでは、「採用、定着性やエンゲージメントといった分野にどうSMの働きかけが不可欠なのか」というお話をさせていただきました。話している途中にSMの皆さんがメモを取ったり、真剣に頷いてくれているのをみて、SMとしてストアの環境を良くしたいと思っている気持ちが伝わりました。発表以外にもSMの方々のお話させていただき、SMとして自分のストアメンバーを支えたい、最高の環境を作ってあげたいという気持ちが感じられてとても刺激をうけました。

SMCでは、more trees事務局長の水谷氏からと
天川村地域林政アドバイザーを務める杉本氏からセミナーを実施していただきました。
世界と日本の森づくりの現状や、植林を行う意義、天川村とキハダの関係性についてご紹介いただきました。

店長をはじめ、実際に働いているストアメンバーのインタビューを公式サイトで紹介しているので、是非!読んでいただきたいです。インタビューからも皆さんのCSRやブランドへのパッションが確実に伝わると思います。このインタビューをはじめて読んだ時、私の中の「ストア=販売」のイメージが崩れました。ストアの皆さんは自分が売ったUGGを通してお客様らしいファッションを楽しんでもらったり、CSRに貢献することが目的なんだなと感じました。売り上げは勿論大切ですが、「商品を売る」のはツールであって、目的ではないんだなと。その先にある、商品を通してお客様や社会に貢献することが、皆さんの目指していることだと感じました。そんなストアの人たちが「自分らしさ」やパッションを持って働けるのも、SMの方々のリーダーシップや考え方のおかげだと今回のSMCを通して改めて感じました。


最後に

ブランドの活動にDeckersの一員として自分も植樹という形で貢献させてくれたことでこの会社に入社して良かったと改めて思えました。
この大人数を全国から集めて出張させるのは、なかなかコストがかかったのではないのかと、、、
それでも会社、従業員、ブランドの考え方とパッションを支えてくれ、Deckersのメンバーで良かったと誇りに思えました。