不祥事が多発する企業とは
【ハートグラム】
今年も、振り返ってみると色々な出来事がありましたね。
その中で、伝統的な大企業での不祥事が多発していました。
製品検査の数値改竄や隠蔽。
この調査にあたった第三者委員会に提出する資料を、上司がチェックしてから提出させるとか。
株主総会の運営に問題があったとする報告を握りつぶしたり。
パワハラによる社員や内定者の自殺などという、悲しい話もありました。
世間で常識ある人から見れば、なんで?ということがたくさん出てきました・・・
人気の大企業に就職できるわけですから、新人の時には「優秀」な人材ばかりなのでしょう。
でも、大企業というのは世間とはかけ離れた組織運営がされることが多いです。
「ムラ意識」が強く、人の意見を聞かないワンマン(裁判官タイプ)がリーダーシップを握ることが多いからです。
そして、リーダーの言うことに従順な「犬タイプ」ばかりが引き立てられてゆきます。
一言で言えば、「上にぺこぺこ、下に偉そう」なタイプが、出世します!
風通しの悪い閉鎖的な組織ですから、キリギリスタイプは衝突して飛び出してしまいます。
天使タイプも、正常な組織運営をしようと試みても、影響範囲は一部署に留まっていることが多いです。
アリタイプは便利屋として使われることが多いですね。
犬タイプは、じっと我慢して組織にしがみつきますが、メンタルダウンするリスクも高いです・・・
学生時代には勉強ができた人たちですが。
社会人になって、テクニカルスキルに秀でた人たちですが。
コンセプチュアルスキルも持ち合わせていますが。
ピープルスキルが根本的に欠けている人が出世します。
もしくは、自分の本音を押し隠して、組織の雰囲気や上司の意向にひたすら従うしか無いと諦めています。
終身雇用で、会社が社員の物心両面でのお世話をしてくれる時代は、過去のものになろうとしています。
当たり前のことを、当たり前にできる組織。
おかしいことを、おかしいと言える組織。
裁判官が多くて、犬も多い人の組織は、不祥事が多発するのです。