「社長」と「経営者」の大きな違い
「社長」になるのは、実は簡単!
こんなこと言うと、サラリーマンの方はびっくりされるでしょうね。
株式会社であれば、30万円あれば行政書士に登記してもらって、印鑑も作ることができます。
会社を設立するのは、実は誰でもできるのです。
今の会社で社長になると考えるから、難しいのです。
でも、「経営者」になるのは、とても難しい・・・
総務省の統計によれば、今の日本で10年継続している会社はたった5%!
ほとんどの会社が、景気変動の大波に飲み込まれたり、経営不振で事業を続けられなくなってるのです。
今朝の経営者勉強会でも、70代のベテラン経営者がこのことをおっしゃっていました。
お父様が創業した2代目でしたので、父親の引退とともに社長になりましたが。
自分が「経営者」だと言う自覚が芽生えたのは、ずいぶん後のことだったそうです。
日本経済が右肩上がりだった時代でしたので、それでも社業を発展させて、息子さんにバトンタッチできましたが。
息子さんは、さまざまな新規事業にチャレンジしているそうです。
経営者は、どんな状況でも会社を維持しなければなりません。
コロナだの、天候だのといった自分のコントロールの及ばないことでも責任を負わなければなりません。
社員や取引先、経営戦略など自分の決断でなんとかなる範囲なら、まだ可愛い方です。
それでも、重い荷物を背負って歩いてゆくのが「経営者」。
「社長」と持ち上げられることが多い世の中ですが、「経営者」でいる限りは、学び続けなければいけないのです。
年末年始にゆっくりする、と言う感覚は無いでしょうね。
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