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PDCAはもう古い!

PDCAという言葉を聞いたことがある方は多いことでしょう。
20世紀に流行した問題解決手法です。
計画を立て(PLAN)
しっかり実行し(DO)
結果を確認し(CHECK)
改善行動を行う(ACTION)
こうした頭文字をとったものです。
研修などで学んだこともあるでしょうし、上司から指導を受けることもあったでしょう。
私も、もちろん教えています。

でも、コロナショックで先が見通せない中で。
計画にこだわるマネジメントは、破綻しています。
いつコロナが収束するかなんて、誰にも予想ができません。
それなのに、当初立てた計画にこだわっても、達成もできなければ改善もできません。
そこで計画達成を押し付けられても、無力感とやらされ感がつのるだけ。
上司や組織に対する不信感が大きくなるだけです。

今やるべきことは。
最悪の状態を、いかにして少しでも改善するか、と考えることです。
「こうしたら、うまくいくんじゃないの?」と考えて。
リスクが小さいことから始めてみることです。
これを「仮説思考」と言います。

「仮説」ですから、確実な未来があるわけではありません。
でも、やってみないことには最悪な状態が続くだけです。
可能性があるなら、まずやってみよう!
そう考えて、行動してみることです。

でも、日本人にはなかなかこういう考え方が馴染まない・・
アベノマスクやGO TOキャンペーン、10万円の給付金など。
反対意見を言う人の言葉を聞いていると、完璧でないといけない、間違いがあってはいけないと言う思考に囚われすぎています。

もちろん、間違いがあってはいけません。
政策には優先順位があり、効果があるものからやることが大切です。
でも、何か行動を起こさないと、何も変わらない。
状況を観察して、「これだ!」と思ったら、やってみることです。
批判することを賢いことだと勘違いしている人が、マスコミにはまだまだ多いです。

ビジネスの現場は、変化する現実に合わせて柔軟に対応することが何よりも大切。
安定成長して変化が小さい20世紀には、PDCAが有効でした。

でも、先行きが見通せないコロナの時代には。
まず、状況を観察して(OBSERBATION)
その状況を判断して(ORIENTATION)
こうやったらうまくいくのでは?と決断して(DECISION)
実際にやってみることです。(ACTION)
その上で、結果を反省して改善すればいいのです。
このOODAサイクルを、いかに早く回すかがカギとなります。

計画にこだわりすぎるのは、もうやめましょう。
確実な未来を期待したり、2019年の状況に戻ることを期待するのも、やめましょう。
今の状況を、どうやったら改善できるのか?
不確実な未来に挑戦するのは大変ですが、チャレンジする勇気と知恵を持ちたいものです。


OODA仕事術は、こちらから学ぶことができます。

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