ドイツの素敵なところ: Pfand制度
こんにちは🐶
ドイツは環境に対する取り組みで有名な国ですが
中でもすっかり実生活に根付いてしまって
日本でも是非採用してほしいという制度がありましたので、紹介します。
Pfand制度の紹介
概要
Pfandは英語に直すとdepositになります。日本語で言えば預かり金ですね。
ドイツでは、ほとんどのペットボトルや瓶の売価に容器のデポジット料金が含まれており、容器を返却するとそのデポジット料金が還元されます。
だいたいデポジット料金は€0.25(=30円)です。地味に高いですよね。
なので容器を捨ててしまうのはちょっと勿体無いです。
Pfandが適用されている容器はバーコード付近にこんなマークがありますし、
また店の商品カードにもPfand料金がいくら含まれているかの記載があります。
利用方法
溜まったペットボトルや瓶は、
スーパーマーケットに設置されてるPfandautomatという機械で処分可能です。
ここに30個ほど放り込んでいくと….
こんな額になります。(€7.50 = ¥1,000😳😳)
このレシートを商品と一緒にレジに出せばその料金分代金が差し引かれますし
レシートだけを持って行って、お金だけ返してもらうことも可能です。
スーパーマーケットを例に出しましたが、街の酒屋さん(Getränkmarkt)やキオスク(Spät)でも同様の対応をしてもらえます。
また、この機械の下部ではビールケースなどを丸ごと投入することもできます。
週末などは他のお客さんが溜まりに溜まった容器を返却してたりするので、待ち時間がかかるかもしれませんので注意です。
おかげで我が家はゴミがなくてスッキリ💖
それどころか家計も地味に助かってます🤗
(多分短いこの生活でも既に€50くらいはPfandしたんじゃないんでしょうか…)
ちょっと話は逸れるのですが、
ベルリンでは日本とは違ってホームレスの方をよく見かけます。
ショッピングモールなどで飲食していると、にわかにホームレスの方が寄ってきて飲み終わったペットボトルをくれないか、って言ってきたりします。
そんな時は怪訝な顔せず、どうか渡してあげてくださいね。
(決して変態さんじゃないです!….たぶん)
実際私も30本のペットボトルが€7.50になったわけですし、
ビールや水が€0.50、プレッツェルが€0.30で買える国ですから
私には想像も及ばない世界ですが、きっとペットボトルの収集だけでも
何とか糊口を凌いでゆけるんじゃないかと思ってます。
話を戻しまして、
家計も助かれば人助けにもなると言う素晴らしきPfand制度。
こんなに身近にメリットを感じられるエコ制度って
寡聞にして知りません。
日本というより、世界各国でも導入されればいいのになぁ、と思います😄
ドイツに来られた際にはぜひ利用してみてください。