子育ての終わり、その後について

今年で49歳
子育てして、15年

不妊治療中に会社を退職し
妊娠し出産
子どもが5歳になり、幼稚園に行くようになってからパート勤務を開始
同時に引っ越し
子ども7歳で正社員勤務へ
子どもの学校行事、病気対応 99.9パーセントを私が担い
一年の半分ちかく、夫が出張でいない我が家は、ほぼ母子家庭状態
そんな中息子は、中学3年生になった
今度の春から高校生になる

息子は、あと3年で高校を卒業し家を出て行くんだと思う。
そう、あと3年・・・一緒に暮らせる時間が見えてきてしまった。
絶対に高校卒業後に家を出るわけではないけれど、可能性はかなり高い。

この15年、妊娠が分かってからだと16年
自分のことより、息子のことを中心に生活してきたし、私はそうしたかったし、そこに全く後悔はない。
むしろ、同じ親なのに環境の変化がほとんどなかった夫は、損してると思うし、私の方が環境の変化や色んな経験をして、より感情豊かな16年を過ごすことが出来て幸せだったと思う。母親になれて本当に良かったと思っている。

恐らくあと3年で子育てがひと段落しそうな気配。そろそろ心の準備と環境の準備をしないといけない時期が来ている。

この16年間の生活の8割近くを息子の成長のために費やしてきて、その8割が3年後「ゼロ」になったら文字通り「抜け殻」みたいになりそう・・・。

ここに来て、ふと
世の中の子育てを終わった先輩お母さま方が”韓流”にはまったりしているのは「ゼロ」を埋めるためなのね、と納得し。
そして、自分がここ最近推し活を始めていることに気づき、これって「抜け殻」になるときにための防御行為なんだなぁ、と実感。

それまで、子どもに費やしてきた生活の8割の力が、子育て終了後に夫に向かないのは、子育て期間の苦楽を共にし、子育てに自分の生活を費やしてきた「同士」ではないからなんだろうな・・・。
夫は子どもが独立しても「ゼロ」にはならないし「抜け殻」になる事もない。子育てが終わって、仲良くしているご夫婦はきっと同じくらい「抜け殻」になって、同じくらいの量の「ゼロ」になるご夫婦なんだろうなと、推測する。

我が家は残念ながら、そういう夫婦になられそうにない・・・。
だからきっと、私は私の推し活に時間と気持ちを費やし、できなかったこと、やりたかったことを始められる、ご褒美タイムが始まるのだ!

もちろん、夫は会社に勤め働いてくれたし、稼ぎは家庭に入れたし感謝はしている。
(あれ、夫はATMってホントこのことねっ笑)
子育てに妻と同じ熱量で関わらなかったのであれば、文句を言わずATMになり、老後に妻が「推し活」に精を出し始めても文句を言わずにいておくれ。

働いてて年金もらえる妻なら、老後の夫ってホントに必要ない存在になるわけで。
むしろ、家事が一人分増えるくらいなら、いない方が楽だよな。。。
でも、嫌いじゃないし、悪い人でもないから、ほど良い距離で老後を過ごせたらいいと思う。

もし、夫から何らかの理由で離婚を切り出されても「はぁ(# ゚Д゚)?お前が言うか?」とは思うだろうけど、「別れたくない!!」とは思わないだろうな(笑)

結婚当初の「愛情」からはもう「愛」はないので「情」だけが残り
日々の生活にさほど支障がないので、残りの人生残った「情」で惰性的に、それなりに、楽しく過ごしていけたら良いと思う。

あと3年
私の残された子育て時間を楽しんで、息子と一緒に生活できる今を過ごしていきたいと思う。

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