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アデレードのランドルモールで号泣した日
スタートアップ:夢の扉
のシーズン1を観ていて「人の存在の温かさ」をじーんと感じました。
まだシーズン1やのに、もう泣いてしまうという。笑
”フランクフルト屋のおばさんが道端で出会った見知らぬ男の子に、行く当てがないのなら自分のお店に泊まっていいよ”
というシーンを観ていて思い出したことがあります。
私はアデレードに住んでいたとき特にどうしようもない孤独を感じていたんです。
ブリスベンに到着した時は住む場所は決めて行ってたし、
タスマニアに住む時はリタとマックスが一緒やったから寂しくはなくて
でもアデレードに行った時は住む場所も決めず、知り合いもおらず
一人ぼっちでアデレードに降り立ってしまったので
めっちゃ孤独でした。
アデレード初日、バックパッカーズホステルに一旦泊まって、落ち着いてこれから住む場所を探そうとAdelaide Backpackers にとりあえず一泊予約して、
ここが良かったら1週間くらい住もうかなくらいで考えてたんですけど、
階段は多いし、シャワー使いずらいし、古いし暗いし、キッチンは狭いしあんまり綺麗じゃないし、洗濯とかしにくそうやって
あ、ここに長く滞在するのは無理や。
って思いました。
二段ベットが3台の6人部屋だったんですけど
すでにいたのは一人だけで、ベットで寝てるし話しかけれそうな雰囲気ではなくて
一通り寝る服とかタオルとか必要なものだけ明るいうちに出しておき、
晩ご飯を買いにアデレードのランドルモールまで歩いていきました。
そこで、なんだかほんまにひとりぼっちすぎて、寂しすぎて、
一人で号泣したのを覚えています
あの時はほんまになかなかの孤独を味わいました。
とりあえずインスタントヌードルをスーパーで買ってキッチンでお湯を沸かして食べて、絶対明日にはここを出る!と意気込んで、タスマニアにいるときに知ったワイン工場の仕事の紹介している日本人が経営しているShingo's Backpackersを予約しました。
とりあえず日本人が経営してたらある程度綺麗かなぁと思って
それでそこに移ったのですが、やっぱり相部屋じゃなくてひとり部屋に住みたいなあと思ってフラットメイトというサイトを使って部屋を探したのですが、なかなか部屋が見つからず。(アデレードは学生が多い街でワーホリ人は少なく部屋を短期間で貸してくれるところがなかったのです。)
ようやく短期間でも滞在できるお家を見つけ、インスペクションをしに行きました。オーナーにちょっと違和感を覚えるも、とにかくひとり部屋で住めるのならいいかと思い、とりあえず1週間住んでみたいと伝え、住み始めることに。
住み始めると嫌な予感は的中。
キッチンの隣がオーナーの仕事場で作っている最中ずっと見られていたり、
お水で野菜を洗ったり食器を洗う時に流すお水はそのまま流せなくて、全部ボウルに貯めてお庭の植物にあげなくてはいけなかったり(え、洗剤も水に入っているのにそれ植物にあげていいん?みたいな。)
私が住み始めてから1週間も経たない間に5人住んでたうち3人が出て行っちゃうことに。(そのフラットメイト達もオーナーのことを不安に思ってた。)
極め付けに、1週間立つ前日に、もし住み続けるのであれば1日30ドルの鍵代を要求されました。(鍵代?そんなん聞いたことないんやけど!)
とにかくなんか怖くて、やっぱりここに住み続けることはできひん!
もう今日ここを出る!と心を決め、家を出たうち一人のカーリーに相談。
すると、カーリーが「自分が住み始めたお家の物置部屋にベットが一つあって、そこはフラットメイトのポールの息子が泊まりに来るときだけ使うから、数日そこで滞在して住む場所を探し!!ポールにはもう伝えたから!」って
言うてくれたんです!!!!!
カーリーと出会って3日目くらいの出来事でした。
そしてどこの誰とも知らず受け入れてくれたポール!!!!ありがとう!!!!
もうそう言うてくれるんやったら出るしかない!
って思ってオーナーにはもう出ますと伝えて鍵を返却してすぐカーリーが車で迎えに来てくれてそのお家に到着!
ポールにはじめまして!ほんまにありがとうございます!
滞在する場所見つかるまでしばらく泊めさせてください!ってお願いして
1日が過ぎ、
2日が過ぎ、、
3日が過ぎ、、、部屋は見つからず、
見つかるまでいてくれていいよ!て言う言葉に甘え、
1週間が過ぎ、、、、
そんなこんなで、もしあれやったらここで住んでくれてもいいよ
ってカーリーとポールが言ってくれて
1週間のレントを決めて正式にそこに滞在することになりました!!!!
2週間に2日はポールの息子くんが泊まりに来るので
その時はリビングのソファで寝て。
結局5ヶ月ほどそこで滞在させてもらいました。
なんという出来事。笑
今ちゃんと思い出すと素晴らしい出来事やったなあと思います。
オーストラリアのワーホリを始めてオーストラリア人の友達が出来たのも初めての経験でした。
2人に何かあった時は相談して、
励ましてもらい、応援してもらい、アドバイスをもらい
家族のようにあたたかくしてもらいました。
アデレード初日に号泣したけれども、こうやって素敵な人と出会えたことに繋がったのでアデレードに行って本当によかったと思っています。
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